24時間いつでもママ
園長という立場になりより保護者を客観的に見るようになった。
担任としてこの子のために保護者にこう言わなきゃ、こうしてもらわなきゃと意気込んでいた保育士時代…
いろんな葛藤にぶつかることも多々あった。
フリー保育士だったある年、とてもやんちゃな子のお母さんにふと「先生たちすごいね〜私もう子育て無理って思うこと多々ある。感情的に怒ってしまう」と2人きりになった時に言われた。
私からしたらそのお母さんはとても頑張ってその子に向き合っていた。若かった私はなんとか励ましたくて
「私は先生っていう仕事だから子どもたちにも感情的にならないでいられているところもあります。お母さんは24時間向き合っていてすごいなって思いますし24時間は私も無理です」と話した。
するとそのお母さんはクスッと笑って「先生もそう思うんだね…。ちょっと楽になった」と言って帰っていかれた。
もちろんその後担任には報告したし私の発言が万人受けするものではなくたまたま良かっただけだと思う。
ただその当時から気を付けていたことがある。それは…
【保護者も一人の人間であり自分の生活や仕事もある】ということ。
その甲斐もあり特段周りからモンスターペアレントと呼ばれる保護者と出会ってもそれなりにうまく向き合えていたと思う!
明日は母の日改めてかわいい子どもたちを産んで育てている保護者も温かく見守れる園長でいたいし、そんな気持ちを保育士たちにも伝えていきたい。
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