タイでセックスレス2.満たしたい欲求
タイにいるからこその遊びとは何か。そう考えたときに目に入ったのはオブセッションであった。オブセッションとは、股間未工事のLB(レディーボーイ)専門のゴーゴーバーである。
これだ。タイと言えばオカマ。
その日から私はオブセッションに毎日通い、LBと一戦交える心の準備を整えることにした。
色々と割愛はするが、最終的に3人くらい買ってみた感想としては、別にLBでなくて女でいいということと、コミュニケーションが取れないという問題が一切解決されていないということであった。それ以降LBへの興味は急速に薄れていくこととなった(狂暴だし)。
失意の中スクンビットを歩いていると、黒人の立ちんぼが多いことに気がつく。
これだ。世界屈指の国際都市バンコク。
少し目配せをすればすぐに絡んでくるので立ちんぼは話しやすい。ここでも私のバックパッカーの血が無駄に騒ぎ、片っ端から黒人立ちんぼの出身地を聞いて回った。許容できる容姿かどうかと、旅情の沸く出身地かどうかで決めようという魂胆だ。
色々聞いて回ってみると、ケニアが多く、次にウガンダが多かった。そんな中一番旅情が沸いたのはシエラレオネのイスラム教徒で、豚のBBQを食べながら歩いている私を蔑んだ目で見ていたのが印象的だった。
結論、黒人立ちんぼはタイのゴーゴー嬢よりも激しくビジネスライクで、付け入る隙が全くなかった。英語力はタイ人より高いので少しは会話に応じてもらえるが、買った立ちんぼを友達にしようとするのは無理があったようだ。
ゴーゴーバー以外にも、バービアや昼の風俗も試したが、どこに行っても言語と人間関係という同じ問題が立ちはだかるのである。
ちなみに、出会い系サイトで健全に友達を探したこともあった。語学力はゴーゴー嬢と大差ないレベルからかなり上のレベルまでいて、友達スタートなのでじっくり話を聞こうとしてくれる点は良かったが、ゴーゴーバーに片足浸らせた私はもう健全なものでは満足できなくなっていた。
さらに言うと、ゴーゴー嬢の人生や生い立ち、なぜこんなことになったのか、普段日本で暮らしていたら絶対に関われないような人間たちの生態に興味がわいてしまっていた。
つまり、英語(もしくは日本語)が十分にできる人を探すのではなく、自分から歩み寄ってタイ語を学ぶ必要があり、タイ語で彼女たちと接して打ち解けていくという作業が絶対的に必要なのである。
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