Shinichi/Miyazaki

美味しい食事と楽しい会話、好きなものに囲まれて充実した毎日を送りたい人生後半戦男。横浜…

Shinichi/Miyazaki

美味しい食事と楽しい会話、好きなものに囲まれて充実した毎日を送りたい人生後半戦男。横浜生まれ葛飾在住、成田空港に職場があります。「明るく楽しく一生懸命」がモットー。noteは、僕の頭の中にあるものをぶちまけるおもちゃ箱。和菓子大好き。ラジオのコラムのような文章を目指しています。

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  • 史上最書マガジン【書くンジャーズ】

    • 1,636本

    「日本人よ、これが『書く』だ。」と言わんばかりに「書くメシ」の精鋭メンバーたちが運営するnoteマガジンです。史上最強は映画『アベンジャーズ』かもですが、史上最書は『書くンジャーズ』。メンバーの経験値や人生観で今日もまた「書く」を研鑽✊

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    葛飾の街をチャリ乗りながら考えたことをエッセイにしています

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    自分の書評、気になった書評をまとめています。

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    NHKの日曜美術館を見て記事を書いています

最近の記事

中山凛斗が引っ張れ

2021年の箱根駅伝は、昨年の秋から待ち焦がれていた「いつもと違った」駅伝でした。それは、中山凛斗が出場する(かもしれない)駅伝だったからです。 中山凛斗を知っていますか? 中山凛斗は、2019年立教大学に入学し、陸上競技部で活躍している選手です。 高校時代から駅伝で活躍していた中山凛斗は、大学駅伝に立教大学を選びました。じつは、立教大学は2024年に箱根駅伝出場を目指しています。 チームとしてはまだまだですが、中山凛斗は今年、「関東学生連合」のメンバーとして選ばれまし

    • 新年明けましておめでとうございます

      写真は、蝋梅です。近づくととてもステキな香りがします。 年末に、最近の日課のようになっている14時の母との散歩の途中、いつもの場所で休んでいたら、見知らぬ方からいただいたものです。 その方から、「いつものお母さんも息子さんも散歩頑張ってるから」とおっしゃっていただきました。お名前は存じ上げないのですが、ご近所の方だと思います。母は、肺の筋肉が弱っており血中酸素濃度が下がるため酸素ボンベを引っ張って歩いています。そのため歩いていても目立つのでしょう。 2020年、いろんなこ

      • おひさしぶりです

        2020年はパラダイム転換の年みなさん、お久しぶりです。 コロナ、コロナの1年でしたね。 みなさんはどのように過ごされていましたか? コロナで時代の歯車がひとつ動いた、と言われています。 具体的には、テレワークが当たり前になったとか、非接触の支払い方法が普及したとかですね。 私の人生も、コロナでひとつ、歯車が動いたようです。 外資系航空業界のこと先日1年間の旅客数推移をまとめたレポートが上がってきました。 3月まで数万人の単位で利用していただいた弊社も、 4月からは1月

        • 京都大学のオンライン公開講座「立ち止まって、考える」は必見。

          ほんと面白い。コロナ禍でどっち向いていいのかわからなくなったら、じっくり見るべき。 実存的孤独とはなにか。人と人が触れ合いすれ違う中で結果的に得られた体験としての孤独。 それを楽しむことができるのか、噛みしめることができるのか。ソーシャルディスタンスとは実存的孤独というのが結論かもしれない。

        中山凛斗が引っ張れ

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          金町からの帰路逡巡

          いつもの「新月満月神社参拝」が終わった。今日は金町の葛西神社だった。 どうやって帰ろうか?と、工事中の建物を見上げて逡巡する。金町駅前は再開発ラッシュだ。南口の駅前、また高層ビルだけど、だれが住むのだろう。 うちはJR新小岩駅が近い。JR金町駅からの帰路は二つある。 一つはバスで柴又街道を南下してJR小岩駅に出て、総武線でJR新小岩まで一駅。 もう一つは、JR金町駅から常磐線で一駅、JR亀有駅まで出て、バスで家の近くのバス停まで行く。 柴又街道を南下したほうが、ここの道

          金町からの帰路逡巡

          夏の香り

          香りから思い出や情景を思い出すことがある。 うちの芳香剤の香りは、セビージャのホテルの香りに似ている。 7月第一週の金曜日の夜に、仕事が終わると用意しておいたスーツケースを持って空港に急ぐ。エールフランスに乗ってパリで乗り換え、マドリッドバラハス空港に着く。そしてスペイン新幹線の始発駅サンタフスタまで地下鉄を乗り継いで、新幹線に乗ること3時間弱。毎年この時期に私達夫婦が目指すのは、アンダルシア州セビージャの街。日本を発ってから15時間かかる。 ここは妻がフラメンコ修行を

          『影の車:潜在光景』(松本清張)を読む

          子供の頃、母親に会いに来る男が汚らしく見え、憎くなり、海釣りの際に突き落としてしまった過去のある「私」。大人になって偶然再会した幼馴染みと恋に落ちる。未亡人となっていた彼女の家に遊びに行くたびに、彼女の子供の目線が気になるようになった。 過去のトラウマは、なかなか記憶からなくならない。実は私に口外できないがある。あ、犯罪ではありません。思い出したくないような過去が、たまに夢の中に出てくる。びっくりして起きる。何度か夢に出てくるものだから、最近では「またか」と慣れてきているが

          『影の車:潜在光景』(松本清張)を読む

          『生き物の死にざま』(稲垣栄洋)を読む

          2020年の前半が終わろうとしている。この前半も、1~3月と4月~6月では風景がガラッと変わってしまった。 風景とは世の中の風景はもちろん、自分の人生観も変わっている。そんな人も多いのではないだろうか。 そんなとき、この本と出会った。 セミ、マンボウ、サケ、ミノムシ。。。29の生き物の生涯がまとめられている。 クラゲの生きがいは「生きていること」 卵が孵ると、まず自分の体を食べさせるハサミムシの母親 巣からほとんど出ることのない一生を過ごすミノムシのメス 彼らは

          『生き物の死にざま』(稲垣栄洋)を読む

          『影の車:確証』(松本清張)を読む

          大庭章二は妻が浮気をしているのではないかと勘ぐる。相手は章二の同僚だろう。どうにか証拠を掴みたい章二は、自ら性病となりそれを妻に移すことで、妻と同僚の仲をはっきりさせようと夜の街に出かけた。 この異常な手段はなんだろう。妻を問いただしたところで信用できない章二。物語の結末は、浮気の相手は同僚ではなかったのだが、妻に裏切られていたことにはかわりはなかった。 確証を得ることは簡単なことではない、たとえそれが妻であっても。 Shinichi/Miyazakiは個人の日常 Fa

          『影の車:確証』(松本清張)を読む

          『影の車:鉢植えを買う女』(松本清張)を読む

          精密機器の会社に勤める上原楢江は、女子事務員としてはキャリアの長い独身社員だ。散財することもないどころか、社内の男性に利子をつけて貸していたほどお金に執着していた。男に縁のなかった楢江だったが、ある日社内の男性といい仲になる。しかしその男は、会社の金庫から800万円を盗んでしまう。高跳びする前に楢江の部屋に泊まりに来た時、その事実を知った楢江の取った行動は。 お金しか信用できなくなっている楢江。結局この800万円を自分のものにするためにこの男を殺し、浴槽に隠すために大きな鉢

          『影の車:鉢植えを買う女』(松本清張)を読む

          『未完の資本主義』を読む

          コロナ禍でなんとなく「これからは資本主義じゃ無理じゃないかなぁ」と思っていたところ、タイミングよく手元にやってきた図書館本。 資本主義のゆくえを、さまざまな学者にインタビューしています。 クルーグマン 安倍内閣の経済理論の支柱となっているリフレ派。今後必要となるのは「全分配」としての賃金、「再分配」としてのベーシックインカムなどだ。 フリードマン フラット・ファスト・スマート化した社会で必要なことは、生涯学習者であり続けることだ。 デビッド・グレーバー AIやリモートが

          『未完の資本主義』を読む

          『影の車:万葉翡翠』(松本清張)を読む

          万葉集にも詠まれる翡翠。長いこと日本には存在せず、日本の翡翠は大陸から持ち込まれたものと思われていた。考古学者のもとに集まる三人の学生は、万葉集をもとに翡翠のあった川に目星をつけ、それぞれ実際に探すことになった。三人の学生のうち、自分の目星が間違いだったと気づいた一人が取った行動は。 翡翠の緑色は、艶めかしいぐらいきれいな色だ。地球の土や砂の中からどうやってあんな色が出るのだろう。おそらくこの三人の学生も色に魅せられた部分もあるのだろう。なぜあの色が出るのか?理由はまだはっ

          『影の車:万葉翡翠』(松本清張)を読む

          『影の車:典雅な姉弟』(松本清張)を読む

          麻布にある姉弟が住んでいた。お公家さんかというくらい高貴な面影を持つ姉弟だったが、この家にはもう一人女性が同居していた。姉弟の間の若くして亡くなった兄弟の妻お染だ。弟には今までも何度か縁談があったが結婚までには至らなかったのには、人には言えないわけがあった。 そんななか、姉が殺されてしまう。犯人は、いつも姉にいじめられてたお染ではないか? しかし事件は意外な展開を見せる。弟の縁談を邪魔し続ける姉を目障りに感じた、弟本人の犯罪だった。邪魔し続けたのは、姉と弟が近親相姦の関係

          『影の車:典雅な姉弟』(松本清張)を読む

          『影の車:薄化粧の男』(松本清張)を読む

          草村卓三が殺された。50歳を過ぎた彼は妻の他に20代の妾を囲っていたが、彼女にはアリバイがあった。ドケチで口うるさく、あちこちの女を口説いていた卓三は誰に殺されたのか。 20代の彼女には飽きられた。妻には三行半を突きつけられた。二人の女性の利害は一致した。卓三さえいなければ! 婦人公論に掲載されたこの小説を読んだ昭和30年代の女性たちは、どう思ったのだろう? Shinichi/Miyazakiは個人の日常 Facebook: https://www.facebook.c

          『影の車:薄化粧の男』(松本清張)を読む

          『影の車:田舎教師』(松本清張)を読む

          良吉は、父親から聞いていた中国山地の山奥にいる親戚を訪ねてみた。親戚の杉山俊郎は医者で、地域の信頼も厚く、田舎ながらに裕福だった。しかし訪ねたその日に俊郎が事故で亡くなったことを知る。生活道路の崖沿いの道から崖下に落下したのだが、どこか腑に落ちない。俊郎はその日、戦前満州で羽振りの良い暮らしをしたものの、戦後無一文で帰省した兄弟の博一の家に診察に行っていたのだ。 終戦を迎え無一文となってしまう弟。それはそれで仕方ない。しかし彼は、安定した生活と厚い人望を得ていた兄に嫉妬して

          『影の車:田舎教師』(松本清張)を読む

          再開で再会した話

          図書館の再開6月になって、やっと図書館が再開した。 図書館は私の家から徒歩5分の距離にある。そのため、ネットで借りる本を予約しては読む生活が続いていたこともあり、コロナで閉館していた時期は辛かった。 閉館前、図書館に予約していた本は20冊あった。20冊と言っても、人気の本は私の前に予約した人も多く、借りられるまで気長に待つしかない本も多い。 再開した6月1日に図書館に行き、係の人に予約本の順番について訪ねた。閉館中に予約本がリセットされていたら一大事だったからだ。閉館前

          再開で再会した話