nene

立ち直るまで描く。 どうかこれからどう生きるか見守ってほしい。

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最近の記事

心と体がバラバラに動いている

今日は仕事場に二人だった時間がいつもよりあって、 普段より話す機会が多かった。 たわいもない会話をしながら、 頭の中でふともう一人の自分が お前は誰だ?と言っていた。 彼と、他の人と同じように 張り付いた笑顔で話しているわたしは 一体誰なんだろう。 たまに、こんな自分が怖くなる。 話すときは決して無理はしてなくて、 普通に楽しく話せている自分の心がどこにあるのか。 夫婦だったときより、仕事の話が明瞭にできるようになって、お互い協力的に相手を思いやる仕事のやり取りになっ

    • 離婚を告げられた側。

      不妊の人が離婚したいと言われてしまった、 という例を残酷だがたまに聞く。 けど、わたしは 男性不妊の夫に離婚を告げられた側。 子供を強く望んでいたわたしだったけど、 最初の頃、男性不妊がわかって 子供が持てないからという理由だけで 夫と離婚するなんてできなかった。 大切な家族だったから。 それでも、死ぬほど苦しんで悩んでき月日を超えてきた。 夫は元々子供がいらない派だったらしく、 尊厳もあったのか不妊治療をする気は一切なく、 なんとなく子供に関しての話題はタブーのような

      • ゴミ箱

        日々、穏やかだ、と順調にいってるように見えて がくっと調子が悪い日々が訪れて もう全て早く終わってしまえばいいのに、と 考えてしまう。 「生きたい」とか「死にたくない」って思う人って 未来に希望があったり、やりたいことがあったり、 大切な人がいる人が思うことなのだと思う。 わたしは、この先もうやりたいことも やり残したこともないし、この先に何かあるとも もう思えないから、いつ終わってもきっと後悔はない。 ただ、宝物の飼い猫が生きてる間だけ 飼い猫が幸せに過ごせるように守

        • 一年が経った。

          離婚を切り出された日から一年が経った。 この一年、本当に早かったなぁ。 ここ数年の中で一番早かった気がする。 あんまり日々の記憶や思い出がない。 この一年わたしどう過ごしてたかな。 涙が出ない日がないというわたしは 正常なのだろうか。おかしいのだろうか。 一進一退。 これからどんな生き方をしていくんだろうなぁ。 今は全く想像がつかないし思い浮かばない。 これからまだまだ何でもできるんだろうなぁ。 なんでも。 でも、別に何にもしたくない。 情熱も愛情も、全てすっ

        心と体がバラバラに動いている

          わたししか知らないこと

          目が覚めて、ブラインドを開け、 あぁ、今日はよく晴れている。 顔を洗うため、洗面台へ向かうと 鏡に映った自分の目は赤く腫れていた。 最近、起きたらボロボロと涙が流れている時がある。 夢の中だけは泣いたっていいよね。 わたししか知らないこと。 わたしの中だけ 今日も土砂降りのようだ。 あれから彼の顔が一度も浮かばなかった日なんて 一日もないなんてことが、笑ってしまうよね。 きっと、彼も思ってもないだろうなぁ。 わたししか知らないこと。 「あなたが居なくても生きてい

          わたししか知らないこと

          飼い猫と元夫。

          ひとり暮らしには 溺愛の猫も居るし、なんだかんだ 一人と一匹で自由に過ごせてそこそこ楽しんでいる。 ひとりで居ることにも 元々ひとりでいろんなところに行くのは好きだし、 気楽に過ごせるタイプだから慣れた。 彼が居ないことにも、彼が他人なことにも慣れた。 他人として上手く接して一緒に仕事もできるようになった。 うん。慣れたんだ。 なんだかんだ今までの人生のこともあるし、 わたし自身は強くて、順応は早かった。 自分の中で上手く折り合いをつけて納得していくことができている。 

          飼い猫と元夫。

          唯一手放せなかった

          彼のことはとても大好きだったけれど 彼といる自分のことはあまり好きじゃなかった。 だから、今の暮らしと今の自分の方が好き。 なのになぜだろう。 それでも、わたしは彼と生きたかった。 生きてたかったんだよなぁ。 思い返せばいろんなものを自分から 手放してきた人生だったけど、 彼のことだけは辛くても逃げたくても、 唯一、どうしても手放すことができなかったなって。 元夫は幼少期に大病もしてたし、 お母さんも早くに亡くし、 仕事上でもいろんな人からの裏切りや別れに 一緒に胸を

          唯一手放せなかった

          家族ってなんだろう

          わたしは人に甘えたり頼ったり 人前で泣いたりするのも苦手な人間だから 強くも見られるのだけれど 本当はとてつもない涙腺の弱い泣き虫人間だ。 だからこそ、スーパーという落とし穴が 1番人前で思わず泣いてしまいそうになる場所でもある。 スーパーというのは、 生活の一部で自然と足を運ぶところだから まさか身構えてもないし、頭の中は常に油断している。 そんなところで、ひょっこり彼の残像が 出てきてしまったことに気づいたときにはもう おしまいだ。 わたしは元々独り身のときは、甘

          家族ってなんだろう

          自分の好きなものを思い出した

          たくさんのものを捨てた。 彼はわたしの大切なたった一人の「家族」だったから。 生活のありとあらゆるところで、彼の残像が ひょっこり顔を覗かす。 頭に彼が浮かんで胸が苦しくなるものは 片っ端から捨てた。 大切にしたい思い出は恋人との別れまでだ。 家族との思い出は残すには、生きる上で苦しすぎる。 わたしの持ち物はほとんどが彼と共有した人生の中で 構築されたもの。 唯一の救いなのは、この広い一軒家での 彼との思い出がなかったことだ。 この家に住んだのが春。別れを言い出さ

          自分の好きなものを思い出した

          遠くなっていく現実

          頭はいつも冷静で、普通に生活できるよう いろんな納得の仕方をしていて 心だけが勝手に傷んで涙を誘発させている。 彼が選んだ通り、離婚はした方がもちろん良かった。 あのまま二人いてもきっとお互い苦しかった。 お互いを幸せにはできない二人になってしまっていたから。 納得しているのに、辛いのは きっとそうじゃない二人でいるために 上手くやれた人生もあったんだろうと思うから。 彼が決して悪い人ではなく優しい人だったからなんだろうね。 彼をそうさせてしまったのには、自分かもしれな

          遠くなっていく現実

          残酷な別れ方

          皆さんは離婚からどう立ち直りましたか。 どのくらいで立ち直れましたか。 相手から離婚を言われた方、相手に新しい相手ができたから仕方ないと受け入れた方、何か教えて頂けると助かります。 長年、家庭だけでなく仕事でも一緒に戦ってきたわたし、妻の尊厳を正直守ってほしかった。 別れてから精算してから、新しい方と幸せになってほしかった。 じゃないと、惨めだと思ってしまうでしょ。 わたしが一緒に生きてきた人生の時間、なんだったのかなって思いたくないでしょ。 あんなに幸せを願ったひと

          残酷な別れ方

          狭い街で生きる生きづらさ

          今まで私は過去の思い出のものを残しておくタイプの人間で、貰ったものを使っていたり写真も記念として残しておいた。変わっているのかもしれないけれど、全員のものを残していた人間。 そこに生きていた自分が大切だったし、きっと好きだったからだろう。 けれど、今回初めて手放したいと思った。 それは、見てると辛くなったから。 見るたびに苦しくなるものだったから。 1番永く近く過ごした家族。 生活や持ち物の至るところに、彼との思い出が散りばめられていて、心底きつかった。 全て手放したい

          狭い街で生きる生きづらさ

          2024 離婚からの一歩は進めるのか

          2023年の後半。 夫に離婚を告げられ1人になった。 20代の頃から小さなお店を2人で始め、 少しずつ大きくなって会社になった。 どんなに忙しくても2人の時間がなくても 仕事が2人にとって第一優先でも いつか「ついてきてくれてありがとう。 君がいたからここまで来れたよ。」 と、将来言ってもらえる時がくると思ってた。 子供もいなかった。30代半ば女。 急に1人になった。 忙しくて、立場のある夫の隣で生きるには したかったことや言いたかったことも たくさん死ぬほど我慢して

          2024 離婚からの一歩は進めるのか