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【園を変えた理由】



こんばんは。ねむ子です。
4年間程寝かせたウェアーを、今年ようやくゲレンデへ連れていくことができましたー!!ずっとやってみたかった初スノボでヒップドロップレベルのしりもちをつき、尾てい骨がキシキシしています…。でも、懲りずにまた3月にチャレンジ予定。私の尾てい骨の行方はいかに!?



さて、いつもこの「園を変えた話」をする時に、転園というのか、転職と言えばいいのか悩みますが、転園だと、子ども対象みたいに聞こえるので、この記事では「転職」と表現しますね。




新卒で就職した幼稚園



「また4年間も勉強し続けるなんて、私には出来ない!!」


…と、専門学校で学び、さっさと社会へ飛び出したかった私。大学時代を人生の夏休みなんていう人もいるけれど、やりたいことをするにはお金が必要だし、現場で自分の目と心で積んでいきたいと思っていたから。私にとって、幼稚園で勤めた2年間は、今思えば必要だった2年間だった。今の園に飛び込めたきっかけになったので。


…子どもたちは可愛い。でも、引っかかることがたくさんたくさんあった。その中でも決定的だった出来事があります。


2年目の時、節分行事の係になり、事務の先生に例年通り鬼役をお願いしに行った時のこと。私は”鬼がスニーカーを履いている”ことに違和感を感じ、(違和感というか…鬼はスニーカーじゃないだろ!みたいな思考)

「裸足か、ぞうりで、鬼役お願いします」

とお願いをしました。すると


「2月だし、寒いし。子どもはそこまで見てないよ。


と、スラリとこんな言葉が出てきました。
それまでギリギリ張っていた糸が、バツッと大きな音を立てて切れるのを感じました。あー、現場の先生じゃなくとも、こんな言葉を当たり前のように言ってしまう人がいるこの環境は、私は、いる意味がない。と、気持ちよくなるくらいに、今までモヤモヤしていた所はここだな、と腑に落ちたのでした。


それは、きっと来年度の体制も決まっていたであろう、12月の出来事。4回程話し合いを重ねている中で、「石の上にも三年という言葉がね…」と言われました。そんな言葉はくしゃくしゃにして、ぽーーーん!!!と蹴っ飛ばし、退職させてもらう事が決定した日の帰り、園の駐車場で原付またがり、就活の時にパンフレットだけで敷居の高さを感じた保育園に見学のTEL。そして今に至ります。



…皆さんは、こどもが見ている世界の広さ、豊かさ、面白さを感じた事がありますか?そして想像したことはありますでしょうか。泣いている子を見て、その子に吹き出しをつけてみたことはありますか?それとも、大人のいうことを聞いてくれなわがままな子、というように見えているでしょうか。


子どもは、大人なんかよりはるかに力を持っていると思っています。保育園の子どもたちと共に過ごしていて本当にそう思う。親と離れ、自分が置かれた環境にしっかり身を置き、考え、発信し、求め、甘え、怒って、泣いて、笑って過ごす。そして何に対しても豊かで広く柔らかい眼差しを持っています。この子のように生きたいなぁ。なんて感じることもしょっちゅうです。


子どもの世界を教えてくれたのは現在の園でした。以前の園にもきっと魅力はあったのだろうけど、(いや、これは綺麗事かも。)違和感を感じた自分は間違っていなかったと、100%そう思えます。


なんだか、何に関してもここだと思うのですが、自分が何に重きを置いていたいのか。と、本当に大切にしたいことって実はシンプルなんだろうなと、28歳にもなり感じ始めています。


転職って本当に思い立った時がその時ですね。この時の自分の感情を思い返していてそう思います。


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