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【イベントレポ】朗読ユニット・ヒスイドロップさんの公演のこと!2022.4.16

春うららの日差しの中、朗読ユニット・ヒスイドロップさんの朗読会にでかけておりました。

場所は神楽坂。もう何回来たんだろう……思い出の場所でもあります。

いい天気!
赤城神社は神楽坂駅を出たすぐそこ!
青空も映えてます。
毎回来る赤城坂。
会場のセッションハウス。
さてさて……!

神楽坂セッションハウスでは、きむらゆういち『あらしのよるに』・角田光代「鍋セット」・吉本ばなな「みどりのゆび」の3作が朗読されました。前回の朗読roomで読まれなかった2作品(前回は投票制でした……!)のあらしのよるに、鍋セットも良い作品で、今回は聞けてよかったです。あらしのよるにを読む時にはだいたい嵐を連れてくるとわたしたち朗読サークルの間ではジンクス(?)でしたが、今日は大丈夫でした。よかった!
みなさんのあらよると鍋セットは本当によく聞いていて。毎回泣きそうになり、心があたたかくなります。

あらしのよるにシリーズは、
あるオオカミとヤギの不思議な友情の物語。
食べる・食べられるの関係だった二人が、最初はお互いのことを疑がわずに同じ種族と思っていたのに、友達になってしまう。
お互い苦悶しながら、お互いを繋ぐものとして、友達という仲を続けていきます。

鍋セットは、
大学入学のために東京で一人暮らしをする女性に、母親が鍋セットを贈るところから話が始まります。失恋したり就職に失敗したり、そのたびに彼女は料理の腕を上げていき、フードプロデューサーになります。お母さんがくれたものとは、なんだったのだろう。独り立ちして、みんな考えることですよね。

みどりのゆびは、
また出会えてうれしい作品でした。
わたしの祖母がなくなって何年か経ってからしか読めないだろうなとずっと思って、読めなかった作品でもあります。
植物が好きだった祖母の死期をみつめ、アロエと祖母が心を通わせていくのを見つめる語り手。祖母の死を乗り越えて、彼女が選んだ未来とは。
わたしも新たな部屋で多肉植物を育てており、祖母が好きだったアロエ、父と母が好きだったバラを思い出したりしました。日々、陽の光と愛を求めて生きる喜びを表す生き物。

よい朗読会でした!

今までのアーカイブはこちらのYouTubeチャンネルをご覧ください。

ヒスイドロップさんはわたしの大学の先輩方で、朗読サークルに入っていたころからずっとかわいがってもらっています。

わたしがみなさんとは違う、創作の道を歩んでいく時に、応援してくれたのは、いつも恩師で朗読家の鈴木千秋先生や、サークルの仲間達・同期・先輩でした。
朗読会が開きにくい世の中になってしまってはいるけれど、わたしの背中をいつも押してくれるみんなと会える場所として、わたし自身は大切にしていきたいと思います。

ヒスイドロップさんの公演の予定はツイッターから!

明日は千葉でわたしもオープンマイク参戦です!!
がんばるぞ~!

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