第48回ちば東洋医学シンポジウムに初参加しました!
2024.03.23の夕刻に千葉市の三井ガーデンホテルで開催された第48回千葉東洋医学シンポジウムに初参加させていただきました。
ツムラ主催の研究会なので漢方薬主体の発表ではありましたが最先端の外科治療分野でも漢方薬が重用されているとお聞きして嬉しい限りです。
久しぶりに急性期の医師の方々の発表に懐かしい用語が溢れておりました。
当日のプログラムは以下の通りです。
「東洋医学」≒「漢方薬」であること,少なくても保険医療では純然たる現実であること受けとめております。
しかしこんな良質な研修会になぜ千葉県に大勢いる鍼灸師が参加していないのかとても不思議に思いました。
このシンポジウムに集う病院勤務の急性期の医師は少なくとも東洋医学の理解者であり,これから応援者にもなっていただける存在だと思うんです。
最近の私が本音で言わせていただけるなら,「鍼灸師自体が医療から離れてしまっている」じゃないでしょうか?
明治時代まで間違いなく日本の医療の中心は漢方薬+鍼灸であったと思うんです。
それが現代では鍼灸と言うと「肩こり」「腰痛」「美容」が対象って印象を国民が持つように成り下がっているんじゃないですか?
そのままでいいんですか?
現代医療が素晴らしい,,それは間違いないです。
でも漢方薬も鍼灸も時代遅れのオワコンでしょうか?
アフリカやインドはもとより現在の日本や欧米でも漢方薬も鍼灸もとても大切な医療資源じゃないですか?
民間療法,伝統医学そんなオワコンだけなのでしょうか?
私は臨床治療の中で痛感してます。
少なくても「お灸」はオワコンでない。マルチファーマシーに苦しむ現代の患者さんたちの福音となりえる可能を信じてやまないからこそ,今ここで日本に伝わる艾をひねるお灸を伝えようとしています。