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映像が確実とは限らない 文字おこしがすべてとは限らない


最近、玉置さんの過去インタビュー記事を読む機会が多かった。
ふと、思い出したこと。
「映像が確実とは限らない 文字おこしがすべてとは限らない」


「僕らの音楽」

僕らの音楽 対談集(1) インタビュアー:鳥越俊太郎

番組を見ていなかったのでこの本を購入した。軽井沢時代の玉置さんとは離れていたこともあって、読みながら想像する玉置さんの語り口調は若い頃のままだった。しばらくしてトーク部分の動画に出会い、先に読んだ対談集のイメージとの違和感がとても大きかった。


放送内容と対談集とは内容の順番が異なっている。どちらがインタビュー時のままなのか、どちらも違うのかはわからない。

どちらにもそれぞれカットされた部分がある。
対談集はインタビューを正確に文字起こししているわけでは無い事を放送動画で知る。

放送内容の編集に「こう繋げれば面白い」「視聴者受けする」的な意図があるのではと思ったのは私だけなのか。


①田園について
放送に無いエピソードも少しあって面白い
②心の中の風
軽井沢での生活と当時の奥様との関係を語る流れの中で出ていた話。スキャンダラスな話のイメージではなく若さという強い風を感じる表現だった。
③歌の対象の女性 
唐突な質問は「心の中の風」辺りのものではなく、ソロ活動についての話の中で出ていた質問。ここにこの話題を繋げていることに、最も違和感を感じた。
④軽井沢の生活 
生活音あたりのくだり 対談集には入っていない
⑤しあわせのランプについて
●・・いい言葉だなあと思って
 「そういう風に考えた方がいいと人間はしあわせになるために生まれてきたんだと」 対談集カット部分
すごい覚えてて・・・
●この曲を作ったころから心の中の様子がかわってきてたんですかね。
 相当変わってきていますよね。「逆に」今の方がこの曲のことが良くわかります
対談集では「逆に」が「さらに」となっている
⑥奥様について
しあわせのランプ話題に続いているが対談集では別内容での質問時の回答
⑦安全地帯とは ー青春ですね のくだり
番組では締めの懐古的な質問と回答の編集だが、対談集では冒頭に書かれている。休止と再結成を繰り返す中での安全地帯の意味を質問しており、その回答は「やすんでいるっていう言い方がいちばんいいんですけどみんな仲はいいし音楽もなにか合ってるし、じぶんにとっては 青春、青春っていうのが一番あっているかな」
・・・・全然違うやん^^;
その頃は今から振り返ると大変な
対談集では冒頭部分にある話。上京の経緯のあと、井上陽水さんのバックバンド時代のいろいろ大変だったことが語られていて「大変だった、でもおもしろかった。その頃がいちばん面白かったかもしれない」
⑨最後に
メロディーに対するコメントは対談集には書かれていない。
コンサートしたい心が語られて終わっている。
AFTERTALK~対談を終えて
とても素敵な一文だった。


「軽井沢時代」という名のトーク部分、「しあわせのランプ」の歌唱部分のみ出会えた。

探して探して、あちこち彷徨い、思わぬファイルに出会うことも多々あるけれど「メロディ」「田園」はまだ出会えていない。

まだまだ、探す・・・・