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女の子


お姫様やウェディングドレスへの憧れよりも
スパイやターザンへの憧れが強めな子でした。

それは強くなって
家族を守りたい気持ちから生まれた気もするけど

当時は自己肯定感が低めで、自分がドレスを着る資格がないように感じていた記憶もある。

小学校に上がる前、6歳頃には

白馬に乗った王子様のお迎えは来ないし、ドレスやスカートでは何かあった時に走れない!

と祖母に度々訴え、絶対にズボンしか履かないサバイバルキッズであった。

スカートやワンピースを着ないにもかかわらず
足は年中ケガをしていたのでよく怒られた。

(その後ムカデに刺されてズボンが絶対安全ではないと知る)

中学、高校と年齢を重ねるにつれ
友人達や皆で読んでいたファッション雑誌でも

結婚式は挙げたい、〇歳で結婚したい、何色のドレスが着たい等かわいい会話が始まった。

夢を持つ事は自由なはずなのに
自分には関係のない話で、かわいい会話をして盛り上がる友人達を遠くに感じていた。

誰かを好きになったり
お付き合いする事もあるけれど

なんとなく自分は一生結婚しないんだろうなと思い始めていた。





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