膿の苦しみから、生みの喜びへ。
都会で暮らしてるとさ
時々、生活ってすごい贅沢品なんだなーって思うことがあるんだ。
たとえばね
〝ただ、毎日を静かに穏やかに心地よく暮らしたい〟
という願いがあったとして、、
それを実現するのには、越えなきゃ行けないハードルがあまりに多すぎる(と信じられてる)なと。
その “静かで穏やかで心地よい日常” を手に入れるために
みんな必死になって、自分の時間を削りながら、今という瞬間瞬間を大切に生きることを忘れるくらい働いていて、、
何だこのシステム?????って、思ったりする。
今感じているこの時間こそが命であり、日常の暮らし・生活こそが人生 なはずなのに
時間も暮らしも、今ここにあるはずなのに
今持っているものからは目を背けて、いつかの未来で楽しい日常や穏やかな時間を手に入れるために頑張らなきゃいけないって、多くの人が心の底から信じてる。
窓を開けて鳥の声や太陽、風、雨、土の匂いを感じれば、今この瞬間に安息の地に行けるというのに
息ができることに ありがてえ…と感動する時間や、道端の花を愛でる時間、深呼吸する時間を犠牲にして
いっぱいお金を稼いで、今いる場所じゃない場所に行って、目の前の景色を変えなければ、たくさんのものを手に入れて人から認められなければ、
幸せにはなれないと、みんなが信じてる。
だから都会で不自然な四角形や硬いものに囲まれて思考停止になってるときって、「幸せな生活」ってものが、
必死で頑張ってる人じゃないと手にしちゃいけない贅沢品みたいに見えてくる。
この間聞いた話なんだけどね、
世界の約半数の言語には「頑張る(嫌なことでも我慢する、耐えるみたいなニュアンスの、頑張る)」って単語がそもそもない んだって。
それに加えてね、
そのことを話してたかたが一時滞在していたミャンマーかどこかの村には、「急ぐ」って単語もなかったんだって。
その村には「(自分を犠牲にして)頑張る」って概念も、「急ぐ」って概念も、存在しないんだって。
それ聞いたとき わたしは結構ショックで、、
自分が幼いころから信じてきたものって一体なんだったんだろう… ってなって、しばらく泣いてしまった。
「今がつらくても頑張れば幸せになれるよ」「急がないとみんなにおいていかれて恐ろしいことになるよ」って大人たちはみんな言っていたのに。
…
ここからちょっと話が変わってダラダラ自分語りになるんだけどさ
わたしにとって「生活」とか「暮らし」って鬼門というか、すごい苦手意識があったんだよね。
生活に必要なあらゆることが、自分には絶対できないって感じてたの。
多くの人にとってはそうではないと思うんだけど、わたしにとって生活ってほんとに難易度高くて、なんとかならないものなんかなってずっと思ってた。
笑われちゃうかもしれないけどさ、
掃除も片付けも洗濯も、お風呂入るのさえすっごい頑張ってやってる感じでね
診断されてないけどたぶんADHDグレーゾーンだと思うから、すごい気を付けて生きてないと部屋がごっちゃごちゃになる。
唯一お料理が好きなのは救いだけど、それ以外まじでなんにもできねえ… てか「生きる」ってやること多すぎじゃね???みんなどーやって生きてんの?????
って感じで。
そんな自分だから、生活というものに恐れおののいていて
あーわたしには生活の才能がないんだな。恵まれなかったんだな。って、なんか諦めてたの。
こんな自分は結婚なんてしちゃいけないって信じてたしね。
家族を含めて人と生活すると迷惑掛けて嫌われて傷つくだけだから 一生ひとりで生活したいと思ってたし、
できるなら家事の全てを放棄してホテルで暮らしたいって思ってた。
こーゆーのセルフネグレクトっていわれるのかもしれないけどさ。
生活って生命活動でしょ
なのにそれすら満足にできないってどーゆーことよ…… って、無意識で自分に失望してたんだよね
でも、前にこのnote⇩でも書いたことがあるんだけど
らしいんだよね。噂によると。
それってたぶん本当っぽくて、
最近になって初めてわかったんだ。
わかってしまった………
わたし、生活の才能めっちゃある💪笑
生活の才能ってなんだよって感じですが、
ふとしたきっかけで生活空間とか環境に興味持ったらめっちゃ好奇心が爆開花しちゃって、日々の暮らしにたいするときめきが止められなくなっちゃったの。
最近はもう、趣味は生活ですっていうか、生活に恋してる。
掃除も片付けもお部屋づくりも、ついこの間まで大嫌いだったことが不思議なくらいで
できないって思い込んでたのは単純に知識がなかっただけで、自分本体に問題があるわけじゃなかったってことがわかったんだ。
いつだったか、
「あーパラレルワールド乗り換えるみたいに ある日突然、目が覚めたら生活が得意な自分に生まれ変わってないかなー🐹」
なんて甘ったれたことを願ったことがあるんだけど、ほんとにパラレルワールド切り替わっちゃった。
ある日突然、生活に開眼した。笑
我ながら願いかたナイスだったな😘
でも一応、『生活が好きなわたし🐹🍅』にチャンネルが切り変わる前に『膿出し期』みたいなのが結構続いたりしていて、、
今日のnoteの冒頭に書いたみたいに、
静かに暮らしたいだけなのに なんでこんなにやること多くて大変なんだよ人間界ふざけんな(´;ω;`)
って絶望感としばらく格闘してたんだよね。
みんなきっと心地よく生活したいだけなのに、
そこにたどり着く前に多大なる努力・忍耐・根性・協調を通過しなきゃいけない(しかもその途中で心身を病んで生きるの嫌になってしまう人がめっちゃいる)この世界ってなんなん??って。
でもこれもきっと自分だけが持っている絶望感ではなくて、
何者かの支配・管理下におかれることが当たり前となった人間の命たちの集合意識の叫びなんだろうって思った。
この人類の意識の根底に流れている違和感や怒りや「生きたい」という願いにふれることで、
この世の中のシステムの中で自分がこれからどう生きたいのかってことがわかったんだよね
これからはお金や他者満足のために生きることから できる限り降りて、日々の生活を味わいながら野菜でも栽培しながら生きようかなって。
自分で食べる物を自分で作るってものすごい喜びだし、
お金の価値がどんどん下がってる今、もはや国民全員が始めたほうがいいレベルの投資活動なんじゃないかなって。思ったんだよねえ。
というわけで、めでたく 生活大好きすなお氏&野菜作りすなお氏🐹が爆誕しました🍅
目が覚めて生まれ変わった気分~
都会の中のせまいおうち暮らしだけど、生活を整えて、土にふれて植物が伸びていくのを見てると、今まで失ってたパワーがバキバキ戻ってくる感じがするんだ。
今年のはじめまで一年間くらい我慢とか忍耐とか無意識に結構やっちゃてて毒を溜めちゃったぶん、膿出し期間はかなりハードだったけど、
膿が出た後に見えてきた世界は、雨のあとにかかる虹みたいに、とっても心踊るものだった🕊🌈
久しぶりにnote書いたからクッソ長い自分語り日記になってしまった。
お付き合いくださったかたがいらしたらどうもありがとうございました。
それではまた~。
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