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カード 004 仮面

004仮面

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このカードは「仮面」。思考によってできる3つの機能のうちの2つめ、「方向フィルタ」の働きを図解しています。

方向フィルタは、思考が外側の世界へ志向されていることをあらわしています。顔の外側のあたりに、宙に浮かぶようにガラスのレンズ状のものがある絵になります。このレンズ状のものは、風が透けとおるように外側へ外側へと意識を引っ張ります。

生命から切り出され、小さくひとつにまとまった自意識は、この外側へ志向するチカラに一部が吸い出され、顔の前面をおおう「意識でできた仮面」を作り出します。

自意識は外側の世界とあい対し、この外側にハミ出た「意識の仮面」を育て、守り、働かせることで、そことつながっている内側の自分を育てていきます。

ときには「メンツをつぶされ(この仮面状の意識が壊されるような痛みを感じ)」、「他者との関係を拒絶し(この仮面状の意識がパワーを失い)」、また「顔を上げて(この仮面状の意識がパワーを得て)」生きていきます。
自己のやや外側に意識を引き出すことで、外側の世界と意識がなまなましくやり取りできるのです。大きな刺激を内側へともたらします。

そしてもちろん、そのすべてをおこなっているのは「生命」です。
生命が、あなたをおこなっているのです。
けれどもあなたと生命の間には、カード003で示した「意識の隔壁」が立ちはだかっています。自意識は生命がそこにあることを感じられなくなっています。その代わりに、自意識そのものが、生命の代わりをしているつもりになります。この時点であなたの40兆個の細胞は「わたしのからだ」というごく大雑把で小さなイメージ存在となり、吸い出された自意識によって外側から見るようになります。手を意識すると、手そのものの内なる細胞感覚よりも前面に、「手」というイメージがかぶさるのです。

こうして切り出された自意識は、吸い出され、外側から自分を見る方向へ働いていきます。「わたし」という感覚はとても大きくなり、身体ぜんたいを大きく薄くカバーします。「わたしがここにいる」という感覚はますます強くなります。

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