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休日出勤をしたい中年は、奴隷になることに人生を賭けている

先日、管理職の会議で休日出勤の話になりました。

金融機関は原則、土日祝日は営業していないのですが、うちの会社は一部店舗を休日営業させています。そこに張り付かせる人員について、就業規則に抵触しないよう営業店の若手社員を配置するのですが、これが結構な課題になっていました。

休日出勤に当たった社員からの苦情も無視できなくなってきており、なんとか対策を練らなければなりません。

シンプルな解決方法として、管理職クラスで対応する手法があります。

管理職は残業も休日出勤も手当がつかないので、労働時間さえ注意すればいい。人件費のかからない都合の良い人員として認識されています。

しかし、令和の世にあってそんな奴隷扱いなど許容されるわけがありません(いい加減にしろ)。

「そんなことはできないよね」といった空気の中、私より年上のA氏がこう言いました。

「子供もみんな進学しちゃって実は土日やることなくてさ、俺だったらぜんぜん休日出勤して仕事してもいいんだけどな。仕事は忙しいし許可をもらえるならそうしたいくらいだわw」

で、でたーーーーーーー!!!!!やっぱりお前そうやったんか!!!!!!土日やることなかったんだな!!!!!!もう会社しかなくなってたんだな!!!!!!そうだと思ってたよ!!!!そうだろうと信じてたよ!!!!!本当にイメージ通りでありがとうな!!!!!!!

と、思わず絶叫しそうになりましたが我慢しました。口は完全に笑っていたと思います。


悲しい話ですが、これが平成を生き抜いたアラフィフのリアルな姿なのです。

そして、そんなアラフィフは、これから更なる地獄を見ることになるのです。


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これまでも何度も書いていますが、今の40歳以上は失われた平成の中で社会人として生きてきました。

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