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国からお金をもらわない運営

浜松市で、「働くお母さんを本気で応援する、子どものサード・プレイス」、夏休みの学童保育を開きます。

SNSは自分が関心があることに関連する広告が表示されます。

このところ、「国からの給付金で◯億安定経営」とか「誰でもカンタンに◯◯を開所する方法」「専門知識は要らない」など、本当に見たくない広告が表示されるようになりました。

たぶん、学童保育を始めるにあたり、いろいろ検索したからだと思います。

発達障害の子やその親が困っていることは確かだし、子どもの居場所が必要なことも確かなのですが、「誰でもカンタン」とか「儲かる」とか、本当に辞めて欲しいなと思います。

夏のミューレラボは、最初から「自前で運営」を決めていました。

これまで、さまざまな事業展開をする中で、助成金や補助金を申請して、実際にいただいたこともありますが、そうすると「自分のポリシーに従ってやりたいことをやりたいようにやる」のではなく、「規定に合わせて、どちらかというとポリシーの無いケース」、「余計なことはしない」場合に申請が通ることが多かったから。

補助金/給付金をいただくときには、どうしても「誰でもOK」にする必要が出て来て、そこが大きなネックになるのです。

わたしは、「誰でもOK」は優しいようでいて、現実的ではないと感じています。特に子どもに関する場合、ある程度の「住み分け」をすることで、より、それぞれの専門性が活かされ、効果が高まると思うのです。

先日、石原先生からいただいた書籍にとても大切なことが書いてありました。

それは「潰してはいけない」ということです。

これは、わたしが音楽教室を運営する上で、いつも考えていることです。運営をしくじって潰すことになったら、誰より、共感して理解して所属してくださったご家庭や子どもたちにとって、「だったらやらない方が良かった」という結果にもなってしまうと思うのです。

だから、始めるからには「絶対に潰せない」、このことをよく考えて運営する必要があります。また、ふたを開けてみたら、年がら年中、「お金がないから」と言って利用する方を不安にさせたり、思い切ったこと、やりたいことができないでいる・・・、結果として、志と実態が伴っていないという結果にもなりかねません。

それでもう、最初から「自力で運営」「潰れない」ということをとても重視して、しかも、最初から「よほどの理解をしてくださる方とのみ、運営する」ために、「浜松でいちばん高い学童保育」にしました。

これまで、定員を大幅に超える予約をいただいたのみならず、金額のことを言われることは一切ありません。

あとは、実際に、それに見合った価値を提供する努力をするまでです。今年は第一歩目なので、お申し込みいただいたご家族、子どもたちとみんなで作り上げる場所にしたいです。


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