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新NISA口座をSBI証券から変更するとしたらどうなるか

どうやらSBI証券の三井住友カードのポイントが改悪したようだ。新NISAを他社へ変更したらどうなるか考えたい。

新NISA口座は1人1つまで

NISAとはNISA口座内で購入した株式や投資信託などの金融商品から得た利益が非課税になる制度です。日本在住の18歳以上が利用できるものとして、2023年までのNISAでは「一般NISA」と「つみたてNISA」がありました。
通常、金融商品から得た利益には20.315%の税金がかかります。例えば100万円の利益があるとすると税金が引かれることで約80万円が手元に残りますが、NISAを利用することで100万円の利益すべてが手に入るイメージです。
NISAには年間投資可能額や非課税保有期間などが定められています。一般NISAでは年間投資可能額が最大120万円までで、非課税保有期間が5年でした。つみたてNISAでは年間投資可能額は最大40万円で、非課税保有期間が20年でした。
NISAは国が実施している制度で、令和5年度の税制改正大綱ではNISA制度の抜本的拡充・恒久化が発表され、2024年から新NISAが始まりました。
NISA口座はひとり1口座までと決まっており、複数口座を開設できません。例えばA社とB社でNISA口座を開設できないイメージです。

セゾンの暮らし大研究

NISAの説明となるが、新NISAでも同じだろう。新NISA口座は1人1つまでしかもてない。つまり、SBI証券で解説した新NISA口座を楽天証券へ移管するには手続きが必要になる。ここまでは調べればなんとかなるだろう。

SBI証券(新NISA口座)で買った投資信託は楽天証券へ移管できない

例えばSBI証券で、オルカンを100万円分買ったとしよう。楽天証券へ新NISA口座を移管しても、SBI証券の100万円分のオルカンは持っていけない。資産を把握するにはそれぞれの口座管理画面を確認する必要がある。

前の新NISA口座で買ったオルカンと、今の新NISA口座で買ったオルカンと2つのオルカンを保有することになる。調べてないので確証はないが、SBI-Vなんとかという投資信託が、楽天証券で扱っていない場合、扱っていないのだから移管もできないということになる。たとえ、emaxis slimシリーズでも移管できない。

ここからは確認しておらず、私の推測なのでもし実行するときは証券会社へ確認してほしい。

SBI証券のオルカンを処分するときはどうなるのか。おそらくNISAとして処理されるはずなので、売却益に税金はかからない。新NISAであれば無期限というのも適用される。

生涯投資枠は1800万円というのは変わらないので、SBI証券で100万円消費、楽天証券での残りは1700万円という扱いになるはずだ。

もし1本化したいのなら

SBI証券のオルカンを売ってしまって、楽天証券で買い直せばいい。手数料も大した事ないしわかりやすいだろう。ただ買い直す場合は、積立投資枠は年120万円という縛りがあるし、成長投資枠も240万円という縛りがある。

SBI証券ですでに360万円分のオルカンを買っていた場合、楽天証券で買い直すとなると1年ロスする。まぁ360万円も投資するほどの人ならば、自分なりの戦略を持っているのはずなので、問題ないかと思うが。

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