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サイレントテロ十訓 贈り物はするな

電通十訓:贈り物をさせろ

サイレントテロ十訓:贈り物はするな

https://hyougaki.xyz/2018/08/12/氷河期世代の逆襲が地味に効いている/#toc2

FIREの資金を貯めることと、サイレントテロは相性がいい。テロというと聞こえは悪いが、みんなやっている極端な節約のことだ。10個あるので、1つづつ紹介していきたい。

今回は、「贈り物はするな」だ。

いわゆる、○○の日というものを強引に作って、物を相手にあげる(プレゼントする)行為だ。中には素晴らしい贈り物もあると思う。しかし、昭和からの古い慣習で、ダラダラ続けているものはもうやめにしよう。

そもそも、贈り物は割高だ、これこそ企業戦略のワナだ。よくわからないデパートの詰め合わせより、若い人にはスタバカードのほうがよっぽど喜ばれる。年配の方だって、受け取ったはいいが、気持ちだけで、もらったものは社員なり家族が消費するだろう。

私は母の日に花を贈っていた。父の日は今年からビールを送ることにした。本人の希望なので仕方なく贈っているが、体に悪いアルコールと40%の酒税を払う気持ちがモヤモヤしてならない。

これからお中元の季節だ。はっきり言って喜ぶ人はいるのだろうか。普段めったに会わない人への感謝の気持ちとしてならいいかもしれない。しかし会うことができるのであれば、食事にでも誘って直接伝えたほうがよっぽど安く差別化が図れる。その人のためにささげる「時間」がもっとも価値があるからだ。

お中元が終われば、クリスマスだ。未だにプレゼント交換をしている人もいると思うが、少数派だろう。特に若い人は気にしないのではないだろうか。そもそも男性が身銭を切って女性に奉仕する(男性の負担のほうが大きい)という行為が時代に合わない。

最後にバレンタインデー・ホワイトデーだ。これこそ諸悪の根源と言ってもいい。企業が強引に作り上げた、物を贈らせるイベントだ。私の企業では、毎年「バレンタイン禁止令」が発令される。普段会社側発令は歓迎しないが、これはGJ(グッドジョブ)だ。

発令される前に、新人だからと1度だけお返し(ホワイトデー)を買いに行かされたことがある。個数を確認して、男性陣に予算確認、プライベートである帰宅時間に近所の店に予約、当日の昼休みに取りに行って、各女性のデスクに配布。何の感情もなく、ただの作業。クソみたいな慣習だ。企業と政府(消費税)以外、誰も得をしていない。そもそも職場は仕事をする場所だ。何か利益を生み出したのか?

まとめると、贈り物をするぐらいなら、本当に大切な人との時間に投資しよう。贈り物は金で「気にかけている風」を装っているだけに過ぎない。こんなことを書かなくても、もう贈り物をするほど日本は裕福ではない。徐々に廃れていくこと間違いなし。

「金銭的な無理をしないで、お互いゆるくお互いの時間を楽しもうよ」がトレンドではないだろうか。少なくとも私はそうしたい。プレゼントのマウントも発生しない。プレミアムなんとかというマーケティング戦略も、もう寒くてしょうがない。サスティナブルの観点からも、無駄な生産と消費だ。今すぐやめよう。

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