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Windows Server 2016:5年ぶり更新プログラムの適用手順を徹底解説!

5年放置のWindows Server 2016、更新プログラム適用で安心安全な環境へ
 放置されたWindows Server 2016、セキュリティ対策は大丈夫ですか?最新の脅威から守るためには、定期的な更新プログラムの適用が不可欠です。しかし、5年も放置していた場合、いきなり最新版を適用するのはリスクがあります。そこで今回は、Windows Server 2016に5年ぶりに更新プログラムを適用する手順を、安全かつ効率的に行う方法を詳しく解説します。


事前検証でリスクを回避:安全な更新プログラム適用のための3つのステップ

1.検証環境で段階的に適用
 本番環境にいきなり最新版を適用する前に、検証環境で段階的に適用することで、予期せぬ問題を回避することができます。具体的には、以下の手順で行います。
 a. 検証環境にOSをインストール
 b. Windows Updateを実行
 c. 適用される更新プログラムを記録
 d. 数回実行し、適用すべき順番を確認
 e. 順番通りに更新プログラムを適用

2.インターネット接続がない環境への対応
 インターネット接続がない環境にサーバーがある場合は、以下の手順で個別に行進プログラムを適用します。
 a. マイクロソフトの更新プログラムカタログから、適用すべき更新プログラムをダウンロード
 b. 手動で更新プログラムを適用

3.万が一に備えてバックアップを必ず取得
 検証で問題なかったとしても、本番環境ではどうなるか分からないため、必ずバックアップを取得しておきましょう。

5つのステップでスムーズに更新プログラムを適用

 上記の3つのステップに加え、以下の5つのステップで、安全かつ効率的に更新プログラムを適用することができます。

ステップ1:サービススタック更新プログラムの適用
 サービススタック更新プログラムは、Windows Updateの動作を安定させるための更新プログラムです。最初に適用することで、その後の更新プログラムの適用がスムーズになります。
ステップ2:セキュリティ更新プログラムの適用
 セキュリティ更新プログラムは、脆弱性を修正するための更新プログラムです。最新の脅威から守るために、必ず適用する必要があります。
ステップ3:その他の更新プログラムの適用
 その他の更新プログラムには、.NET Frameworkなどの機能更新プログラムが含まれます。必要に応じて適用します。
ステップ4:再起動の確認と必要に応じて実行
 各ステップの適用後、再起動が必要かどうかを確認し、必要に応じて実行します。
ステップ5:ログの確認
 すべての更新プログラムを適用後、ログを確認して問題がないことを確認します。

まとめ:定期的な更新で安全な環境を維持

 Windows Server 2016は、2025年1月14日にサポートが終了します。それまでに最新のバージョンにアップデートし、定期的に更新プログラムを適用することで、安全な環境を維持することが重要です。今回紹介した手順を参考に、安全かつ効率的に更新プログラムを適用し、最新の脅威からサーバーを守りましょう。


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