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『経理がゆく 現地訪問記 vol.2』 SANJO PUBLISHINGの3人編(新潟県三条市)

 こんにちは!「ではまたいつか。」と、現地訪問記vol.1の最後で言っておいて、すぐに登場する一般社団法人Next Commons Lab(以下NCL)の経理担当です。前回訪れた「絵本の店omamori」と同じ、新潟県三条市で活動している3人を紹介したくなり、こうしてまたのこのこと出てきてしまいました。

 今回紹介する3人は、NCL三条の拠点である、SANJO PUBLISHING(通称サンパブ)で日々奮闘中の、編集担当の水澤さん、喫茶担当の米山さん、本屋担当の町田さんです。経理担当の出張目的はサンパブの経営会議でしたが、彼ら3人の「今」が面白いんです!もし、お近くにお越しの際には、本を買いに、ご飯を食べに、彼らに会いに、サンパブを訪れてみてくれると、嬉しいです。


編集担当の水澤さん
 
今回訪れた際の水澤さんはともかく忙しそうにバタバタと、お店を出たり入ったりしていました。打ち合わせや取材が立て込んでいるようです。水澤さんと話していると、思いもよらないタイミングで、思いもよらない方向から冗談が飛んできて、ふと笑わせてくれるので、そんなところが私の好きなポイントです。そんな水澤さんの魅力が町の人にも伝わっているのでしょう。水澤さんを尋ねてくる人がこの2日間だけでもたくさんいました。


 編集室はこれから、サンパブの3階で何やら始めるようです。コワーキングスペースだとか、写真室をつくるかもとか、噂が飛び交っていますが、今まさに構想中とのことで、編集室がこれからどうなっていくのか楽しみです。お近くの皆さん、取材や制作物のご相談がありましたら、サンパブ編集室水澤さんまでおねがいします。


喫茶担当の米山さん
 米山さんはナイスちょんまげをしていました。どうでもいい情報ですが、昔から私は長髪の男性が割と好きでして......ちょんまげ、いいですよね。それはさておき、会議中に米山さんに入れてもらった緑茶が、昆布が入っているのかと思うほどの旨味がして、美味しかったです。お茶請けもとても気が利いていました。ただ、そのお茶請けがお猪口に入っていたせいで、お酒に目のない経理担当は、業務中にもかかわらず日本酒を飲みたくなりました。「どうしてくれるんだ。」と米山さんに言うと「それが狙いです。」と飄々と言っておりました。今思えば、米山さんの狙い通りにお酒を飲んでしまえばよかったと思いますが、真面目に仕事をしてしまったことが悔やまれます。

 そんな飄々とした米山さんのこだわりのナポリタンがサンパブで食べられます!実は私もまだ食べたことがないので、次回こそは食べたいです。もしかしたら、米山さんの気まぐれ日替わりランチもあるかもしれません!


本屋担当の町田さん
 町田さんは、先月から「みんなに届け!ぼくの推し本」と題して、町田さんの好きな1冊の本をとにかく推して推して推しまくるという企画を始めています。記念すべき第1回は『うしろめたさの人類学』(著:松村圭一郎)で、町田さんのバイブル的一冊だそうです。三条の小さなまちの本屋さんが一つの本を100冊仕入れるという恐るべき熱量で開催しました。著者の松村さんをお招きしてのオンライン読書会も開催し、好評だったようです。

 今回、そんな町田さんは、「ぼくの推し本」企画の次回開催に向けて準備を進めていました。今後、ノベルティのポストカードをサンパブで印刷するために、3階編集室にあるリソグラフ(版画のように色毎に重ねて印刷する印刷機)の使い方を勉強していました。リソグラフは少し扱いが難しい時があるようで、今はまだ、機械の方も町田さんの方も、お互い少し距離をとって見つめあっているような、そんな感じがしました。早く仲良くなると良いです。第2回「みんなに届け!ぼくの推し本」の開催も近いようですので、こちらも楽しみです。


ではここで、訪問時のサンパブでおすすめしていた本を2冊ご紹介します。

『ちゃぶ台 二◯二二年 秋/冬号』ミシマ社
 特集記事と、色々な作家さんが書いた物語や記事が集められている雑誌です。これに関してはサンパブが載っている!ということに尽きます。サンパブが載っているんです!嬉しいので2回言いました。
 
■『サンタクロースの冬休み』(作:マウリ・クンナス 訳:いながきみはる)
 町田さんがこの絵本の魅力について力説してくれました。紙面いっぱいに描かれた小人の一人ひとりの表情が豊かで、見るたびに発見がありそうな楽しい絵本です。クリスマスの本かと思いきや、大忙しのクリスマスを終えたサンタクロースと小人の冬休みの話なので、まさに今の時期にぴったりの絵本です。町田さんが小さい頃に兄弟で夢中になって読んでいた本だそうです。 


 ちなみに、上記のおすすめ本、私の訪問時にはありましたが、今もあるかはわかりません。何があるかはわからない、そのときだから出会う1冊を楽しめるのもサンパブの面白いところです。行く度に変わる本棚の風景に、掘り出し物を探しに行くような感覚になります。一部の本はオンラインストアでも販売していますので、是非覗いて見てください。

 今、三条は雪が積もっているようです。接着剤のついた椅子(※現地訪問記vol.1参照)に座って、雪かきをする3人の姿を想像しています。みんなの大変そうな顔が浮かんできます(頑張れー!)。そんな3人の顔を見に、また雪の三条にも行ってみたいなぁ、と思っている経理担当でした。ではまたいつか。

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※2022/12/27(火)~2023/1/4(木):年末年始休業中

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