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発見王とお金の話

前回、発見王とはどんなゲームなのかという記事を書きました。
で、今回はそのとき書かなかったお金の話を書いてみようと思います。

僕は専業でアプリ開発をしているので、アプリの収益がなかったら生きていけないわけです。発見王の制作には3年以上かかっていますが、その間の生活費はそれまでのアプリの収益があるから作れているわけです。
スバラシティ様々なんです。
なので今回もしっかりと収益を出さないと次が作れません。
もっとアプリ作っていたいです。
というわけで、発見王ではどのようにマネタイズをデザインしたのか、という話です。

課金と広告の比率

発見王は無料アプリで広告と課金を入れています。
一般的にカジュアルなゲームほど広告モデルが多くて、大作で重厚なゲームは課金モデルが多いです。
発見王はどちらかというと課金に比重を置いています。
今の肌感覚として7割から8割、課金寄りになってます。

課金って難しいんですよ。
でも開発者としてはできるだけ広告を入れたくないんです。
ゲームの体験が削がれてしまうから。
今回は、僕の中では大作なので課金にチャレンジです。

ガチャは無し

ガチャはねえ、僕の中ではグレーゾーンなんです。
入れてもいいんだけど今回は入れていません。
心情的な部分もあるんですが、ガチャのシステムを入れるかどうかは、アイテムの種類が大量にあることが必要で、アイテムをどれだけ増やせるか、そこが重要なポイントなんです。
今回はシステム的にそういうゲームではないな、と最初から考えてました。

どうやって課金に導くのか

発見王は情報を集めるゲームで、情報があるとメリットが大きいんです。
情報で、回復アイテムやバトルのアイテムの入手が容易になります。

で、ここからがポイントです。
プレイヤーが移動するのには体力を使います。
最初はプレイヤーは情報を手に入れてウッキウキなんです。
回復もバトルも適度にこなせます。

じゃあさらに、もっと情報を仕入れよう!となり、
情報が大量に手に入ったらどうなるか?
移動が破綻するんです。
広範囲の移動は難しいんです。なぜかというかそういうバランスにしてるから…(こういうのを記事に書いちゃいけませんね。)

発見王は1時間ごとに地形が変化します。
1時間経つと、手に入れた情報の信憑性が少なくなるんです。
あー、これはもう急いで移動しなきゃならないですわ。
課金へGO
となるわけです。

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これは仕組みの話で、これをソフトなバランスで実現するか、エグいバランスで実現するかは、また別の話です。
実際は1人でも淡々と無課金でプレイできるゲームなってると思うので、ぜひ遊んでみてください。

広告の入れ方

今回、ちょっと広告を出す方法で遊んでます。
ゲーム中のイベントで「広告業者の人」が登場するんですよね。
その人が広告を見せてくれるんです。
そして見終わったあと、アイテムやゴールドがもらえます。
いわゆるリワード広告ってやつです。

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嫌らしいのが、あるアイテムが必要な近くで広告を見たらそのアイテムをあげるよ、と行ってくる広告業者がいます。
なんてこったい。
いや、開発者のやさしさなんですよ、これは。

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以上、マネタイズの話でした。
基本的には、無料でも快適に遊べるものを目指しているつもりなので、よろしくお願いします。
もちろん課金して頂けたら、次のアプリも作れるようになりますので、むっちゃ喜びます。

発見王は10月29日、iOSとAndroidでリリース予定です。




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