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子育て#8息子の事~メロン~

息子の事をふと思い出した。

まだ幼稚園年少だった頃のエピソード。


幼稚園では毎月、その月生まれの子供の親は決められた日に幼稚園に集合する。その日も朝から10名程の親が集まった。

月により生まれた子供の数にはばらつきが有るらしく、「10人しかいないなんて…お兄ちゃんの時には20人以上いたのに。結構大変よ」との先輩ママの声も。

そこは厨房。

厨房の責任者である栄養士の先生と親が全園児の昼食を作るのだった。

はじめての事ばかり。

先生のご指導によりどうにか作り終える。

美味しいシチューの出来上がり。

楽しみの昼食の時間。

各教室に持っていき、担任の先生と各園児に配る。

1年に1度、息子の食べる様子や園での先生や友達との様子を見ることが出来る貴重な時間。

息子の隣の小さなテーブル、椅子で静かに待つ。

食事のメニューは、親が作ったシチュー・デザートにはメロンだった。

他にもパンなどあったと思うが…

いただきますをしてから園児の皆と食べる食事は美味しかったし、ちょっと緊張した。

シチューを食べ終わり、デザートのメロンを食べる。

ある年長の園児が息子を指さして大きな声を出した。

「メロンの皮まで食べた!」

えっ。

息子が?

こちらはなんの事やら、びっくり。

つまり出されたメロンは、マスクメロンの様なメロンだったのだが、カットしてあったのは皮ごと。

皮を外して美味しい柔らかい部分を食べるのが通常なのだが、息子はそのまま皮ごとむしゃむしゃと食べて飲み込んでいた。

恥ずかしながら我が家ではメロンなんて家で食べさせた事がなかったのだ。

しかし、息子はなんの疑いもなく皮ごと食べたのが、その年長の園児には衝撃だったらしい。

息子は食いしん坊。

まさかだったが、本人はけろっとしていた。その後も家でメロンはほとんど買って食べたことは無い。

流石に今はメロンの皮は食べないと覚えているかな。

知らないって、食いしん坊って凄いなと我が子ながら感心した出来事でした。

読んでいただきありがとうございます

今日も明日も良いことがありますように