陽炎

沸々と
悶々とした蒸気を
頭から放つ中
初夏の風が吹き
さらにゆらゆらと
靡いている

ストレスを溜め込んで
イライラしながら
社会から吹く風に
さらにグツグツと
煮込んだ不満を
放つこともできず
その場に止まっている

そのエネルギーを
明日へ放て
未来へ向けて放て
推進力へ
顔を上げて
目線を上げて
蒼き青空へ
ロケットエンジンの
燃料へ変換して
自分を解き放て


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