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『税金で買った本』11巻を読んで考えること

やふぅー٩( 'ω' )و
今回は、漫画を読んで考えたことを書きます。


ずいの /系山冏著 『税金で買った本』11 (講談社 、2024)


図書館の裏側を覗けるような楽しさから、気付けば最新刊の11巻まで読んでいるマンガ。

11巻では読書感想文に始まり、課題図書に貼られているシールの絵柄「牧羊神(パーン)」(ギリシャ神話から)について追いかける。
主人公の「何こいつ(牧羊神)?」に始まり、図書館でバイトする彼は、今回の話も図書館内で「なぜ?」と「何?」を追いかける。
人にきいたり、本を開いたり。

個人的に1つの疑問から、本や辞書を広げて追いかける楽しさは、小さいうちから知っていた方が良いと思う。
楽しさを知ったら、学ぶことに対しての嫌悪感がなくなるはずだから。
さらに当時は理解し難い義務教育で覚えることは、たくさんの疑問の謎を解き明かすためのツールとなり得る。

さて、11巻。
課題図書と言ったら、牧羊神(パーン)の柄だよねっていう前提がある。
私は、今回マンガを読んで初めてパーンというものを知ったと思う。
マンガを読んで数日経過した今も、自分が書いたかもしれない読書感想文の記憶を探している。
そういうわけで、パーンのことは知らなかった。

もう1つの話題、読書感想文。
読書感想文に、苦手意識を持つ主人公。
主人公の友人が、賞を取ったことを思い出して、読書感想文の書き方ついて話を聞く。

友人は幼いながらに、何が「ウケる」のかを知っていた。
感想文には、ある程度賞を取るための方式がある。
しかし、賞を取った主人公の友達はちっとも幸せそうじゃない。

読み手を意識し過ぎると、自分がつまらない。
Aを取ったり、100点を取っても満足しないあの現象。

これを読んで、たまにnoteの記事を何で書いているのかと思うことを思い出した。
noteは、友達にすすめられたから始めた。
こんな安直な動機だけで、1年以上続けられるのだろうか。

今は昔、SNSの先駆者のようなサイトが次々に流行った。
その時も友達に誘われたわけだが、ブログ(自分の考えや日々のこと)を不特定多数が読む。
一体それの何が楽しいのかと、始める前から頑なに断っていた。

noteの記事。
最近の私は、読書感想文を多めに書いていると思う。
これに成績はつかないし、コメントで対話も可能だ。

学校で、提出を求められる感想文には、方式がある。
noteは、それを超えた表現の自由がある。

noteで読書感想文を書く楽しさは、学校である法則に従った文章を提出するよりも自由であるから楽しいのか。

一方的に提出するのではなく、これ面白いよ!!とも言えるし、残念だったとも言える。
短文や長文関係なく、画像や図解で表現することも可能だ。

色々と記憶を探ってみて思ったのは、私は一方的に提出を求められるよりも、そのやり取りを楽しんでいるのではないかと思った。
読書感想文だけじゃなく、趣味を含めて多種多様な話題について表現し、誰かと対話出来る可能性。

自分自身の読書感想文経験は、1文字も記憶にない。
それともかく、今はこの表現自由な世界とやり取りできることが楽しい。


楽しむって、本当大事だな。



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