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私の初恋牧野さん

 かの有名な植物学者牧野富太郎、私の初恋の人である。高知市五台山にある牧野植物園に、彼は立っていた。

 スラリとした身体にキリッとした顔立ち。手には大きなキノコを持っている。なんてカッコいいんだろう!「博士」という響きにもしびれた。たちまちトリコになった。

牧野さん!

 昨年放映された朝ドラ「らんまん」の主人公、槙野万太郎のモデルにもなった牧野富太郎。彼はすさまじい人である。

 私は思う。牧野さんと私は「同じニオイ」がすると。彼はもしかして「自閉スペクトラム症」的な発達障害だったのでは?(注:個人の感想です)

 異様なまでの集中力、細部へのこだわり、完璧主義、その割に人とのコミュニケーションはKYでルーズ、お金にも無頓着etc。

 何万冊もある蔵書のどこに何があるか、全て把握していたらしい。もしかしたら彼には、絶対音感と共感覚もあったかもしれない。葉ずれの音がメロディに聞こえてたハズ。牧野さん、音楽の造詣も深かったんですよ。

 こんなに熱く牧野さんを語るのも、私が彼を激しく推しているからだ。牧野植物園は私のパワースポットで、いつ行ってもエネルギーを貰える。しかも障害者手帳所持者は無料という嬉しさ♪

 家には何冊も彼の著作や写真集、それにグッズの数々を集めてある。私にとって牧野さんは神である。変顔や決めポーズで写真に写る彼のキュートさよ♡

 今の社会だったらこんな人は生まれないだろう。時代が良かったんだね。牧野さんがいなかったら、日本の植物学は300年遅れてたって言われるほどだ。

 興味が出てきた方はぜひ、高知市にある牧野植物園へいらっしゃ〜い!

 

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