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2024年3月のトマムスキー旅行 (その3)

その1,その2からの続きです。この回をいれて、あと二回(その4まで)で終りたいと思ってます。お付き合いをどうかよろしくお願いします。


1.サンライズゴンドラ

二日目(3月17日)の朝は4時に起床しました。
ウィンターシーズンの雲海ゴンドラは午前9時から動き始めます。ですので、本来はそんなに早起きをしなくても良いのですが…。

ところが、旅行前にチェックしていた公式Xに ”サンライズゴンドラ” という案内があり、3月10日と17日には早朝からゴンドラに乗車できるとのことでした。もちろん、参加させて頂きました。
その時のことは別の記事で報告していますので、よければ読んで下さい。

上の記事の文末に書いたとおり、ビュッフェスタイルの "ニニヌプリ" で朝食を頂きました。外食はなるべく控える主義の私達ですが、朝食は宿泊費に入っているのでしっかり行きました。ただ、1時間後には滑り始めますので、量はセーブ気味にしたつもりです…汗)。

ニニヌプリは奥の壁全面がガラス窓になっており、外の景色を眺めながら食事ができます。"森のレストラン" というキャッチフレーズの通り、木々の枝に残った雪が雰囲気を出していると思いました。

2.二日目の滑走開始

底冷えのするトンネルウォークを通って、ホテルに戻ります。すぐにスキーウェアに着替え、ヘルメットやゴーグルを用意して1階に降ります。ロッカーから板とストックを取り出したら、エントランスに出て二日目の滑走となりました。
時間は、8時30分過ぎ。45分からタワーエキスプレスというリフトが動きますので、それに乗ってサンシャインコースに行き、ロードトゥゴンドラという連絡路を滑ってトマムマウンテン側へ行きました。

星野リゾートトマムの公式サイトのマップに加筆

3.二つのマウンテンと連絡路

上のマップの青い丸のエリアがタワーマウンテン側で、リゾナーレとザ・タワーといったホテルは、こちら側にあります。オレンジの丸が、霧氷テラスやそこに向かうゴンドラがあるトマムマウンテン側です。
スキー場がそのようなつくりなので、ホテルからゲレンデを滑って霧氷テラスに行くには、ロードトゥゴンドラ(緑色の直線)という初級コースを下るのが唯一の方法になります。

今回の滞在では上手く撮影できなかったので、上の動画は今年2月24日に撮ったものです。タワーマウンテンからトマムマウンテンへ連絡する林間コースの雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。

また、トマムマウンテンからタワーマウンテンへ帰るには、ロマンスチェア(紫の直線)というペアリフトが唯一の方法になってます。

4.トマムマウンテンの初級コースに挑戦!

この日 (3月17日) の午前中は、あまり滑ったことのないトマムマウンテン側の初級コースに挑戦してみようと妻と話し合っていたので、先ずゴンドラに乗って霧氷テラスに行きました。朝5時の "サンライズゴンドラ" から4時間ぶりの乗車でしたが、沢山のスキーヤーやボーダー、そして徒歩で見学される方々もいて、早朝とは全然違うにぎわいでした。

トマムマウンテン側の初級コースのうち、霧氷テラスから降りてくるシルバーベルは滑ったことがあったので、先ずはそこを滑り、一度ふもとまで降りたらトマムエキスプレスという4人乗りリフトに乗ってみました。
クネクネフォレストという楽しそうな名前のコースを滑ってみたのですが、カーブの多い変化に豊んだコースでした。このコースを二回くらい滑ったと思います。

5.ニポチェアと交差するパインロードや散策路について

午前の部は終わりとするために、ロマンスチェアに二人で乗って、タワーマウンテン側のサンシャインコースに戻りました。そこからアカゲラの森という連絡路を下りてハローニポコースを横断し、パインロードという林間コースでリゾナーレに戻ってきました。

このパインロードの最後のあたりでニポチェアというリフトをくぐります。そこから見るザ・タワーの景色が、私は大好きです。

細かい話で恐縮ですが…この、ニポチェア越しにザ・タワーを望む撮影ポイントは、ウィンターシーズンとグリーンシーズンとでは若干異なります。

青い丸がニポチェア越しにザ・タワーが見えるポイント

パインロードの方がグリーンシーズンの散策路よりも山側にあるので、少しザ・タワーが遠くに見えます。グリーンシーズンの散策路は冬は閉鎖されていますので、それぞれのシーズンで、全く同じアングルでの撮影は、難しいと思ってます。

ニポチェアを山側に向かって撮影(2021年6月)
8番の柱のすぐ後ろを横切る斜面に雪が積もれば、パインロードです。


心地よく疲れて、部屋に戻って、とりあえず休憩しました。
昼食休憩をホテルの部屋でとれるのは、本当に楽で助かりました。

6.午後の滑走

午後からはまた、雪が降り始めました。
昨日に積もった雪が寒さで締まっていてアイスバーンになりかかっていたので、その上に新雪が再び積もり始めて、結構スリッピーなコンディションでした。それでも、丁寧に圧雪されたゲレンデは気持ち良く滑れたので、「アイスバーンもナイス!バーン!!」と、心の中でオヤジギャグをかましながら滑っていました。
午後は、今まで体験していなかった中級コースを少しでも挑戦しようと決めていたので、妻とは別々に、一人で滑っていました。圧雪していないナチュラルバーンは怖いので、ゲレンデマップを見ながら、ムーンシャイン、ジェミニと圧雪されている中級バーンを選びながら、なんとか下りることができました。

ジェミニは最後のところで、二つのマウンテンを連絡する初級コースのロードトゥゴンドラと合流します。昨年はその初級コースもままならず、合流のあたりで転んで、ストックの持ち手をぶつけてヘルメットに大きな傷を作ってしまいました。もしもヘルメットを装着していなければ、額を怪我していたと思いますので、ヘルメットの必要性を認識した転倒でした。

横に走っている傷が、昨年(2023年)のトマムでの爪痕…。

スキーの怖さを忘れないように、今もそのヘルメットをかぶっています。
それでも、今シーズンはロードトゥゴンドラはもちろん、中級コースのジェミニも転ばずに下りることができて、少しは進歩したかなと手ごたえを感じました。
来シーズンは、圧雪していない中級のバーンもしっかりと滑ることができるようになりたいと思ってます。

7.滑走終了

丸一日滑りましたし、雪の降り方が増してきたので、前日と同じ16時にはゲレンデから上がりました。トマムのスキー場は、トマムマウンテンからタワーマウンテンへ連絡するロマンスチェアが16時で終了してしまうので、それまでにタワーマウンテンに戻っていないと帰れなくなってしまいます (スキー板を担いで、リゾートセンターからバスを利用するという手もありますが)。
それなので、私達は16時には滑るのを終えてしまうのですが、照明灯の点いたタワーマウンテンのコースを17時になっても滑っている人達も結構いらっしゃいます。「自分もそれくらいの根性を出さないと上手にならないかな」と反省してました。

8.アフタースキー~断念!

昨日は、ホタルストリートまで歩いていって充実したアフタースキーを過ごしました。この日(17日)もアイスクリームフェスティバルが開催されていますので、ワインハウスで提供されているという、貴腐ワインのシロップのかかったアイスを食べに行きたいと考えておりました。
ところが夕方を過ぎる頃には、雪の降り方が更に増してきて、吹雪と言って差し支えない状況になりました。

私は決してお酒に強くないので、無理してワインをかけたアイスを食べに行ったら、帰り道に迷うかもしれないと心配になりました。それには妻も同じ意見で、この日のアイスは断念しました。
夕食は、自宅から送った食材でしのぐことにしました。

ホテルの部屋にて、アルコール無しの宴会

シリアルにかけた牛乳は、ホテルの売店で買ったトマムの牛乳です。
もったいないくらいに美味しかったので、二本目はそのままグビグビと頂きました。
その後で1階のスキー用ロッカーに行き、板がしっかり乾燥しているのを確認してからメンテナンスをして、ぐっすり寝ました。トマムでは、スキー用具の水気がとれるのが早いように思います。ロッカールームに乾燥の設備はないようなので不思議に思いましたが、とにかく錆の心配が少なくて助かりました。

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