Part.2|エキスパートの知見、こんなふうに役立ってます(三菱電機株式会社 様/SBイノベンチャー株式会社 様)
クライアントがエキスパートに依頼するには、SPEEDAの一機能である「SPEEDA EXPERT RESEARCH」(以下、SPER)を利用します。
エキスパート活動がどのようにしてクライアントの役に立っているのか?
そのイメージを掴んでいただきたく、SPERを活用して実際にエキスパートの知見を事業に取り入れておられるクライアント2社の声をご紹介します。
インタビュー記事を抜粋する形でまとめたので、気になる方は詳細ページをご覧ください。
※抜粋して掲載するにあたり、元の文章に一部変更を加えている箇所がありますが、内容自体の脚色は行っておりません
クライアント1:三菱電機株式会社 様
事業部の困りごとに「デザイン思考」でアプローチする
ーデザイン思考やサービスデザインの領域への取り組みはいつからですか?
事業部の困りごとを中心にとらえ、従来のデザイン手法にとらわれずに活動する専門の部隊ができたのが2014年です。
ビジネスに、デザインの考え方を取り入れることは今や一般的です。
私どもが本格的に着手したタイミングは決して遅くはありませんでしたが、少し停滞している感は正直否めません。
(中略)
これまでは特定の事業領域をビジネス対象としてきているので、どうしても専門領域へのフォーカスが強くなりがちでした。また、社会インフラという長期的なタイムラインの案件に対峙することも多いため、近年の目まぐるしい変化スピードにやや対応しきれていなかった面がもしかしたらあったかもしれません。
求められる、ビジネス全体を統合的にデザインするスキル
ー2018年からSPEEDAを活用いただいております。
これまでのリサーチ方法に加えて、SPEEDA EXPERT RESEARCHを利用しようと思った経緯を教えてください。
デザイナーは昔からずっと、これまでに無い新しい価値の模索や、一人ひとり異なるユーザーに寄り添った課題設定をし続けてきていますので、予測できないことが起こる今の環境のような、変化や探究が求められる業務に秀でていると感じます。
昨今「デザインコンサル」という業種が活況なのはそのためでしょう。
このような流れから、私たちも企業内において「デザインコンサル」的な役割が求められることが年々増えてきています。
そうした時に、実際に社外のコンサルタント業を営んでいるプロフェッショナルの方たちがどのようなスキルを持ち合わせているのかについて知りたいと思いました。
もちろん当社が外部のコンサルタントを活用していくことはこれからも変わらないと思いますが、そうした時に我々インハウスのデザイン組織がどういう価値を提示できると、相乗効果を生み出せるか、といった部分についても興味がありました。
そこで、コンサルティングについてプロに話を聞こうということになり、SPEEDA EXPERT RESEARCHに相談しました。
コンサルティングの知見を得る社内セミナーは参加者から高評価を獲得
ーEXPERT Knowledge Installを利用した印象を教えてください。
コンサルティングの考え方だけでなく、非常に実践的なナレッジを共有いただくことができたのは大きな収穫となりました。それこそWord書式を使った思考整理方法など、普段私たちデザイナーが思いもよらない業務プロセスや実践事例をかなり具体的に教えていただきました。
歴史を持つ企業では、どうしても働き方のアップデートが遅れがちです。今回の講座は私たちデザイナーだけでなく、参加した事業サイドの方々からも高評価でした。
結果、追加でご依頼し、全5回実施していただくことになりました。
ーEXPERT Reportもご利用いただきました。納品したレポートに関してはどのような印象でしたか?
新規事業検討の際には社内の意見も大事ですが、外部からの評価や多角的な視点も重要です。そこで社外のエキスパートによる新規事業のアイデア評価を依頼しました。
結果的に、短期間でボリュームのあるレポートを納品いただきました。
随所でコミュニケーションを取っていただき、こちらが求めるクォリティとの整合性をうまく取ることができました。
スピード感もあった上に内容が充実していたので、またぜひお願いしたいと思っています。
クライアント2:SBイノベンチャー株式会社 様
社内勉強会のアップグレードのため、著名人やより専門性の高い登壇者を求めていた
ー御社の事業概要とお二方の役割やミッションをお聞かせください。
SBイノベンチャー株式会社は、ソフトバンクグループの社内新規事業制度「ソフトバンクイノベンチャー」の企画・運営、また、そこで採択された事業の伴走支援を行っています。
ソフトバンクイノベンチャーは、新規事業アイデアの創出から応募までの「インキュベーション」、応募案件の「審査」、審査を通過した案件の事業化を推進する「アクセラレーション」の3段階に分かれて構成されています。
また、2016年には、応募前に新規事業ノウハウを学ぶコミュニティとして「イノベンチャーラボ」を立ち上げました。
ーSPEEDA EXPERT RESEARCHをご利用いただいた経緯はどのようなものでしたか。
「イノベンチャーラボ」主催の勉強会をアップグレードするために、勉強会テーマに合致したより専門性の高い登壇者を求めていました。それまでは登壇候補者へ直接アプローチしたり他社のサービスを活用したりしていましたが、SPEEDA EXPERT RESEARCHを活用できるのではないかと考えました。
ー従来のセミナーや勉強会の運営について何か課題はありましたか?
テーマにそった登壇者を探し、コンタクトし、ご登壇いただくまでに非常に時間や労力を費やしていました。特に、各業界の最先端を走っている方や著名な方をアサインするのは一苦労でした。
(中略)
そんな中で、ミーミルのエキスパートデータベースなら、我々がリーチできないような有識者や著名人にお声がけできるのではないかと思い、導入に至ったという経緯があります。
どんなテーマでも、理由を添えて最適なエキスパートを推薦してくれるので助かっている
ーサービスを使っていただいた率直なご感想はいかがですか。
すごく助かっています。今ではなくてはならない存在ですね。
メタバースやWeb3といった尖ったテーマから、食や教育といった普遍的なものまで、ミーミルの場合はどのようなテーマでも対応可能な印象があるので、実現可否をあまり気にせずに依頼させてもらっています。
起業家精神の醸成を目的としたセミナーの講師は、知名度がある方にお願いするケースが多いですが、実際に自分でその分野で新規事業を創出していて、最新の業界動向がわかる方をアサインしていただくケースもあります。
ミーミルがすごいなと思うのは、こちらの目線に立って候補者を挙げてくださるところ。ただ経歴だけを並べられたら誰を選んでいいのか迷ってしまうと思いますが、我々がどのような背景で何を求めているのかをきちんと把握して、「なぜこの人を選んだか」の理由を添えて推薦いただけるので、非常に選定しやすいです。
社内で説明する上でもきちんとした理由付けができるため、承認が得られやすいというメリットもあります。
part.3に続きます