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猫の勇姿/応援に育てられる

愛猫の最後の一日を描いた漫画「Last Day」を通じて、たくさんの方にあたたかい言葉をかけていただきました。ありがとうございます。

近所の空き家に暮らしていた元野良猫のアキコとは、保護して以来7年間一緒に暮らしました。猫に多い腎不全の、かなり末期であることが去年わかり、皮下輸液(点滴のようなもの)を行うために毎週通院していました。

最初はてきめんだった治療の効果が徐々に薄れていき、最後のほうは2日に1度のペースで輸液してもらっていましたが、ついにはそれも効かなくなって、食事も水すら拒否したアキコ。48時間飲まず食わずで、眠るように息を引き取りました。

その旅立ち方はあまりにも潔く、あまりにも見事でした。骨と皮だけになっても自然体で、威厳すら漂っていたアキコの姿を、脚色なしにそのまま残したいと思って描いたのがあの漫画です。

ペットを飼っていたり、見送った経験があったりして、内容に共感するあまり辛い思いをされた方もいたようです。申し訳ありません。

また、お花やお悔やみを届けてくれた方には心より感謝申し上げます。

アキコは虹の橋を渡りましたが、アキコがモデルになったコメディ漫画「スナックアキコ」は通常通り営業しています。アキコに関する記事をまとめたマガジンがあるので、気が向いたらふらりと遊びに来てくださいね。


まったく話は変わりますが、先日開催されたnote企画「わたしのマンガを見て」で、応募していた私の漫画「永友」に「ジャンプ+」の編集部から講評をいただくことができました。ありがとうございます!

私が個人的にすごく好きな「友愛もの&ファンタジー」で評価を受けたことは、とても励みになります。自分の描きたい世界を表現しながらも、読者のみなさんにより楽しんでいただける作品づくりを、これからもめざします。


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最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。