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長く続けていくために、先のことを考えてみよう。フリーライターの働き方

9年前、初めて仕事を受注したときは、本当に嬉しかった。自分の書いた原稿がお金になるなんて信じ難いことだったから。

正直、自分の書いた原稿がお金になるのであれば、原稿料なんていくらでも構わなかった。今年お会いしたデビューしたばかりライターさんたちも、そんな話をしてた。ライターになって仕事を受注するようになったばかりの頃って、みんなそう思っているのかもしれない。

たくさん稼ぎたいから、なかばライター強制ギブスをはめられた人のように、安価でもとにかくたくさんの案件をこなすようになると、実績もできるし、文章を書く力がついてきます。

すると一文字あたりの単価が上がったり、これまでやった仕事のつながりでそのままご依頼が続いたり、ご紹介をいただいたりして、すこし単価の良い仕事ができるようになります。

そこでまたいただいた仕事にチャレンジをしていく。その過程で、正直、仕事の依頼が来なくなったクライアントもいます。納品した原稿がお気に召さなかったのか、やりとりが無遠慮すぎたのかはわかりませんが。先方の都合なのか、こちらに落ち度があったのかも正直わかりませんが、それもこれもご縁だと思っています。

で、いただいた仕事を必死にやるじゃないですか。1日24時間ですし、限られた時間のなかで、ライターとしてめいいっぱい全てを投げ打ってでも頑張りますよね・・・

そうなとできる仕事の量ってやっぱりどんなに頑張っても限りがあるじゃないですか。そうなると、稼ぐためには単価を上げるしかないわけです。

単価を上げると言っても、自分に対して単価があげられる限界が見えてきます。そうなると、年間いくら稼げるのか、その金額って大体決まってくるわけです。

何かのきっかけでブレイクして、世の中に知られるようなライターになれたら、書籍の本も1冊100万円とか200万円でお引き受けすることも可能になりますが、そこまでいく人はほんの一握りです。そこにいくまで諦めずに取り組んでいくのもいいとは思います。いつかは叶うかもしれないし、やっていけば確かに力になるから。

でも、稼げるライターになるためには、その先の自分の仕事のやり方は考えていかなくては、それ以上稼げるライターの離れないわけです。

取材ライターになる、BtoBのライターになる、自分がライターとして提供できるサービスメニュを作る、営業にでる、人に教える仕事をやる、など、次の展開を考えいく人だけがその先も稼ぎを伸ばすことが可能になります。

めいいっぱい働いているライターほど、その先のライターの仕事の展開を考えていくことが大切です。

あなたはこれから何をしていきますか。このままでは今までと同じ自分のライターとしての立ち位置のまま、変わることはありません。

フル回転をし始めたら、次の展開を考えていくチャンスと捉えて、何か新しいことにチャレンジしていくことをお勧めします。

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