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統一地方選ですね。伊藤貫の3つのP

まずはこの記事を眺めてみてください。読む必要はありません。

その上で、今行われている統一地方選について書いていこうと思います。

この国の国民は価値観がありません。ですから、判断基準も行動規範も何もあったもんじゃないので、選挙など表層的な人気投票にすぎません。

価値観がないという状態は、「良いか悪いかがわからない」状態ですから、民主主義などまともに機能するはずがありません。故に、今行われている地方選はおろかこれまでの、そして、今後の選挙もほぼ無意味です。

まともな政治家が行うまともな政治の「まともな政治家」と「まともな政治」が何なのかすらわからないのですから、なにを持って選んでいるのかすら不明です。

せめて、政権担当能力のない、またはその意思すらもないカスを弾くためのシステムとして機能しているかもしれないという淡い期待を抱いてみましょう。

だから、私は選挙にほとんど関心がありません。

強いていうなら、ほんのちょっとでいいから富国強兵を実現してくれそうな政党や政治家が現れるのをちょっとだけ期待して眺めています。

昨日、Twitterのスペースで政治談義に参加しました。全く興味がわかなかったので、眺めているだけでしたが。

ここが肝要なポイントで、伊藤貫の三つのPをご存知でしょうか。

philosophy 哲学 戦略
paradigm 偏見 方法論 戦術
policy 政策 現場に落とし込んだ時の対応

議論には三つの段階があります。日本人は一番下のポリシーレベルの話が大好きでその他二つの話は別の領域の話として、議論に混ぜるのが嫌いな印象です。

つまり、そこで行われていた議論はまさに「物価高が生活に与える影響が」や「北朝鮮の脅威の実態」など、ポリシーレベルの議論でして。自分としては、そんな話をするよりもそれらを「どう致していくのか」の方が重要だと思うのですが、彼らはそうじゃなくより詳細に語りたかったんでしょう。

ということで、統一地方選はとりあえず、皆さんも3つのPを意識して思考したり議論したりしてみてはいかがでしょうか。

よい選挙を。


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