群馬県嬬恋村のキャベツ農家 農業体験を通じて伝えたいこと
こんにちは!NESラボステーションの舩見です。
私達が訪れたのは、群馬県嬬恋村!
今回は、観光を核に地域経済の振興を目指す松本もとみさんのキャベツ農園へお邪魔し、そこでの体験や取材の様子をご紹介します!
嬬恋村HPはコチラ👇🏻
嬬恋村の紹介
嬬恋村といえば、キャベツ栽培が有名ですが、7月から10月に収穫できる「夏秋(かしゅう)キャベツ」の出荷量は、なんと52年連続で日本一位!
一体どのような努力によって、日本一の出荷量を可能にしているのでしょうか。
今回はその秘密をお伝えしていきます!
嬬恋村は、白根山や浅間山などの山に囲まれており、低い所でも標高は、600m以上と夏でも涼しく平均気温は8°C前後。また、火山灰を含む土も嬬恋村の特徴です。気候と土壌が適していたことで、生産量が年々増加していったそうです!
嬬恋村では、村全体でキャベツしか作らないという単一作物生産を行っています!
日本一位を誇る大量生産を実現するために、畝間や株間の間隔を狭くすることで、より多くのキャベツを生産を可能にしています!
このように、嬬恋村では、高原の環境資源を活用するだけでなく、農家の地道な生産努力の積み重ねによって、52年連続日本一位という記録を維持し続け、嬬恋村をキャベツの一大産地にしていたのですね。
前回の訪問での学習
以前の嬬恋村の投稿では、松本農園さんが実際に取り組んでいる「六次産業化」についてご紹介しました。
前回の記事👇🏻
圧巻のキャベツ畑
皆さんは、嬬恋村のキャベツ畑を見たことがあるでしょうか?
山々の美しい風景と一体化するように、浅間山の麓一面にキャベツが広がる様子は圧巻です。
美しい畑をぜひ皆さんの目で確かめてみてください!ちなみに、6月〜7月の収穫シーズンが見頃です!
嬬恋村が抱える課題
今回は嬬恋村が抱える課題について、松本さんの話を聞き、私達学生が真剣に考えてみました。
①雇用の課題
嬬恋村の大きな課題に、若い世代や働き手が減ってきていることがあります。その主な原因は、技能実習制度の実情と制度の乖離によるものです。実際には「就労」であるにもかかわらず、制度上は「研修」であるため、1カ所で技術を習得することが推奨され、基本的に実習生は雇用先を移ることはできません。
今後、人口減少が加速し、慢性的な人手不足となり、労働力を外国人に頼らざるを得なくなる中、制度と実情とのギャップをどのように整備し、埋めていくかが課題となっています。
②農業の課題
主要産業である農業では、全国的な物価高騰により、相場価格が安定しません。暖冬等の影響もあり、結果的に生産量も不安定になっています。現在は、公的制度の活用を進めています。
値段が安くなると、消費者の私達にとっては、一見良い事のように思えます。しかし、物価高騰によって、生産にかかるコストが増えているのにも関わらず、市場での値段が安いままでは、農家は経営を続けていくことが出来ず、結果的に私達の食に大きな影響が出てしまうのです。
③観光の課題
嬬恋村は、別荘・避暑地としての利用が多い夏場が観光のピークです。観光客の年齢層が高く、若者が少ないという点や、美しい嬬恋村の魅力を十分にアピールできていないという課題があります。
この課題に対して、住民全体で取り組みが広がっています。キャベツ農家の松本もとみさんを筆頭に、特産品の立案や販売を行う「妻の手しごと」をはじめとして、地域おこし協力隊、移住者など、様々な立場の方々が手掛けた特産品が出てきています。
松本さんのお話を聞き、食を支えてくださっている農家のために、大学生の私達が出来ることはなんだろうと考え、貴重な体験や学びを少しでも多くの人に知ってもらうため、多くの活動を企画しました!
小学校でのフィールドワークや学園祭での販売にて、松本もとみさんが代表を務めるブランド「妻の手しごと」の商品の紹介や発表など、生産者と消費者を繋げることを学生達自ら経験しました。
学園祭の様子👇🏻
新たな取り組み
松本さんは 2015年に嬬恋村のお土産ブランド「妻の手しごと」を設立し、キャベツ酢や愛妻ダーを商品化し販売しています。
これらの商品づくりや販売は、松本さんがほとんどー人で行っています。
新商品のザワークラウトやキャベツ酢は、他の食材との相性も良く、私達西谷ゼミの学生の間でも、特に人気でした!
みなさんもぜひ一度ご賞味ください!
妻の手しごとHP👇🏻
ところで嬬恋村は、実は新婚さんやご家族にメリットが多い場所だということでことをご存知ですか?
2023年度嬬恋村観光協会では「11月22日(いい夫婦の日)」に様々なイベントを実施しています!
①「11月22日(いい夫婦の日)」×「『愛妻家の聖地』嬬恋村オリジナル婚姻届」いい夫婦の船出を応援するキャンペーン
2023年11月22日(いい夫婦の日)〜12月8日の間に入籍するカップルへの特別キャンペーン や新婚さんへの新生活支援(嬬恋村結婚新生活支援事業)を行っています!
② ウェディングフォトにぴったりな嬬恋村❕
~オススメフォトスポット~
嬬恋村はとにかくウェディングフォトに映えるフォトジェニックな場所がいっぱいです!
愛妻の丘
浅間高原シャクナゲ園
パノラマライン
カラマツの丘
などなど。
今回私達は、愛妻の丘に実際に行ってきました!!青空と自然豊かな景色は、他では体験できない素晴らしいものでした!!
写真を撮るのに一番最適な時期は?
おすすめは、緑の豊かな6月〜9月くらいの初夏〜秋口です!
最後に
このような想いとこだわりの詰まった群馬県嬬恋村の野菜をぜひ一度ご賞味ください!
最後までご覧いただきありがとうございます!
興味を持ってくださった方は『フォロー・スキ♡』などよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?