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夏の観光に「高野山」は良いかも。無視できない関西日帰り旅行スポット 〜和歌山・高野山〜

どうもどうもカワブチです。

早いもので7月も終わってしまいましたが、とにもかくにも暑すぎません?毎日が猛暑日って気が狂いそうになりますよね。

こんな気温のなか、外で活動するのは内容次第じゃ命に関わりますので、水分や塩分を適宜摂りながら冷房の効いた部屋で過ごすことが熱中症対策に最も効果的なんでしょうけど、それでもやはり夏ですから外に出たいわけじゃないですか。けど、暑いから出たくないわけじゃないですか。

この矛盾というかせめぎ合いをこの季節、誰しもがなされていることと思います。

ぼくもその1人で、部屋から外を見ればめちゃくちゃ天気が良いので、「よーし、天気もいいし、出かけるぞ〜」と勢いよく飛び出しても、熱気が襲ってくるので5分ほどすれば室内に避難し、外出したことを軽く後悔する始末。

しかしいつまでも室内にこもりっきりでは、精神衛生上よくありませんから、以前から行ってみたいと思っていたスポットへ先日行ってきましたよ。

そのスポットというのが和歌山にある「高野山」。暑いから外出してもすぐに冷房の効いた室内に逃げ込む癖があると言ったそばから、めちゃめちゃ外ですし、なんなら山なので市街地より太陽に近い時点で矛盾してますが、行きたいんだから仕方ありません。それに、実際行ってみたところ、夏こそ行くべきだと思えたので結果オーライです。

高野山といえば、かの空海が開創した真言密教の言わずと知れた聖地。1200年もの歴史を持ち、今でも100数件の寺院があるんです。なんなら、いまだに空海さんがそこで修行されていると言われており、実際に1日2回(朝食として6時、昼食として10時半)空海さんのために食事が捧げられているそうです。

1200年の歴史があるとか、ぼくでも知っている空海さんが未だ修行を続けているとか、そんなことを聞くと歴史好きを自称できるほど歴史について博学ではないものの多少は興味がある身にとって無視できるはずがないので、以前から行きたいとずっと思っていました。

とはいえ、アクセスを調べると大阪の市街地(梅田)から高野山までは、大阪メトロ、南海電車高野線、南海高野線ケーブルを乗り継がないといけません。しかも、高野山と一口に言っても、寺が100個近くあるほどなので敷地も広く、ケーブルのあとには南海りんかんバスに乗る必要もあります。電車やバスに揺られるだけで軽く2時間かかることから、若干「行くのめんどくせぇな」という気持ちが溢れたことは否定できません。

しかし、思い立ったが吉日だと心を奮い立たせ、行ってまいりました。


高野山へ公共交通機関で行くのであれば、まずは駅で「高野山1dayチケット」を購入しましょう。

〈阪急版〉3,350円 〈能勢版〉3,650円

阪急電車・Osaka Metroの全線と南海難波から高野山までの南海電車指定区間、南海りんかんバス(高野山内全線)が1日乗降フリーの乗車券です。

阪急電鉄のHP

こちらのチケットは上記のとおり、高野山に行く際に利用する交通機関が乗り放題となります。高野山に着いたら見どころが多いためバスをフル活用することになるので、行かれる際はこちらを利用されることをおすすめします。

しかも、ちょっとしたクーポン券も一緒にもらえます。写真は2枚ほど使用したあとに撮影したので切れています。(ちなみに使用したのは、霊宝館への入館チケットと金剛峯寺の内観チケットのクーポン)

個人的に、南海電車といえば関西国際空港へ行く際に利用しますが、高野線に乗るのは今回が初めて。正午前に高野山方面の南海電車へ乗車しましたが、高野山方面へ近づくにつれて、乗客が減っていき、乗り換えのケーブルカーがある極楽橋駅に着く頃には、30人程度になっていました。そしてそのほとんど(9割くらい)が、外国からの観光客の方々ばかり。日本の方は数える程度。

そしてケーブルカーで5分ほどかけて、高野山を登っていきます。結構な傾斜。

で、高野山に到着したらバスで移動。停留所が多いので、どこで降りて、何を見るかは事前に決めておいたほうがいいと思います。ほんとに見どころがたくさんあるので。

僕は今回高野山ビギナーだったこともあり、有名どころの「奥の院」「金剛峯寺」「霊宝館」の3つを回ることにしました。

まずは奥の院から。

ここは人気も少なく、荘厳な雰囲気がそこはかとなく感じられます。そして、山で木も多いことから、とにかく市街地と比べると格段に涼しい。市街地では35℃前後が当たり前の中、当日の高野山は30℃を切るくらいでしたし、木陰に入れば「天然のクーラーやん」と思えるほどに涼しい。真夏にも関わらず、清涼感のある涼しさを味わえただけでも、高野山来てよかったなと思いました。

石畳をずんずん進んでいくと、膨大な数のお墓がでてくるのですが、ここにあるお墓にはユニークというか、他で見かけることがないであろう墓石の数々に出会えます。ロケットの形をしたものや、コーヒーカップ、ヤクルトの墓石なんかもありました。これらは、企業が建てた慰霊碑で、亡くなられた従業員さんたちを供養しているようです。

他にも、戦国時代の有名人のお墓もあったりと、とにかく敷地が広いので、有名人のお墓を探すだけでも楽しめそうです。

墓石の苔が雰囲気だしてますよね。

徳川家康の次男である結城秀康(ゆうきひでやす)のお墓
奥に見える建物からは撮影禁止でした

そしてお墓だけでなく、樹齢何年なんよと思えるほどに立派な木々がそこかしこに堂々とそびえたっており、その雰囲気がまたいい。

奥の院を堪能した時点で、すでに時間は15時過ぎと、あまり時間がなかったので急いでバスに乗って、今度は金剛峯寺へ。

そんで、最後は金剛峯寺から歩いて霊宝館へ。

目当ての場所同士が近い場合は、歩いて行くのもおすすめです。木陰を歩けば涼しいですし、夏の青空と白い雲が寺院とよくマッチしていい感じなので。

霊宝館では重要文化財に指定されている圧倒的な存在感を放つ仏像の数々や、平清盛が自らの血を塗料に混ぜて作ったといわれる曼荼羅(複製)も見れて、非常に満足できました。もちろん撮影禁止なので画像はありませんが、迫力満点なので高野山に行かれる際はぜひ立ち寄って欲しいですね。

十分堪能して17時半くらいに下山。難波駅に着いたのが20時前と、やはり移動に時間がかかるのは多少気になるところかもしれませんが、それでも行ってよかったなと思えます。

夏ならではのきれいな景色に、涼しい環境。市街地の喧騒と熱波から離れられる関西の避暑地としておすすめします。

ほなまた。

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