前回の記事で菓子を温めることをトライしたと書いた。 営業の途中で焼き菓子がなくなった時にオーブンレンジで焼き足すことがあるので、菓子を温めるのにそれは使えない。 長時間使用しているということがないトースターを使って菓子を温めたい…と日々模索していたわけなのだがこれがそもそも絶対無理な話であった。 当店はそもそもオーブンレンジとトースターを同時に使うことができなかったのだ。 事の発端はまぁまぁ忙しい土曜日か日曜日。 朝の段階で焼き菓子がすっからかんになった。 コーヒータ
スコーンとマフィンをコーヒーのお供としてお出ししているのだが、出す前に温めたいと考えた。 元々、前職で働いてたカフェでも常温のまま焼き菓子を出していて温めないという文化が私の中にあったのだが、他の喫茶店でほんのり温かい菓子を食べたら美味しかったし友達の喫茶碧に「温めたくない理由はあるの?」と聞かれて、たしかにないなとなったし実際に自分の菓子も温めたらそれはそれで良かったからお客さんのお好みで温めるオプションが欲しいと思った。 しかしこれがちょっと厄介。 まず当店のレンジ
Googleのレビューは見ないことにしている。 良い評価とわかっていたとしても見ない。 Googleのレビューはなんか怖い。 そもそも何のためにあるのかなぁ。 Googleがユーザーに使ってほしい使い方がたぶんあるのだろうとは思うけど、結局店や人を中傷する場になってる気がする。 どの店の低評価のレビューにも店にもっと良くなってほしいという思いが込められてるものは少ない。 見たら悲しくなる。残念に思う。 友人の店の低評価のレビューとか見ると怒る。 感情がいろいろ振り回され
私たちは2024年の1月25日にオープンしたわけだが、京町家での厳しい寒さとの戦いは本当にすさまじかった。 私は特に手荒れが酷かった。 今まで飲食店で数年働いてきたわけやけどその時には体験したことのない荒れ具合だった。 手だけ50歳くらい老けたみたいで今まで見たことがなかった。 たぶんしもやけとあかぎれのダブルパンチだった。 これは不衛生でいけないと思って業務用のハンドクリームを買って1日に何度も塗った。 それでも治らなかった。 皮膚科に行けよって話なのだが私は自然治癒
テイクアウト資材にはかなりこだわりを持って選ばせてもらっている。 まずカップはアイスホットともに紙製のものにした。 絶対にプラスチックの製品は使いたくなかった。 プラスチックが本当に好きではない。 自然に還るものではないし分解されるとしても数千年かかるし燃やしたら燃やしたで人体に悪影響のある何やら(忘れた)が出るといわれているしマイクロプラスチックも舞う。 ポイ捨てされたら雨によって川に流れ海に流れて海を汚す。 最終的に埋め立て地に埋めるというが埋めるってなんや? それっ
本当に不思議。 見られているのかなぁと思う。 私らの店はめっちゃ忙しいときとめっちゃ空いてるときの差が激しい。 今まで数十分もノーゲストやったのに急に満席になったりする。 そういう時に限って続々とお客さんが押し寄せて入れなかった人は結局帰ってもらうことになる。 なんでもうちょっと早く来なかったのー!?と言いたいのだがそんなことは誰も知らんので飲み込む。 急に満席になって数組お客さんを帰してしまったのに席を埋めたお客さんがみんな帰るとまたしばらくノーゲストで静かになる。
ここ数日体調が優れなくてしばらくダウンしてました。 しかも結構長い間続いたのでいつまで続くねんとさすがにまいったのだが、インスタのフォロワーさんによると黄砂が飛んでいて体調が悪くなる人が多くなっているし、気温も上がったり下がったりで暑がり寒がりの私は体がついていかなかった…というのが原因かなと思っています。 とある定休日の木曜日はどこも行かずリフレッシュする日にしてたのだが、その日にグングンと体温が上昇していって頭痛も加速。 そこからなかなか良くならず金土日の営業を全てお
ありがたいことに店が満席になる時もある。 満席の状態でお客さんが来ると「それでは待つ」と言われることがある。 「待つ」というのは小さな個人店にとってなかなかシビアな問題。 店に面した通りは狭いくせに大型トラックなどが通る道だし、店前はお世話になってる近所の方々のお家だし、今は空き家やけど両隣の建物もテナントとして募集してるから今後は空き家じゃなくなるわけだし、いろんな人の迷惑になったり危なかったりするので外で待つというのはどうしようかなーと決めきれていなかった時があった。
オープンして2ヶ月経ったが今のところ良いお客さんしか来ない。 びっくりしたことは「ごちそうさまでした」「美味しかったです」「お手洗いお借りします」「写真手元だけ撮っても良いですか…?3枚くらい!」などをわざわざ言ってくれる方がとても多い。 それって店側からすると別に必要のない言葉なのだが、言ってもらえることでこんなにも良い気持ちになるとは思わなかった。 言葉だけではなく、椅子を床に引きずって引かないとか食べこぼしたパンの粉などは手でさっと集めてお皿に乗せるとか鼻をかんだ
前職のカフェではデザインというものにかなり力を入れていてカフェのデザインからズレるようなことをしてはいけないというか、たとえば、自分たちが使う仕事用具はお客さんから見えないようにするとか、シンプルを意識させるためにごちゃごちゃさせないとか…まぁつまりダサい見た目にはすんなよということは強く教え込まれてきた。 なので夫も私もその考えは体に染み付いていたし後輩たちにも指導していたり先輩とディスカッションしたり…見た目に関してはとてもこだわって働いてきた。 だが、実店舗。 も
ワンコが入店できるようにしたいというのはオープン前から考えていたことだった。 と言うのも、前職の一部のカフェではワンコと一緒にコーヒーを飲めることができてそれってめっちゃピースフルやんと思ったからだ。 ワンコだって家族やもんね。 家族と一緒にリラックスしたいやんと。 とは言え、やっぱりうちはオープンキッチンで店内の奥まで入店してワンコの毛が舞うことがあれば異物混入になる?と私自身不安になったので入り口側の席1つだけをワンコOKにした。 だが、あるお客さんにあまりワンコOK
不安だったモーニングのオペレーションは作るのが簡単という理由もあってスムーズに提供することができて良かった。 ただ、モーニングプレートに乗るたまごやきとセットのコーヒーは事前に準備しておかないと時間がかかる。 特にたまごやき。 この時間かかるものたちをどのくらいの量作っておくか決めるのはなかなか難しくて、たくさん用意した時に限って全くお客さんが来ないし、寝坊して朝の準備全然できてないよー仕込み間に合わないよーって時に限ってオープンして数十分で満席になったりするほど忙しい。
グランドオープン直後くらいで1回夫が疲労で倒れた(笑) たしか日曜日とかとりあえず休日で朝はモーニングを求めてたくさんお客さんが来てくださりなんとか営業できたのだが、午後から「もう無理や」と言われて2階でぶっ倒れた。 1人でまわす自信がなくてお店をクローズしちゃおうかなーと考えて、次ノーゲストになったら店を閉めようと思った。 だがそういう時に限ってお客さんは絶えない。 まぁそれはそれで稼がないといけないので良いやとポジティブに営業を続けた。 たしか菓子は既に売り切れてい
プレオープンかグランドオープンかどちらかのお知らせ投稿をインスタの広告として拡散するかどうかめちゃくちゃ悩んだ。 実際広告に出したら一気にフォロワーが増えたよという人の話も聞いて効果はあると感じていた。 フォロワーの数が大事…というか、たまたま見つけて入る人なんて少ないような町だと思っているのでインスタを使っての周知が必要だと思ったのだ。 少しでも多くの人に知ってもらってまずは1回来てもらいたい。 間借り時代でフォロワーが500くらいだったのでプレオープンまでには60
プレオープンってなんやねん、やる意味あんのかいとは思った。 ひとまず開けてみるか、オペレーション試してみるか、そこで友人や親しい間柄の人が来てフィードバックもらえたらいいな…が本来の目的らしい。 私たちの店の場合では営業時間は本来決めていた8時〜17時ではなく10時〜16時で試したし、メニューも軽食は出さずにドリンクとお菓子だけに絞って短縮営業をした。 誰でも来て良い旨もインスタで伝えた。 ただ、プレオープンだからとなんだか来店に気を遣う人が多かった印象。 地域の人たち
前回の続きです。 ドリップコーヒーの排水をエスプレッソマシンを超えてシンクに流すのではなく、エスプレッソマシンのドレイントレーに捨ててしまうのはどうかと夫と話し合った。 ドレイントレーとは…うわー説明しにくい。 エスプレッソを抽出するときにカップやピッチャーを置くアミアミの板みたいになってるところがあるんですがアレです。 エスプレッソはお湯と圧力を使って抽出するもんで抽出が終わるたびにどうしても少しだけ不要になったお湯が余り、自動的に排水される仕組みになっているようで