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可愛がることが、はじまりで すべて

うちの夫は、保育関係者。
実践家ではなく教えたり研究してます。
でも、一応は子どもの専門家です。

一応って言ったのは、妻として
彼を尊敬している。けれど、
家に帰れば「ただのお父さん」です。
しかも、結構子どもです。誰よりも。
長男は我が家にもう1人いますっていう感じです。でもいざという時には、すごく頼りになります。

夫は私の育児に全くダメ出ししませんでした。私もナースの端くれだし私の母も保育者だったので、わりと私も勝手に自分はまあまあやれるだろうって思ったし、(←それが浅知恵なんだけど笑)育てたら可愛いし、保育園探しの時も不思議と夫と育児観も似てて、楽だったし。どんなに保育園探しが難航しても、夫と選定基準が一緒なのは気が楽だった。でも、やっぱり育児に悩んでも、夫はアドバイスしない。そんな時も手は貸してくれるし、なんか長男パパ大好きだし、そして私のママ友に超絶いいアドバイスしてる夫を見かけた時、さすがに「専門家さんアドバイスしてよー」って言った。

その夫がね、余談だけどブルースリー好きなんですよブルースリー。私、夫婦二人時代そりゃあ洗脳くらい古い作品見せられてました。でね、そのブルースリーオタクが言うんです。

「ママ。可愛いがってればいいんだよ。
 そのままでいい。
 考えるな、感じろ!
 Don’t think!Feel!」ってね。

うちのブルースリーオタ

まあ長男が授かった時に、
お互い自分の専門性をどーこーすると
子どもが可哀想。グレるかもしれない。
愛して可愛いがって育てよう、
気をつけようって言い交わしたね。

人を育てていると
圧倒的に子どもの能力のすごさ、
全部ぜんぶこの子はわかっている!
そうとしか感じられなかったし
私よりも優しいし本質的ですごいなあって思って育ててきた。

『言い聞かせれば子どもはわかる』
長男を育てている時によく言われた流行りの言葉があってね、
私は育児が上手いお母さんみたいに
周りから思われてた時代があった。
はっきり言おう。
長男は、言えばわかってくれる
そういうのが合う子だったし、
わりと性格が私に似てるから
気持ちが通じやすかった。
というのにだいぶ助かっていただけよ、
チャンチャン

(育児ってなんか専門家の流行りがあるよね。私、夫が何も言わないから結構読んだり聞いたりしていたよ)

そんな『言えばわかる育児』
次男に後にめちゃ砕いて貰えて、
「言ってわかる子もいる
 言ってわかるどころか
 逆効果でへそ曲げる子もいる」
って知ってヘトヘトになりながら
最高に面白くなったのだけれど、
(人間だから色々いて当たり前じゃんね、
なんで『子どもはこうゆうものだ』って
専門家は言い始めるのだろう)

でね、育児の「やれる」「やれない」「うまい」「下手」なんていったい何なんだろう?って何周か廻って思う。

相手は人間だ。
もちろん親だから、
わかるようになったら躾もする。
ご飯も食べさせて、生活を整える。

でも子どもは
余計なお世話する対象ではない
人格があって
自分の世界がある

何かいざこざあれば聞けばいい
面白いこと一緒に面白がってくれたら
最高だけど、それも本人次第

まあ、大荒れで大泣きで
「幼稚園に行きたくないよー」と大泣き
自転車を揺らされ坂道で「死ぬ」と思ったり。

いざ誰かに「幼稚園嫌いなの?」と聞かれ
「めちゃいいところ!」なら行こうよって思ったり。

本人は今じゃ「最高の場所だったから、
さっと行けばよかったけど、家が気持ち良すぎた」
おーい

「ママ。可愛いがってればいいんだよ。
 そのままでいい。
 考えるな、感じろ!
 Don’t think!Feel!」

うちのゆるっとした夫

笑えて、力が抜けてくる。

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