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花の名前を呼びながら春を吸いたい

桜の花びらが落ち、山の緑が濃くなるにつれ、桜の開花状況を毎日そわそわと気にしてお花見へ出かけたり桜フレーバーのおやつやドリンクを楽しんでいたのも落ち着いてきた。

◎中華をテイクアウトして楽しんだお花見

自宅から街の中心部までは電車で数駅ながら、自然に囲まれた場所に住んでいるので、暖かい(もはや暑くなりつつもある)気候の最近は、仕事前の朝散歩が楽しい。

実家は多くの人にとって帰省先となる地域にある田舎だが、そこに住んでいた時には見かけなかったか、もしくは気が付かなかった植物も、朝散歩ではたくさん出会える。

まだまだ名前の知らない植物がたくさんあり、一度調べるだけでは名前を覚えられないものもあるが新しい知識として取り込んでいくのはいつもわくわくする。

ムスカリ。名前もそうだが、この花自体も初めて気に留めた気がする。水色から紫に色が変化するのかと思いきや、元々いろんな色があるらしい。


たんぽぽ。見かけると本格的に春が来たな〜と思う。まんまるにわたげになった様子も好き


ツツジ。実は種類が豊富にあり、花の形や大きさも異なるらしい。新緑の山にぽこぽこ塊となってピンク色のツツジが咲いているのも好き


Lady Janeと呼ばれるチューリップの品種。まだ咲きかけで、花が完全に開くと白い部分が多く見えるよう。でもこの状態の、混ざり合う前の濃いいちごミルクみたいな色も好き



クリーピングタイムと呼ばれるタイム(ハーブ)の一種だそう。一面ピンクのふかふか絨毯になっていてうっとりする


実家にはいろんな種類の花をあちこちに植えていて、季節ごとに楽しんでいた。
土から元気に成長していくのを見守ったり、生花にして玄関に飾ったり…

「そろそろツツジが咲くころだね」「庭の金木犀が良い香りし始めた」

そうやって植物を単なる木や花ではなく、名前のある美しいものとして認識し共有することで自然を楽しむ習慣を持てたことが改めて嬉しいなと最近思う。

名前の知らない植物に出会うたび、その出会いを喜び名前で呼んであげたい。



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