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福祉フェスからの点字入り名刺の話

毎年うちの市内で行われている「福祉フェス」に今年も親子で参加してきた。
障がいがあってもなくても関係なく楽しめ、
障がいを知るきっかけでもあるフェス。
焼きそばやわたあめなどの屋台、バザー、ゲーム、ブラインドサッカーや手話、障がい者の方と一緒にできるゲームなどの体験コーナー、スタンプラリーまであり、結構な人が集まる人気のイベント。

ミーツザ福祉の可愛いポスター
行ってみたくなるポップで可愛いフェスのポスター
グラフィックデザイナーとしても勉強になります


と言っても、コロナ禍やらなんやらで去年が初参加。
その去年が、私の「点字入り名刺」を作るきっかけになった。


私ネネコの点字入り名刺
私の点字入り名刺
イラストレーターとドライフラワー創作の肩書き
ネネコという名前を点字にしています


この名刺を作る少し前「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」という本をたまたま目にし、イラストを描く私は気になって読んでみた。
そしたら、目の見える方の絵の説明を聞いて概念で感じて楽しむという、
私からしたら、失礼ながら目から鱗な内容だったのだ。

というか、勝手な固定概念、勝手な思い込みだった。
感じ方なんて人それぞれ、
見えない🟰伝わらない のではないのだ。

そんな目から鱗をボロボロ落とす経験があってからの、去年のフェスの参加。
視覚障害の方に、私がイラストを描いていることを知って欲しくて
前のめりでお話しさせていただいた。
(ここまでくると、ただのエゴだけどね)

普段ではちょっと聞きづらいことも
しっかり丁寧に答えてくださる貴重な機会。


今や生活に欠かせないインターネット。
WEBサイトは、アプリで文字と画像で認識され、文字は読み上げる、画像はその画像の説明である「代替テキスト」の読み上げで理解するのだそう。
ちなみに「代替テキスト」は勝手に作られるものではなく、載せる側の入力によって作られるもの。
記憶違いでなければ、WEB検索に上位に上がるSEO対策のひとつでもあったはず。

それを聞いて、なんか他にも伝える方法あるんじゃないか!?って
嗅覚、視覚、聴覚、味覚、触覚、第六感
いろんな方法で感じられる方が楽しい
イラストを描く人間として、いろんな伝え方を考えたいと思った。

長々と書いたけれど、これが私の点字入り名詞の原点。


今年は、その名刺を作るきっかけにしてくださったお礼と、是非名刺をもらっていただきたくて
行く前からちょっとワクワクしていた。
(息子には悟られないようにしていた)

去年色々教えていただいた方は残念ながら来られていなかったものの、お仲間さんが来られていて
無事名刺をお渡しすることができた。

直接点字名刺を視覚障がいの方にお渡しするのが初めてだったもので
名刺を触って「イラストレーター、ドライフラワー創作、ネネコ」と読んでもらえて、思わず
「そうですそうです!やったー!」
と思わず言ってしまうほど嬉しかった。
息子には「お母さん、良かったね」と言われたw

そして「綺麗な点字」とおっしゃってた。

点字にも良し悪しがあるらしく、下手な人が打つと穴が空いたり、うまく凸凹にならないらしい。
また今年も新しい発見!
そのきっかけになった方にも伝えてくれるとのこと。

他にも、手話を教えてもらったところでは「手話カフェ」や、
聴覚障がい車でデザイナーをしている人を教えてもらったり(どちらもしっかりフォロー済み)
カーリングのディスク版みたいなゲーム(名前忘れた…)で容赦なく息子に勝ったり
とにかく楽しかった。


また来年もいくぞー!

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