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カード 006 個のもつれ

006個のもつれ

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このカードは「個のもつれ」。ここまで、思考の働きを3つの機能に可視化してきました。その働きが理解できるよう、思考によって「個」が強くなりすぎた状態を可視化していきたいと思います。

生命から個を切り出したのは、生命自身の働きでした。
つまりそれは自然な出来事であり、生命はあなたという個の意識を生み出したくて生み出したのです。
しかし、ここから先は生命が関与できないカタチです。
思考がこのカタチへと進むとき、決してあなた個人に悪いことが起きているわけではありません。なぜならわたしたちを取りまく外部の環境が、思考を促進する文化文明であり、個を強化する流れであるからです。

個としての思考が強くなりすぎると、思考の3つの機能が生命と個を完全に切り離します。意識の隔壁はぶ厚く大きくなり、のどもとから後頭部までを覆います。これで生命は下降し、上半身にとどまるようになります。

同時に方向フィルタもまた、強く働くようになり、外側の世界へと生み出されたあなたは、世界があなたを完全に取りまくように感じます。ポツンと一人の存在になるのです。
安心できる何か大きなもの、あたたかで包み込んでくれるやさしいもの、答えをくれる深くてすばらしい叡智、つながっている感覚。
それら生命の実感を失った個の意識は、外側の世界にそれを渇望します
生かされている存在ではなく、生き抜かねばならない存在になりました。

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