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隣の芝生は青く見える。年中ずっと。

新緑の季節。木々の新芽を見るのが楽しい季節になりました。緑って不思議です。癒されると同時に強い生命力を感じて、心が浄化されます。

ねこすけんちは新築時の庭づくりで、芝生を貼るかどうかかなり悩みました。そして貼っていません。もともと芝生の庭に憧れていて芝生を貼る気満々でしたが、「ズボラな私にメンテナンスできるかな…」という思いの方が勝ってしまい見送ってしまいました。

隣の芝生は青く見える。本当に。

「隣の芝生は青く見える」とはよく言ったもので、英語でもほぼそのまま「The grass is always greener on the other side.」ということわざがあるそうです。自分と身近な相手を比べて相手の方が優れていると感じてしまう心理状態、これって日本的な感覚ではなく、万国共通なのですね。


おうちのことと絡めて考えてみようと思います。

不動産を持つと、このことわざがリアルに感じられるようになります。

最近はオープン外構が多いため、近所のおうちの庭は通りすがりでも結構よく見えます。「ここは飛び石なんだ」「シンボルツリーはシマトネリコなんだ」とか…自分も外構のパーツや植える植物を調べてきたせいか、つい見てしまうんですよね。特に5月くらいになると新緑がわっと出てきて、緑が元気な庭にはついつい目がいってしまいます。お花がたくさん植えられていると「お花が好きなおうちなんだなぁ」とか想像してしまったり。

そして「すごいなぁ」「いいなぁ」という憧れと、無意識のうちに自分と比較していることに気が付くんです。

芝生を諦めた我が家

前述の通り、ねこすけんちは新築時の庭づくりで芝生を諦めました。補足しておくと、その時点では諦めようと思ったのですが、いつかは貼るかもしれません。ねこすけんちはずっとつくり途中なので。

芝生のきれいを保つにはメンテナンスが必要なんですよね。第一に夏場は1〜2週間に1回の芝刈りが必要です。うちでは誰がやる?私か。→土日しか時間がとれないし、いまはほかにもやることがあって…ということで、時間がつくれないという点で無理と判断しました。

手間という点では、ハサミか芝刈り機で刈って、熊手で刈り取った草を集めます。それから水やり、除草、追肥…作業は嫌いではないのですが、時間がないことも相まってちょっとハードルの高さを感じてしまいました。

あと、道具をどこに置いておくかも決めないといけないし。物置き買わないと。


ネット情報+芝生のある親戚のおうちの話から考えた結果、「無理かも」という結論になりました。調べて知識を得て、考えてから諦めたからこそ、芝生のあるおうちは「すごいなぁ」という目で見てしまうんですね。

青々と美しいお庭は、見るたびに住人の方を尊敬します。「隣の芝生は青く見える」んです、本当に。

紫陽花やブルーベリーと過ごした2年

芝刈りはいまの私にはできないけれど、緑のある庭には憧れています。できる範囲で少しずつ庭の緑を増やしています。

いまねこすけんちにいるのは、こちら。

●3年目のオリーブ
「無印の家に住もう」と決めたときに買ったオリーブ。当時はマンション住まいで、窓辺に置いていました。無印の木の家に来てからの伸びがすごく早くて、やっぱり明るい場所が好きなんだなと実感しました。

●2年目の紫陽花
去年の時期終わりに半額で買ったもの。品種は忘れてしまったのですが、緑と青のグラデーションがきれいな種類でした。地植えにして大きくしたいなと思って植え替え。去年よりも一回り大きくなりました。

●2年目のブルーベリー
去年紅葉を楽しませてもらって、今年は初めて実をつけています。これからの時期、鳥に注意しないと。家族で実を収穫するのが小さな夢です。

●2年目のナツメグゼラニウム、花オレガノ
秋冬にちゃんと管理できなくて「ああ、ごめんね…」と思っていたら、春になってまた新芽をたくさん出してくれました。植物の生命力、すごい。

●ミニトマト、オクラ(野菜)
●バジル、マロウ(ハーブ) など

5月のブルーベリー

ズボラでもやっていくため、大きな方針として一年草は自分に余裕があるときしか買いません。木や多年草は年を越して成長していくのがなんとも愛おしいです。

なんだ、書き出してみたら意外とあるじゃないか。そして、1つ1つ買ったときや植えたときのことを思い出せる。心と手を掛けているせいですね、うちのコ、みんなかわいいです。

隣の芝生はきれい。うちにはかわいい植物たちがいる。

隣の芝生が青く見える心理はずっと続くのだろうと思います。それは芝生そのもののきれいさを越えて、住人の方の時間的余裕、金銭的余裕、心の余裕、そんなものを無意識のうちに想像してしまうからです。文字で書くと自分の心の小ささが露呈してすごく嫌ですが…秋になってもきっと「隣の芝生は青い」です。

芝生のない我が家には、紫陽花やブルーベリーがいる。心と手を掛けて一緒に時間を過ごしてきた植物たち。まだ小さくて子どもみたいなサイズだけど、これからも一緒にねこすけんちをつくっていこうね。一緒に成長して思い出を作っていくと思うとワクワクします。

そう、本当は他人と自分を比べることには意味がないんですよね。頭ではわかっているけど、これからの自分へ、自戒を込めて書いてみました。


通りすがりでお庭がきれいなおうちの玄関先をふと見たら、ナツメグゼラニウムが咲いていました。「あ、うちと一緒!愛情掛けてもらってるんだろうな」と思ったら、ちょっとうれしくなりました。

マロウと花オレガノ。雨の後の緑は本当にきれい。


#ねこすけんち


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