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Into the Forest

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「答えは、きっと森にある」。 今森林になんとなく興味を持っている僕(宮本)が、千葉和さんから学んだ遠野の森や山仕事のことを紹介します。 (「令和3年度地域おこし協力隊・テーマ別… もっと読む
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答えは、きっと森にある

遠野市地域おこし協力隊・自由提案(森林)の募集を行うために更新を続けてきたInto the Forestは今回のVol.4で最終回となります。 第1回では、和さんから森林の事情についての概要をお聞きして、2回目では実際に話しにでてきた間伐されていない(管理されていない)森と間伐している森を歩き、3回目では、山の林とこれから新たに管理される予定の林を歩きながら、森の生態系について教えていただきました。 最終回となる今回の記事では、これまで聞いたことをおさらいしながら、地域お

森林の中が人間だけになっちゃうと大変だしね

Vol.2の記事で紹介した杉林とカラマツ林を見た後、「山に行ってみよう」と和さんに連れられて、薪の駅沿いにある道路をさらに上へと進んでいく。 ここでも道中で植物クイズ。木に巻き付くツルを指差して、「これはなんだかわかるかな?」と和さん 「これは藤のツル。昔の人は山に行く時にナタを持って、ツルを見つけたら切って歩いていたんだよ。ツルが巻き付いている木は倒そうとしても上手く倒れなかったり、巻きついた木を絞め殺しちゃったりするからね」 「でもそうやってツルに絞め殺されて、森の

ただ緑がいっぱいあれば、「豊か」なわけではないみたい

僕(宮本)が、遠野の森林について、NPO法人遠野エコネット代表の千葉和さんに教えてもらう連載「Into the Forest」。Vol.2では、和さんと一緒に遠野の森を散策した様子をご紹介します。今回のテーマは遠野の森林の状況を語る上で外せない「間伐」。人が木を植えた人工林で、間伐している森林とそうでない森林の違い、またそこから生まれる自然や社会への影響について教えてもらいました。 宮本 拓海(みやもと たくみ) 1994年生まれ。岩手県奥州市出身。2019年4月から企画・

まずは、いまの森について聞いてみよう

はじめまして。遠野市で企画・編集・執筆の仕事をしている宮本拓海です。 5月から遠野市が一次募集を行っている、遠野市地域おこし協力隊採用募集。その5つのテーマのうちのひとつ「テーマ型自由提案・森林」について、僕が採用募集のための記事を書くことになりました。 今回の記事では、僕についての説明と今の遠野の森林の状況や森林分野の地域おこし協力隊に求められる役割についてご紹介します。 宮本 拓海(みやもと たくみ) 1994年生まれ。岩手県奥州市出身。2019年4月から企画・執筆