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OBSを使ってPCから高音質でDJライブ配信! ☆☆☆

こちらの続編です。

アプリつかってPC上のDAWでライブ(DJ含む)篇
が自分の環境(オーディオインターフェイス)のせいなのかうまく配信できませんでした。

なので、
正確にはPCつかってライブ配信(DJ含む)篇の続きになります。

OBSを使ってPCから高音質でDJライブ配信

音の流れ

MacのDJソフト→Macのデスクトップ→Blackholeなどのミキサーソフト→OBS→配信サービス(ブラウザ版)

自分の環境はMacBook Air(2017)のメモリ8GB。DTM用途としてはかなり非力です。幸いにもDJソフト(Traktor Pro 3)の動きが軽いので、これから書いていくセッティングでも無理なく動いてくれています。

Wimdowsでも、ほぼ同じ流れです。要はPC内で完結しちゃいます。なので、外部からの音声(例えばマイクなど)を加えなければ、オーディオインターフェイスは必要ありません。

しかも、BlackholeやOBSは無料。

素晴らしい!

OBSのメリット&デメリット

OBSを使用するメリットは以下の通りです。
オーディオインターフェイス無しでも高音質配信が可能
エフェクトの外部プラグイン(VST)を使用できる
様々なプラットフォームへの配信がひとつのソフトで可能

逆にデメリットはこんな感じ。
設定が面倒と言われている(個人的にはそんなふうには感じなかった)
PCへの負担が大きくなる

もし、いちばんの問題点を挙げるならPCへの負担になるかと思います。これを可決するには配信用PCを別途用意するという手もありますが、ムチャをしなければそれほど気にする必要はないかと。

ちなみに、高音質の最低ラインは「ステレオ」です。

必要な機材&ソフトウエア

●PCとPCDJソフト

※自分の場合、MacBookAirとTraktor Pro3

●ストリーミング配信ソフトウエア

OBS Studio など。情報量的にもOBSで問題なし。無料。

●ミキサーソフトウエア

※自分の場合、BlackHoleをインストール

●DJコントローラー

※自分の場合、Trakor Kontrol S2 Mk3

●ライブ配信アプリ(ブラウザ版があるもの)

※自分の場合、Twitchと17Liveのアカウント(サブ垢含む)

●Webカメラ

ラジオ配信の場合は必要なし。
※自分の場合、iPhoneをWebカメラにするアプリで代用

※上のYouTubeは実際にEpocCam(無料版)で試した動画

タイムラグはありますが、フレーム落ちもなく、想像していた以上にキレイな動画でした。DJのライブ配信用途なら充分な性能だと思います。

こんな情報もあります。


ざっくりとこんな感じです。

Twitchと17Liveを選んだ理由

できるだけステレオ高音質で配信したい。
垢バンされにくい(DJ配信はグレーゾーン)。
ユーザー数が多い。

まず、17Liveから。
カテゴリーに「DJ」があります。それにこんな記事も。

音質には少し目をつぶりました。公式の推奨だと「128kbps」となっています。これは今日現在のYouTubeライブと同じ仕様です。おそらく、今日現在のデフォルトが「128kbps」。いずれは高音質になっていくと思われます。

次にTwitch。

特に海外のDJが多いですね。17liveより圧倒的に海外勢の割合が高いです。こちらは音質で決めました。最高「320kbps」で問題なさそうです。

配信までのセッティング

詳細は省きます。検索すればいろいろな記事がヒットします。できるかぎり正確で新しい記事をチェックしてみてください。それほど難しくはないと思います。

17Live公式

Twitch

Twitchの方ストリームキーが自動で設定されるので少しだけ楽かもしれません。微々たる違いですけどね。

おまけ

オーディオビュジュライザ

殺風景だからオーディオビュジュライザーを入れたいなと。
※こちらはサンプル

Mac対応しているのはこれ。

ただ、brewのインストールでつまづいてしまった。

そして、こちらで解決。

VSTプラグイン

OBSに対応しているVSTプラグイン(当然エフェクトのみ)はぶっちゃけ試してみないとわかりません。PCへの負荷を考えると、軽量のプラグインがいいと思います。

実際に入れたのはリバーブのみです。

リバーブは薄く薄く、ほとんど分からないくらいしか掛けていません。ちょっとした箱鳴り感を出したかったので「Room」リバーブを選びました。

無料のVSTプラグインでも問題ないと思います。リバーブなら、これ、一択。

音質は無料の中でダントツです。ただし、癖が強いリバーブというかディレイなのでセッティングには要注意かもしれません。

初期設定の状態でWARP、DENSITYを最大にします。これだけでもう高品質リバーブが簡単に手に入ってしまいましたね。ここでプリディレイやリバーブタイムを調整したいと思っても、そのような項目は無いので出来ません。
 ですので、大雑把に作ったもので構わない、もしくはそんなに細かくいじりたくないという人にはすごく相性のいいものかもしれません。ある意味時短ツール。

これでOKだと思います。PCへの負荷も小さく、おすすめ!

OBSを利用したPCからのライブ配信。凝ったことをしなければ、それほど設定は面倒ではありません。ぜひ、お試しを。

投げ銭♥