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学園ドラマの人間関係×サスペンスがおもしろい。NANAMIが観た『リバーデイル』

著名人の方々にネトフリで観た作品を聞く連載がスタート。今回のゲストはアイデザイナー/モデルのNANAMIさん。アクションやサスペンスが好きで、国内外問わずさまざまな映画/ドラマを鑑賞しているとのことで、全3本、多様な作品を紹介していただきます。今回のテーマは、名作『ツイン・ピークス』も引き合いに出される、アメリカの学園サスペンスドラマ『リバーデイル』です。(ネトフリ編集部)

NANAMI
1994年生まれ、東京都出身。サロン「L by home」でアイデザイナーを務めながら、モデルとして活動している。(Twitterアカウント: @NANAMI3575、Instagramアカウント: @nanami023

海外学園ドラマとサスペンスの楽しさが融合

リバーデイルというアメリカの小さな町で、不可解な事件がすごいたくさん起こるミステリー寄りの作品です。でも、登場人物の中心が高校生なので恋愛など学園モノの要素が入ってくるんですよね。

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海外ドラマの学園モノって人間関係が複雑になりがちですが、『リバーデイル』もシーズンを追うごとに「こことここ付き合ってたのに、そことそこが付き合うんだ!?」なんて、すごく複雑になってくるんですよ(笑)。

そういう学園モノの楽しさもありつつ、芯にはサスペンスがあって、各シーズンの最後には伏線をしっかり回収してくれる。そして、毎シーズン1話だけミュージカル調のお話が入ってきたりとか、いろんな楽しみ方ができるドラマですね。

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シーズン1の第1話から、いろんなキャラクターが登場してきて、みんなキャラクターが濃いんですよ。そしてシーズン1の頃からキャラクターもポジションもどんどん変わっていきます。高校生だからみんなすごく成長していくし、同時にめっちゃ堕落するタイミングもあるんですよ。最近のシーズンではもう高校を卒業してしまっているんですけど、私は高校生時代の話がやっぱり好きですね。

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私のお気に入りのキャラクターはジャグヘッドという男の子です。最初は内気というか、ちょっと闇っぽい、学校でも本当に目立たない子なんですけど、物語が進んでいくにつれて男らしい一面も出てきて、話が進んでいくとすごいポジションまで行くんですよ。それは観ていて「わーっ」と思いました(笑)。当初は私も全然注目していないキャラクターだったんですけど、なんか一気にすごい注目しちゃって、一番好きなキャラクターになりましたね。

アメリカの学園ものならではの華やかさがまぶしい

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そして『リバーデイル』を観ていると、日本とアメリカの違いを感じますね。演技部みたいなものへの力の入れ方がすごいなと思うし、卒業式にやるプロムも印象的ですよね。そうした海外ならではのイベントも物語に入ってくるので、日本よりも華やかですごいなと思います。私は制服の学校に通っていたので、ちゃんとドレスアップして行事をする経験ってほとんどなかったので、すごくうらやましいなと思いますね。

プロムは『ストレンジャー・シングス』にも出てきますが、卒業生とか先生とか、お父さんお母さんも普通に来て、みんなで楽しむみたいな感じ。それって日本にあんまりない気がするので、すごくいいなと思います。

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そして『リバーデイル』はアメリカの田舎町を舞台にしているので、主要キャラクターの親も物語に深く関わってくるんですよ。みんなリバーデイルで生まれ育っているから、親世代のときに起きた事件が現在の子供たちの事件にもリンクしたり……。

でも「小さな田舎町で、なんでこんなに事件が起きるの?」ってくらい事件がずっと続くので、それは観ていておもしろいなって思っちゃいました(笑)。「この町、次は何起こるんだろう?」と考えながら毎回観ちゃいますね。登場人物を見守る楽しさもあれば、「この町の歴史すごいなー」って町自体を見る楽しさもあります。

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『リバーデイル』には、海外学園ドラマならではの恋愛の楽しさもあるし、シーズンごとにメインとなる事件が軸にあるので、シーズンの最後で伏線を回収するサスペンスの楽しみ方もできます。なので、学園ものの華やかな感じが好きな人にも、サスペンス好きな人にもおすすめしたいです。いろんな魅力があるから、いろんな人におすすめできる作品だと思います。ちょっとハラハラするシーンもあるので、飽きずに観られると思いますよ。


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