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子育て#7娘の事~静かな時間~

娘は生まれる前も、生まれてからも大丈夫かなぁと心配ばかりしていたけれど。

いつの間にか成人し、社会人として世の中に飛びたっていった。

勿論何もなかったわけではなかったが、そっと後ろから見守っていれば転んでもつまづいても起き上がって歩んでいってくれた。

幼い頃はお兄ちゃんの側で何かしら真似しながら…


どこの子供でも必ず有ることかな。

そんなエピソードを。


まだ娘が幼かったある日の出来事。

息子は幼稚園。娘は1人、部屋で遊んでくれていた。私は家事をしていた。

いつもだったら10分もすれば寂しくなったり退屈になってぐずったり「おかあさ~ん」と呼ぶ声がするのだが。

ふと気付くと静か。

娘のいる部屋へ。

あらいない?

もう1つ奥の部屋へいってみると…

いた!


黒の油性ペンを握りしめ娘はにこやかに迎えてくれた。

そして壁一面に…黒の油性ペンで書いた壁画

声が出なかった。

やられた…

実は

息子もこたつの天板の上をクレヨンで真っ黒に塗りつぶしてくれたことがあったから。

でもそのときは有難い事にスチール性の上にクレヨンだったから簡単?に拭き取れて「これからはお願いだからこれに書いてね」と画用紙を渡したのだったが、今回は流石に壁に黒油性ペン…

壁はうぐいす色の土壁。

どう叱ってさとしたのか覚えていない。

必死でベンジンやアルコールやらありとあらゆる手段を使って消そうと試みた。なかなか消えなかった。

最後は紙ヤスリで少し削ったらようやく薄くなって余り気にならなくなった。

娘は私の様子にびっくりしたのだろう。自分が書いたものを必死で消そうとしている母親の様子。

有難い事に娘は、その後壁には書いた事は無い。

今思えば可愛らしく、懐かしい思い出の1ページ。

記念に写真でも取っておくのだった。

その当初はそんな発想には到底ならない。ペンをそこに置いたままにしていた後悔、どうやって消そうか…必死だったと思う。

今いたずら盛りの子供さんを持つ皆様、是非ハプニングがあった時は記念に記録を取っておくのをお勧めします。2度と無いワンシーンになることでしょう。

道路の飛び出し、ストーブなどで火傷しそうな時など危険な事には火の出るように叱ったけれど、後は余り…

私の育児は放任だったと思う。

忘れ物しても、寝坊しても、テストの点数が悪くても元気で居てくれるだけで良かったし、全て困るのは自分だからと任せていた。出来る事もあったし、何度も失敗する事もあった。

高校や大学はテストや出席日数などが留年の原因となるのでそれだけは気を付けてと伝えていた。

子供の頃がとても懐かしい。

また思い出したら綴ってみたいとおもいます。

読んでいただきありがとうございます

今日も明日も良いことがありますように