Rika
京都のちょっとニッチな楽しみ方を、京都の大学生がご紹介。
考えても正解のないことはとても多い。 それでも考えてしまうし、悩むし、行き詰まる。 なんで生きてるんだろうって、このままでいいのかな、この先どうしたらいいんだろうって。 誰も答えはくれないし、たとえ提示されたとしても納得できなければ意味がない。 だから自分で考えるしかない。 でも、一人で苦しいと人と会いたくなくて、殻に閉じこもってしまう。 調子が悪い時は、すぐに人と比べて自分の力不足や能力不足を実感する。 自分の自尊心や人格を自分で貶めることは絶対にしないと決め
先日、思わず目が奪われたことがあった。 バス停の前を通り過ぎようとした際、ベンチに腰をかけている同世代ぐらいの女性の姿が目に飛び込んできた。 周りには大勢の高校生やバス待ちの人がいた中で、なぜか彼女にだけ目がいってしまった。顔を見たわけでもなく、モデル並みに背が高かったわけでもない。 その女性の座っている姿が美しすぎたのである。 背中から腰にかけて緩やかなカーブを描く姿勢で、足を揃えて座り、俯きながら顔にかかった長い髪をかき上げていた。 正直、どきっとした。自然と出
先日のnoteでは、母に対する怒りに近い感情を露わにした。しかし、見方を変えると母に対する罪は私にもあるのだ。 話は逸れるが、私たちが使う言葉はコミュニケーションのためだけではなく、世界を分節化して理解するために用いられる。同時に、私たちが持つ思想や考え方は普段使う言葉によって規定されている。 言葉と思想はともに密接に結びついているからこそ、ある一つの言葉や概念から共通のイメージを共有することができるというメリットがある。その一方で、言葉に付与された既存のイメージから離れ
この話を書くときに、どうしてこんなにも涙が出てつらいのか分からない。 数年前にも書き起こしたことがあったけれど、その時とは違う意味で虚しさとやるせなさを感じる。しかしながら、今の気持ちを何とかして言語化しようと思う。 私は大学進学とともに、一人暮らしを始めて5年目になる。 一人暮らしをしたいと思ったきっかけは、家族という最小の社会、そして強力な母という存在から逃れたいという気持ちがあったからだ。 私の家族は母、父、娘からなる。小さな家に生まれた一人っ子であり、両家にとっ
みなさんは、人に嫉妬することはありますか? 私は本当によくありますし、嫉妬するとしばらく何も手につかなくて心が不安定かつ、醜い感情でかなり疲弊します。ただ、最近は嫉妬している状態もなかなかに面白いなと思って上手に付き合うようになりました。 嫉妬することを非常にネガティブに捉える人もいると思いますし、もちろん嫉妬し続けることは精神衛生上よくありません。かといって、全く嫉妬せずに生きていくことは不可能だと思いますし、逆に「嫉妬をしないようにする」ということも同様に心に悪いと思
最近の目下の悩みは人間関係だった。 数週間前、お互いのためを思って距離を置いた人のことが忘れられず、何かで忙殺されていないと彼のことばかり考えてしまうような状態だった。彼のことは親友だと思っていたし、これからも良い関係が続いていけば良いなと思っていた。ただ、彼は私に好意を持ってくれていて、私がその好意に応えられないことから距離を置くことにしたのである。 言葉にしてしまえば、なんてことないよくあることと集約されてしまうだろう。しかし、心置きなく本音で話せる人を失ってしまった
今日は夏日らしく、私はポロシャツに短パンという出立ちで外に出た。今日は土曜日だが、大学の授業があるので学校に向かっていた。道中に見かける学生たちは、まだ長袖を羽織っていたりパンツスタイルだったりと自分だけが、さながら夏を待ち侘びる小学生みたいで若干気恥ずかしくなった。 日傘を傾けてふと前を見ると、かっこいい人が角を曲がるところだった。後ろ姿しかわからないけれど、少し背の高い猫背気味の青年。天パとも思える髪の毛と、紺色長袖にチノパン、ヘッドフォンといったイカしたスタイルである
この4月、京都で留年生活が始まった。それについては別の機会に書くとして、留年できる期間は半年、つまり京都で住めるのも残り数ヶ月、今京都を堪能せずしていつするのだ。 東京に就職した大阪の友達曰く、「関西出身のやつらと話すと、いつも京都いいよな〜また住みたいわっ話してる」とのことだ。なるほど。郷に入ると郷の良さがわからなくなるのか、もっと今いる環境のありがたみを感じなければと気がついた。 留年中の身で京都に住まわせてもらっているから若干肩身は狭いが、今のうちに京都を堪能し尽く
最近、大切な友人と縁を切ることになった。 彼とは半年前に出会って、話をするうちに徐々に仲良くなった。当初は全く興味もなかったけれど、彼の人生経験や人生の軸を見聞きしている内に人間性に惹かれていった。 ここでは書き尽くすことができないほど彼は魅力的だった。人の内面に常に眼を向けて、魂の美しさを見抜くことができる人だった。外見の印象ではなく、人を見ることができるのは彼自身が様々な挫折を味わってきたからこそだと思うし、人の弱さに寛容で偏見を持たずに受け入れる器の広さを持っている
私が女性として人生をかけて身につけたいものは色気です。その理由としては、魅力的な女性として認識していただきたい気持ちと、色気のある男性に出会ってみたいという下心があるからです。はっきり言ってしまえば、一度でいいから紳士的で色気のある男性に抱かれてみたい。 色気とエロは異なります。エロは誰にもわかりやすく、それ以上隠すところのない身体的ものですから飽きがきます。一方で、色気は一見するとつかみどころがないものであり、そこはかとないので「もっと見たい、知りたい」という好奇心を掻き
小さく何度も傷ついた女性性に落とし前をつけるため、幾度とない小さな復讐的行為が身についてしまった。
自分の意見に興味を持って聞いてくれる人を失いたくない。
東京観光で感じたことを色々メモしてみた。 銀座の春画展、表参道と裏原の散歩。『アートとフェミニズムは誰のもの』を読んだ感想を合わせて。 女性性を隠れ蓑とした、男性の眼差し。私のフェミニズムの欺瞞 - 消費と女性「やばい、最近服買ってない」(裏原の広告)に対する批判 - 表参道と消費社会 - メデューサの歴史的描写と想像の転換 - ローリー・アンダーソン 撮られる客体とは - ポルノ動画の転換、撮られる存在としての女性から、撮る主体としての女性存在へ - 女性視点 - 胸と
語彙力に自信がある人に読んで欲しい本📕 門井慶喜「天才たちの値段 美術探偵・神永美有」
自分を知ること、これに尽きる。
久しぶりに京都の歩き方を投稿します。 秋になると京都へ観光しようと出向かれる方が多いのでしょう。3年前の閑散とした四条が考えられないぐらい海外の方で溢れています。これからの時期は、紅葉やライトアップが見所になってくるので、ますます観光される方が増えるでしょう。 そんな楽しい旅では常に「ご飯どうしよう」問題が付きまといます。ふらっと素敵なお店に巡り会う楽しみもまた旅の醍醐味でしょうが、せっかくだから美味しいものを食べたい、でも何が良いのかわからない。 だからこそ、私はここ