見出し画像

かんでぃんすこーすこ

好きな芸術家は誰ですか?
Christophe Lemaire、宮崎駿、平山昌尚、Alex Katz、Calvin Marcus…
あとカンディンスキー、なんか自分に感性が近い気がする
抽象絵画の父と人は言うが、根底にあったのは精緻な描写への不信だろう、彼は政治経済をやった人間だった。

《印象III》美しい、というよりは格好良い、見せかけの潔さ

おれが好きなのは、美しいものではなくて潔いものなんです
というか美しいのおれの定義は「潔い」
うじうじ部屋の中で拗らせてる芸術みたいなものは….
それは勿論「ある」し、原動力であるのだが…
そういうのを覆い隠して壁を作って必死にかっこつけてプレゼンする
外向きの表現こそがアートな気がするんですよね。

部屋の中で拗らせてることが作品からわかってもいいんです
それでも「発表」の形態をとっていて、それはプレゼンである
それがアートのあるべき形であり、情報社会の中でのアートの立ち位置
人は全部知りたいけれど、全部知ると疲れてしまうし
想像力を泳がせる場がなくなってしまうと思う。

ぼくが結局カンディンスコがスコなのは、
ペダンティックな彼の表向きな潔さと内なる人間のどうしようもなさ
はっきり作品と経歴から見てとれるからですね
「phalanx」「青騎士」かっこいい活動名じゃないですか
明らかに内なるドロドロを鎧のうちに隠そうとしている
騎士は、妻を捨てたり長年の連れを放置して再婚したりしない。

抽象芸術は崇高で難解なものではなく、
カッコツケ程度のものだと思っていて、
そのカッコツケの精神とは自分のウジウジを隠したいという気持ちで、
その気持ちは情報社会の現代ではとても重要になってきていて、
だから抽象芸術でカッコつけることをおれは肯定したい。

そしてこれは実践の美学と合わさって、
湯島でファランクスをやっていければと思うようになったわけです!
鎧が必要なんです。

p.s. 昨日ある人に話していてすっと出てきた言葉があって、自分に対する的確な説明だと思いました:アーティストとしての自分の表現活動として、ファンドをやりたいと思うんです


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?