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自意識過剰であって良い
目が覚め、布団の中でスマホアプリからメールボックスを開く。あ、来てる。しかもこんな早朝に。いや、このメールの書き手の睡眠時間や生活リズムはわたしとは違うので、「早朝」ということに意味は持たないかもしれない。わたしは朝が弱いから、特別に「早朝」と感じただけかもしれない。
こわごわ、その受信メールを開く。安堵してよいのか、何かを含んでいるのか、寝起きの頭で考える。そう、寝起きいちばんに確認したいくら
バスタオルひろげて待っててあげる
スマホの電話帳をたぐる。た行まで行きスピードを落とす。「豊岡チーフ」の名前まで行き、詳細を押す。電話番号はふたつ。どっちだったっけ。たぶん、先に登録したほう。二行あるうちの上の番号を押す。
おそらく一年以上ぶりに架電した。コール音がする。話し中のアナウンスが流れるかな、と思いながらその音を聞く。電話した先はある相談機関だった。二年近く前まで、半年くらいの間、いや、七、八カ月くらいの間だったか、か
わたしを拾ってくれたひとへ⑤(ある夢の分析)
夢をみた。
わたしは誰かの車に乗っていた。誰かに連れられて向かった先は、カウンセラーの自宅だった(i以下、counselorの頭文字を取ってCさんと呼ぶことにする)。おそらく、正確に言えば自宅と思しき場所、だ。そこはアメリカのドラマに出てくるような、緑が多く広い庭を持つ家の並ぶ住宅街だった。オレンジの陽が淡い黄色の壁を反射していてまぶしい。行ったことはないけれど、西海岸ってこんな感じなのかしら。
4/25カウンセリング記録
午前中、カウンセリングを受けてきた。これを書き始めたいまは、その日の午後。頭がぼーっとしている。ぼーっとしているのにどこか考えることがやめられないので、書き出してみる。
☆
今回は時間を有意義につかえるよう、カウンセラーと共有できる詳細なメモを用意した。このようなメモは、用意することもあればしないこともある。しないときも、自分にしかわからない程度のざっくりしたものは用意するようにしている。ただ
必要な遠回りをしてほしい
先日の夜更け、所用がありれいこちゃんに電話した。夜更けも夜更け、もう寝ているかなと思いながらかけたら、予想通り電話に出ない。就寝していてもおかしくない時間であったし、いさぎよく諦め、わたしは電話を切った。
翌朝。早い時間にれいこちゃんからメッセージが入っていた。
「久しぶり、電話くれたんやね! 夜中に気づいたけど、いま彼と旅行中だから話せないんだ。ごめんね」
れいこちゃんは優雅にも、彼と一緒に桜
運命とかそうじゃないとか
出会ってしまった。そう、このひとだったんだ。彼が運命のひとだってわかった。いや、これは、わかった、っていう頭で考えた感覚じゃない。ピンときた、とか、全身が震えた、とか、そんな感じ。会って、お互いのことを少し話して、その決して多くない言葉を拾うだけでわかった。わたしはこのひとと出会うべきだったのだと。
お互いのことを知り合うのに、時間はあんまり必要なかった。だって話さなくてもわかるから。言葉を介さず
俯いていてもいいから、それには意味があるのだから
つい、視線だけが遠くへいってしまう。わたしはいまここを生きていることを忘れて、遠い過去や、あるいは未来へ思いを馳せてしまう。タイムトリップしているみたいに。思いと一緒にからだも持っていかれるような感覚を伴って。
あまり遠くばかり見ないでいよう。わたしはいまここにしか生きていない。過去も未来も生きることはできない。こうやってキーボードをたたいているわたしが、いまのわたし。そしてわたしはいまここにし
読書感想文「代替行動の臨床実践ガイド」
「代替行動の臨床実践ガイド」という本を読んだ。
副題の「『ついやってしまう』『やめられない』の〈やり方〉を変えるカウンセリング」という文言に惹かれて。
「臨床実践」とついている通り、セラピストや支援者、養育者向けの内容だけれども、平易な言葉が多くつかわれており、素人のわたしでも難なく読み進められた。
患者にとって悪、害となっている問題行動について、代替行動、つまり「代わりとなる行動」への変化を促
転職活動をして感じていること
転職活動をしている。現在の美容部員を続けながら、水面下で。
そしてきょうも届いた、お祈りメール。はあ、またか。まあ、もう落胆しないようにしている。「この会社を受けて、書類選考通って面接まで行けたことだけでも、わたしには経験のひとつ」。どこまで本音かわからないけれど、結果が届く前に言い聞かせていればショックは少ない。絶対受かりたい会社、ってわけでもなかったから、未経験の職種で面接まで行けただけでもい
ひとりって快適かもしれない
いま、わたしはひとりで暮らしている。
実家を出たのは高校を卒業してすぐだけど、よく考えるとひとり暮らし歴はあまり長くない。進学して半年は寮生活だったし、就職して二年経たないくらいで当時のつきあっていた彼と同居したし。彼と別れてからも、女の子の友人と一緒に住んでいた時期もあった。
家族を含め、他人といると疲れるくせに、わたしはひとりが苦手なのだと思っていた。寂しがり屋だという自覚はあった。でも、わ