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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿91

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第91回全文無料で皆さまにお届けします。

第90回から続く


また全く新しい月曜日の始まりですね。

チーム・ソフトランディングの続きに少しだけ触れますと、過去を10年単位で見た時、金融危機以降の量的緩和時代を彩ってきたイエレンさんであり、ブレーナードさんです。これまで昨年来述べてきましたように、申し上げるまでもなく、基本どんなストーリーでもシナリオでも描いて実行に移せる方々です。イエレンさんは、バイデン政権を支える最重要閣僚。マーケットを支える。過去昨年の寄稿や第88回の寄稿でも触れましたが、イエレンさんはQE(量的緩和)をおやりになっているわけで、その事を忘れてはいけないと思っています。昨年、過去の寄稿で何回か述べましたが、「どんな手使ってでもマーケットを支える」。

今日は、まず、シカゴ連銀のアメリカ合衆国の金融状況を知らせてくれる
「The Chicago Fed's National Financial Conditions Index (NFCI)」 インデックスを見てみましょう。頭文字をとって(NFCI)です。これは、マネーマーケット、債券・株式市場などにおけるアメリカの金融状況を週刊でアップデートしてくれているチャートです。
このチャート見る時、0より上のところで数字が推移していれば金融状況は平均より引き締まっている、0より下の所で推移していれば金融状況は平均より緩和しているという解釈です。まあ、今、金融状況は緩和しています。

で、思い出すのは。第88回の寄稿でも引用しました~つい先日のFRBの議事録では、「第75回寄稿の冒頭で(ウォール・ストリート・ジャーナルのニック・ティミラオス氏の引用から)述べました通り~略~「「が、しかし、当局者は、正当な根拠のない”金融状況の緩和”が、FRBのインフレとの闘いを”複雑にする”可能性があるとの懸念を表明した」という事です。

アメリカで不動産の市場などを中心にご覧になっている専門家の中には、
FRBに、今、PIVOT(政策転換)が必要だとおっしゃる方も当然います。

第88回の寄稿時述べましたが、
不動産ファンド、資金流出に直面
これは英語版ブルームバーグ記事です。ちょっと読んでみますと。
Bloomberg - Are you a robot?
www.bloomberg.com
見出し~
「投資家、コアの不動産ファンドから$20 Billion(約2兆6000億円)引き出そうとしている」
それで、もうちょっとよく読んでみますと、「不動産価値の下落に伴い、ファンドマネージャーであるJPモルガンとモルガンスタンレー、投資家からの撤退要求に直面」となってましてね。「不動産価値の下落」ですとか「お金引き出し」ですとか「撤退要求」ですとかって言葉が目につくんですよね。
同様に一昨日、これとは別に、別の大手投資銀行の不動産ファンドも投資家が列をなして並んでいて資金流出に直面しているという報道も目にしたりしてます。
以上、第88回の寄稿から。

クレジット・イベントにつながって行く


こういったニュース、結構、シリアスな事だと思います。なぜかと申しますと、、こう言ったことが、ひいては、時と場合によっては、前回寄稿で記しましたクレジット・イベントにつながって行くからです。

FRBのエコノミストの試算では、2023年終わりごろで、インフレ3.5%レベルに抑制できるという試算もあります。

この寄稿でもこれまで述べました通り、バーナンキ元FRB議長やニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁が即座に反論しましたけれど~オリビエ・ブランチャードMIT(マサチューセッツ工科大学)教授が、インフレ抑制をやって行って、いずれ、インフレターゲットを3%に変更という主旨のご発言が以前にありました。

FRBのエコノミストやその道の専門家は、うまく行けば、2023年末頃、3.5%水準へインフレを抑制して行くことはこれはまず出来ると見ているのでしょう。

いっぽう、パウエル議長は、「Under any circumstances~いかなる状況下に置いても、FRBのインフレターゲット2%を変更する事はない」と明言。

市場が言うに、「FRBは口ではそう言っている(金利を引き上げて行く・引き上げた金利をしばらくの間その引き上げた高い水準で維持すると言っている)けど、そうは実際にはならないって。PIVOT(政策転換)せざるを得なくなるって

そこから、下記のような事もあるのだと推察致します。
「債券トレーダー、米政策金利のピーク5%未満を見込むポジション構築


パウエル議長が昨年8月末にジャクソンホールで8分間スピーチなさった要点3点は下記の①から③です。
①インフレ抑制のために金利を引き上げ続けて、しばらくの間(for some time)引き上げたその高い金利水準を維持する。
②金利が上がって、成長率が鈍化して、労働市場が軟化すれば、インフレ率を低下させるけど、家計や企業に痛み(pain)をもたらす。
70年代のFRBの金融政策の失敗を教訓とする。
これまで述べて来た通り、僕はこの3点を真面目に聞いています。

マーケットは、「FRBは口では、こう言っているけど。イエレンさんは量的緩和している。だから、株買っても大丈夫」こういう構図で見ているんだろうなあとも思います。

繰り返しですが、僕は、それに組していません。今、マーケットを買いで追いかけるという考えを持っていません。これが間違っていたら、それはそれで、いつもの「そんな事もあら~な」くらいの感覚で、流します。

これはブルームバーグのスティーブ・マシューズさんがシェアしてくださったツィートとグラフです。
スティーブ・マシューズさん~「JPモルガンのトレーディングモデルです。9つのアセット中7つのアセットで現在リセッション確率50%以下という事が示されています」


このスティーブ・マシューズさんからの引用は、あくまでこういうモデルもありますという意味で単にそれを見て頂くために、ここで引用させて頂いているだけです。
(リセッションにつきましては、第90回の寄稿をご参照ください)


第90回の寄稿で引用し述べた、Game of Tradesさん~引用~略~そして「1981年以来最も深い10年債と2年債の逆イールド(逆イールド・カーブ~(短期金利の水準が長期金利よりも高い状態のこと)で、米経済はリセッションの瀬戸際」この1981年以来最も深い10年債と2年債の逆イールドの方に僕ははるかに注目しています。

それは、債券のマーケットが何を示唆し続けているのかという事(リセッションを示唆し続けているという事)と、その確率云々は抜きにしても、こういう示唆というのは、何かの要因、何かが引き金、何かが火をつける、何かがきっかけになって現実のものになる事も、その時期が早まるような事さえ含めて往々にしてあります。

たとえば、またインフレがほんの少しでもぶり返すとか、例えば債務上限問題ですとか。

こちら(リセッション示唆されているこの逆イールドの方)にはるかに、それが(逆イールド)起こった昨夏7月以来、注目し続けてきましたし、注目しています。今回は、その重要性を別例と対比して頂くために、スティーブ・マシューズさんからの引用を用いさせて頂き、そこからこのお話をさせて頂きました。スティーブ・マシューズさんがご指摘の通り、チーム・ソフトランディングにとっては良いニュースでしょう。このモデルを見ると、もはやリセッションを織り込んでいないではないですかとも解釈は出来ますから。しかし、ここでは、あくまで、こういうひとつのモデルもありますよという事の引用であり、それ以上でも以下でもありません。

今まだベア・マーケットの中にいる


僕は、ここからブルマーケットが始まるという考え方ではなくて、今まだベア・マーケットの中にいるという考え方です。ベア・マーケットの終わりを確認してからブル・マーケットへという考え方です。それ(ベア・マーケットの終わり)をしゃくし定規に時期を待って確認して云々という事を言っているのではありません。マーケット観察から、できれば、それをかぎ取りたいと思っています。

マーケット、まず足元、このQ1,Q2 、業績。
S&P500は、このベアーマーケットで4か月に1度安値を付けています。この点を結構重要視しています。そういう意味で、まずは、2月を見ています。そして、3月、4月、ここです。以前から繰り返しております通り、上半期、Q1とQ2の業績発表です。どんな業績発表が、このQ1、Q2展開されるのか。そこから先々の業績予想。Earnings、そこです。業績については、すでに2022年半ばにとっくにピークを打っているとは思っています。


FactSetさんがシェアしてくださいましたツィートとチャートです。
FactSetさん~「第4四半期の業績発表、これまでのところS&P500に含まれる企業のうち67%がEPS予想を上回っている。この数字は、5年平均の77%、10年平均の73%を下回っている。」



そしてFactSetさんがシェアしてくださいましたもうひとつのツィートとチャートです。~「S&P500、2022年第4四半期の前年比収益成長率を3.7%とレポートしている。これは、2020年第4四半期(3.2%)以来の最低の収益成長率」


第90回の寄稿で、Game of Tradesさんのツィートとチャートを2つ引用しました。その時コメントを引用させて頂きました。Game of Tradesさん~引用~「2021年12月以来、アメリカ株から最大の資金流出。投資家は、2022年のベア・マーケット前、大規模にアメリカ株から資金を引き出したわけですが、その時と同じ事をまたしています。2022年の繰り返し局面に私達はいるのでしょうか?」~略~そして「1981年以来最も深い10年債と2年債の逆イールド(逆イールド・カーブ~(短期金利の水準が長期金利よりも高い状態のこと)で、米経済はリセッションの瀬戸際

これひとつをとって見ても、ここでは、例えばとしての1例を創作しているだけすが、逆の見方「お考え(A)」もあるわけです。
たとえば、
・金融状況は緩和している
・リセッション?何、それ?いや、今、チーム・ソフトランディング(イエレン財務長官、パウエル議長、ブレーナード副議長、「あ、うんの呼吸」でやってますから。「どんな手使ってでもマーケットを支える」と。アメリカ経済を不用意に景気後退に落とし入れることなく、軟着陸させることができるでしょう。
・アウトライヤーは、業績が、とか、企業利益が、とか言っているけど、今回主要企業の業績発表が全部ポジティブ・サプライズだったらどうするの?現に、そういう動きしている株も今あるじゃん。全部ポジティブ・サプライズだったら?
・アウトライヤーは、「2021年12月以来、アメリカ株から最大の資金流出。投資家は、2022年のベア・マーケット前、大規模にアメリカ株から資金を引き出したわけですが、その時と同じ事をまたしています。2022年の繰り返し局面に私達はいるのでしょうか?」と、Game of Tradesさんのお話を引用しているけど、
それすなわち、みんなが弱気ってことなんでしょ。み~んな弱気私はコントラリアン(逆張り)。今こそチャンスじゃないの?リスクはあるけど、みんなと同じことやるより、逆やってみるよ。上手く行ったら得るもの大きいし。イエレンさんもサポートして支えてくれているから。
こういうお考え(A)もあろうかと思います。

いっぽうで、
・ザックリ約5%近辺の政策金利下で、新しいブルマーケットが始まるんですか?
・今、バリュエーション高すぎでしょ。最速のペースで金利を引き上げて来て、金利引き上げを継続している局面ですから、バリュエーション自ずと縮小に向かうでしょう。
と僕は考えていますから、こういう「お考え(A)」に同調していません。



第87回の寄稿でその時Markets & Mayhemさんがシェアして下さったツィートとチャートを引用しました。そこで、Markets & Mayhemさん~{私達がこれまで見た中で、最も高価な「新しいブルマーケット」へようこそ。現在のシラーPE ratioは、29.24です。平均は17、中央値は15.91ですね}Markets & Mayhemさん~(ナレーター:全く新しい強気相場ではありませんでしたね、、、)とツィートされておられました。(笑)皮肉っぽくて、笑いを誘います。(笑)このツィートの仕方がウケるなあと思ったので引用させて頂きました。
*このシラー Shiller PE ratioとは= 株価の割高・割安を測る指標の一種で、過去10年間の1株あたり純利益の平均値をインフレ率で調整した実質純利益でPER(株価収益率)を計算したものです。ノーベル経済学賞受賞者・ロバート・シラー教授が考案した指数です。


上記は、単なる会話のシュミレーション(模擬・まねごと)を創作したにすぎませんが、まあ、こんな感じです。

この寄稿、ノートというものを始めてみて、アウトライヤーからのメッセージをちゃんと伝える事ができているのだろうかと、自分自身に対して、よく思います。背景にある経歴のところに記している通り、ようはサラリーマン生活がある程度長かったわけです。ずっと以前に、アウトライヤーのツィッターアカウントからツィートしたのですが。僕個人の基本は、「はい、今、こう。では、これから上に行くというシナリオ2つ、下に行くというシナリオ2つ、それぞれ書いてェ~。よ~い、ドン」「これができないと話にならんぞなぁ}という具合に訓練され、状況に応じて、いかようにもそれらを異なるシナリオを対比出来るようにくらいはしてきました。

一般的、俗に言う、「相場感・相場観」という事を前面に出すことはほとんどなく、それよりも、こっち(シナリオ)に仕事上の優先順位があった気がしています。状況に応じてどのシナリオを採用するかというところです。組織全体の公式な見方としては、ニューヨークに然るべきストラテジストがいましたから。

そういう意味で、自分とイエレンさんを同じ土俵に乗っけて話をするつもりなんて毛頭ありませんが、イエレンさんがバイデン大統領はどうしたいのかという事をよく汲んで、もしくは、バイデン政権で財務長官を務めるという事はどういうことなのか、ご本人が一番良くお分かりでしょうから。どんなシナリオでも描ける事のニュアンスは何となく、ほんのちょっぴり、わかります。

僕の場合は全く異なった、一(いち)私企業における土俵にすぎませんが、ニューヨークにいるボスと議論になった時、「で、どうしたいの?」とお互いに、最終的に質問し合った事が何度かあります。ニュアンスで言うと「あっ、こうしたいんだな」「じゃあ、こういうシナリオ書いてこっちの方向へもって行こう」とか。

これもあくまで表現例にすぎませんが、「金利を引き上げている局面でベア・マーケットが終わるんですか」とか「ザックリ5%の政策金利下で、ブルマーケットが始まるんですか」ですとか。これは、行きつくところ、ベア・マーケット継続中、その中にいるでしょという事を意味しています。はたまた、「ソフトランディングってことは、インフレは高止まりしたままなんですね?」とか。これは、インフレ抑制してる中で、金利を引き上げ続けて、リセッションは起こらない。ソフトランディングで行ける。という事はそんなにインフレがすごく抑制されている状況ではないですよね。という事を意味しています。ひとつの言い方とまた別の言い方と。表現は異なりますが、伝えようとしていることの主旨は同じような事です。

また、マーケットの場合は、時間の経過と伴に景色が変わって行きます。
それは、金利引き締めの効果とインパクトは速度をもって十分にある(インフレ抑制予想したより早く進んでいると見て取れる)というサンフランシスコ連銀のエコノミスト・リサーチ・チームが書いたレポートを目にした時にも痛切に感じました。イエレンさんのおっしゃっるFRBの最新のツールとモデルという事について、感じた瞬間でもあります。

かつてもう10年以上前に、とあるテーマについて、とある会社の社長さんから共著で本を出版するかというお話を現実に直接頂いた事があります。その時に、その事云々は別にして、その本の出版に関わる別の方々の意向を相当汲んでそのように内容をつくっていかなければならないのであれば、それは疲れるなあ(笑)と思った事を記憶しています。仮にそうしたとして、それが出来上がった時に、自分が言いたかった事とはだいぶ違う内容になってたみたいな事だと面白くないなあ。(笑)それはやりたくないなあと思った記憶があります。(笑)

いっぽう、昨秋から、ノートをNEOさんのところに寄稿させて頂くと、フリーハンドで自分の思う事を自分の感覚でスキに書けます。最大の利点です。だから、ノートであり、NEOさんが作ってくださっているマガジンこそがだと思っています。

その中で、今僕の前にある課題は、アウトライヤーからのメッセージをちゃんと伝える事ができているのだろうかと、言うところです。

いろいろな手法があるのでしょうが。この過去7年、アメリカにおいては一貫してトランプの台頭を目の当たりにさせられてきました。トランプ。トランプの口癖ほとんど多くの人は分かっていない。でも自分にはわかっている」とか「みんなこれを見落としている。だから間違う。でも自分は見落としていない。だから自分はいつもどんな時も正しい。chosen one.神から選ばれたものだからだ」こういう論法というか言い方がトランプの狂信的支持者、陰謀論者達にはウケて来ました。

いっぽうで、一般的なアメリカ社会では、どれほど軽蔑されてきたことか。あきれている人達は多いわけです。不特定多数の多くでさえを下げて、自分を浮きだたせる論法。これは現代のアメリカ社会で、全部が全部ではありませんが、少なくとも僕が尊敬しているアメリカ人の間では、忌み嫌われている手法です。ですので、僕が、そうすることはありません。彼らがそれをすることもありません。

代わりに、彼らは、非常に頻繁に暗喩や隠喩を多用します。それを見て、時にコーヒーを吹いたりするほどウケたりはしています。

どうも、僕は、昔から、暗喩や隠喩を、好む傾向があります。(笑)これは紛れもない事実です。オンライン上でも暗喩や隠喩を多用するアメリカ人のジョークを見て、笑い転げたりしています。(笑)かつて、オンライン上でニューヨークの方とお互いに「コメディアンが意図的に人を笑わせようとするジョークに対して、あんまり面白いとは思わないのだけれど、その分野の専門家が、隠喩や暗喩を用いて、ぼそ~っと言うジョークに対しては、コーヒー吹いて、その後も、それが頭から離れず、日中、どこかで思い出し笑いするわ~」と話して、意気投合した事があります。(笑)

一時期、アメリカで流行った表現手法例としては、「○○大統領は、バカで、アホ―で、救いようがいない、とんでもない奴だ、政府転覆さえ、企て、そうしようとして」という表現ではなく、「私は、政府転覆を目論まない、そういう事を企てない大統領が好きです」という表現方法を多用すると手法が例にあげられます。「批判と馬事雑言」ではなくて、意図的に「私は~○○が好きです」という手法です。(笑)

寄稿については、試行錯誤しながら、よく表現方法を考えて、続けていければと思っています。(笑)


イエレンさんって、もう本当に大政治家ですね。


先週末~イエレンさん~「債務上限問題で。この取り扱いを間違い失敗したら、それはリセッション(景気後退)につながると」
それは真面目にそう思います。だから、この寄稿でも何度も引用しました。
ちょっと不謹慎なのですが(笑)

それとは別の角度から、景気後退の大義名分をお探しだったのかと、ちょっとかんぐってさえしまいました。(笑)まあ、ほんと、すごいですわ~。太刀打ちできません。(笑)こういう大義名分ですかあ、って感じです。(笑)
それはもうすごい人ですから、バイデン大統領のもとで、どんなシナリオでも描けてそれを実行できる方です。

いや~もう、参りました~(笑)
ただ、まあ、ちょっと思ったのは(笑)。パウエル議長がインフレは束の間(transitory)とおっしゃって。今度は、イエレンさんがまたいつかリセッションは債務上限問題のハンドリングミス(取り扱いミス)、でもそれ(リセッション)は束の間(transitory)とかっておっしゃっるのかなあとか、かんぐってさえしまって。(笑)ここで、不謹慎にも冗談めかして言っている、この僕のこの発言には、何の意味も意図もありません。(笑)

真面目な事実/真実は、アメリカの国家の負債、その債務上限って、トランプ政権で3回引き上げられていて、トランプ政権時に39%債務が増え、膨れ上がったのです。トランプらしいでしょ。

これはその時は許されたわけです。で、今度はダメだと。トランプに乗っ取られたカルトの党、共和党。立場と権力の度合いによって発言が変わる。権力とか党を超えて国家を考える人達が、国家統治、政(まつりごと)に取り組まないとと論客は声を上げ続けています。

ケビン・マッカーシー(下院議長)という男は、IRS内国歳入庁)の廃止を働きかけると同時に、たとえば、普通に一般的な米国民が100ドルの買い物をしたら、30ドルの連邦消費税を払うというような案を現在、検討している男です。一般的な人からしたら、「なんてことだ」ということになりますよね~。自分と自分に献金してくれる人、投票してくれる人の事しか考えてないのはよ~くわかりますが(冷笑)。

僕が常々待っている事というのは、
・マーケットが業績下方修正バリュエーションの縮小を織り込んで行く過程
トランプの起訴(1月24日、ジョージア州での特別大陪審でのヒアリング、それに基づく、ファニ・ウィリス地方検事の究極の決断、どのような決断をするのかに大変注目しています)
共和党の大きな変化というところです。
3番目の共和党の大きな変化というところについては、期待していません(笑)。


クレイン米大統領首席補佐官

ロン・クライン米大統領首席補佐官の退任の報道。この人こそがの人ですから。それほどの人です。この人を失う事になると、今後、バイデン政権、どうなんでしょうね。このロン・クライン大統領補佐官と、すでにもう退任してしまいましたが、ジェン・サキ報道官の存在はそれはもう大きかったと僕は認識しています。

下記は、Cheeddar Flowさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。
Cheeddar Flowさん~「個人投資家による米国株への資金の純流入額はこの1週間で増加し続けました」



第92回へ続く
最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース

11月27日 第1回スペース 2時間

12月18日 第2回スペース 2時間20分

12月22日 第3回スペース 12分間

12月24日 第4回スペース 20分間

12月30日 第5回スペース 20分間

2023年1月19日 第6回スペース 8分間


関連note

私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

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サポート🍓本当にいつも有り難うございます。