30代の楽しさ。年を取るのも悪いもんじゃない。

先日の大好きな後輩の話に続く、大好きな後輩と接して感じたこと。

30代でよかった。年を取るのも悪いもんじゃない。


10年も同じ会社に勤めると、気づけば周りは自分より年下ばかり。最近は特に10個も違う子たちと接していると、彼らから聞く毎日の出来事がすべて青春に感じてしまって、自分の20代への後悔もあいまって、あぁ私も20代の自由な頃に戻りたいなと胸が締め付けられるような羨ましい気持ちになってしまう。先週は会社の若手の先輩方とドライブに行ってきました、サッカーをしてきました、同期で朝までLINE電話でずっとしゃべってました、カラオケで盛り上がりました。

30代になって、結婚して、ローン組んで家を買って。どんどん自由がなくなる自分。友達も、みんな子供が生まれてまだ小さいから特に女子は前みたいには遊べないし、集まれば子供の話ばかり。我が家は子供がいないので、ちょっとついていけない気持ち。だから遊ぶのは既婚子なしor独身の友達ばかり。意外と既婚子なしの層は薄く、結果独身男女と(とりわけ20代)とばかり飲みに行ったりするようになり、それはそれでみんなの自由さに、うらやましさを感じてしまったり。

コロナ禍で暇なことも重なり、ああ若いころに戻りたい。という気持ちで毎日悶絶している。しかも10年前の20代と今の20代では、全然楽しみ方が違うだろうし。スマホもLINEもSNSもあって、NetfllixもHuluも電子書籍もあって。友達とも簡単につながれて、インスタや食べログを見ておしゃれで今の20代に生まれていればなんと楽しかったことか。

そんな気持ちからか、わたし(33歳)が30代の同僚と話始めて盛り上がるのが、やはり90年代後半カルチャー。自分たちは小学生~中学生くらいだったけど、とっても輝いていた。特に音楽。小室ファミリー、安室ちゃん、あゆ、モーニング娘。、イエモン、ラルク、グレイ、ミスチル、スピッツ、奥田民生(順不同、個人差あり)。今の曲もみんなかっこいいけど、みんながみんな好きでも嫌いでも覚えざるを得ない、何かしらの曲が自分の思い出と紐づく。だから、カラオケに行くとこのあたりの曲をどうしても歌ってしまう。おかげさまで職場ではちょうど真ん中世代なこともあり、このあたりをカラオケで歌うと、年上はもちろん、年下も「親が好きでした!」とか「リアルタイムでは聞いてないけどCMで聞きました!」となるので都合がよい。

とはいえ、「若さこそ正義」の価値観がさ植え付けられている私は、昔の曲も大好きだけど、新しい曲も聞いてないと、乗り遅れてしまう。。。と思い、今流行りの曲を知らなきゃと思っていまったりする。例えば、ヒゲダンとかKing Gnu とか。

そんな私が言われて、「そんな風に思うんだ」と感心させられたこと。

「皆さんが一番盛り上がるのは、昔の曲ばかり。うらやましい。」

みんなが知っているいい曲がたくさん生まれた時代を、きらきらとした思い出と一緒に過ごせてよかった。そして何より年齢を重ねたからこそなことに対して「うらやましい」と言われたことがなかったので、正直ドキッとした。

普通の若者なら「昔の曲でばかり盛り上がって古くさい。おじさん、おばさんったら」とか「上の世代に合わせてあげている」と思われていると思っていた。

うらやましがられる時代に生まれてよかった。

もっともっと人生を楽しみながら歳をとっていこう。




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