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興味のあることを探してたら、人生変わってしまった元会社員

こんにちは。のいまんです。

本日は、私が会社員を辞めて、大学院生になったお話しをしようと思います。私は現在とある国立大学で博士課程2年生をしております。数学の研究をしています。


会社員の頃は、何をしていたのか。色んな材料や製品に対して実験や試験を行っていました。具体的に、耐久試験や防じん防水試験などをしていました。詳しい実験については伏せさせていただきます。

私は、学部生の頃は機械系の学科に所属し、卒業しました。なので、仕事も機械系でした。

ここで、なぜ機械の出身なのに、数学の研究をしているのか、となるかと思います。私が所属していた研究室が少々特殊でした。私の研究室は、工学部の管理下に置かれた数学研究室だったからです。つまり、数学研究室に所属していても工学部の管轄になるわけです。これがややこしい。。。実は、修士課程に進学した際も、数学の研究室に所属していましたが、専攻は工学専攻でした。博士課程に進学した際に、理学部の数学科とほぼ同じようになりました。


ではここから私がなぜ会社員を辞めて、修士課程に進学したのかお話しいたします。

始まりは、意識の違いからでした。その日は、上司に呼び出されました。また説教かなと思い、しぶしぶ上司に言われた場所に向かいました。するとそこには、一台の車が置いてありました。そして、上司は、ボンネットを開けてこう言いました。「君は、このボンネットの中を見て、どう思う?」と私は「えーと、、何も感じないですね。。車だなって感じです」と答えました。すると、上司が「だからダメなんだよ、もっと色んなものに興味を持って、色んな角度から見なきゃダメだよ。」と注意されました。私は内心で「興味ないものに対して、興味を持つことってどうやるんだよ。」って思いながら、「はい、、」と答えて終わりました。


そこから、自分の興味のあるものについて考えるようになりました。そこから、結論が出るまでは1年くらいかかりました。私は、色んな職種業種の方に相談しました。社会人スポーツサークルのメンバー、居酒屋で仲良くなったオッチャン、夜のお姉さん、、、とにかく色んな人の考えを聞いていきました。その中で、私の学部生時代の指導教員にも相談に行きました。すると、指導教員から「君は、研究の筋も悪くなかったから、うちの研究室に戻ってくるかい?」と言われました。その時は、「一つの案として参考にします」と答えました。すると、指導教員は、私の今後の年表を書き出しました。〇〇年に修士進学、〇〇年に博士進学し給料をもらう、など一年ごとに今後の予定を書いていきました。そして、課題を出されました。もし、戻ってくる意思があるなら、この本を読んでおいて&可能な限り貯金しよう。ということになりました。その帰りに私が思ったことは、たかだかどうなるか分からないことに対して相談に乗ってもらい、計画表まで書いてくれる、私の人生について考えてくれる、この先生のところに帰りたいと思うようになりました。今思うと、ほぼ年表通りに進んでますね。。。

それから私が行ったことは、とにかく可能な限り貯金すること、そして課題の本を読んでおくことでした。結果的に1年と半年で100万円近く貯めることができました。正直な話、これまでは貯金さえしたことなかったので、ほぼ0円からのスタートでした。。。

無事大学院試験も突破し、誓約書も提出しました。このときは、まだ会社員でした。なので、試験対策しながら会社に勤めていました。平日は、仕事終わりに勉強して、土日は上司に黙って会社に出勤し、勉強していました。会社の方が空調が効いていたので。。。


こんな感じで一年半ほど対策をしていました。色んな人に大変だったんじゃないの?と聞かれましたが、自分の興味のあることに必死になれたので、そこまで辛くなかったです。なので、もしこの記事を参考に会社員から大学や大学院に進学を考えている方、本当に自分のやりたいことがあれば、絶対やりきれるはずです。無理だよ。。。と諦める前にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


今では、色んな学会や研究集会で研究発表を行い、論文もただいま作成中で、もしかすると海外留学も行けて、国際共著も書けるかも、、、というところまで来ました。10年前の自分からすると考えられませんでした。


今日は、このくらいで終わろうと思います。このまま書き進めるとひたすら当時の上司たちの愚痴がこぼれそうなので。。。笑

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。