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ブロニー・ジェームズの本当の評価はどうなのか?
ドラフトが近づくにつれ、メディアでブロニー・ジェームズが取り上げられる事が多くなりました。良くても2巡目指名だと言われていた選手にしてはものすごい露出量です。さすがはレブロンの息子ですね。
これほどメディアに取り上げられると、ブロニーは実は凄い逸材なんじゃないかと思い始めてしまいますが、本当に指名されるような実力を持っているのでしょうか?
今回はそんなブロニー・ジェームズの評価をまとめてみまし
選手の匿名投票:2023-24シーズン
毎年恒例のThe Athleticの「選手の匿名投票」の結果が発表されました。この匿名投票では、リーグのほぼ1/3にあたる142人の選手が「MVP」や「最も過大評価されている選手」などの質問に答えていて、匿名なので選手たちの本音が結果に反映されたものとになっています。
とは言うものの、142人の全員が全ての答えに回答している訳ではありません。特に、「自分のコーチではなく現職のコーチの中でいちばん
「ウルブス売却中止騒動」まとめ
なんとアレックス・ロドリゲスとマーク・ロリーのウルブス買収が失敗になりそうです。
3/29に球団オーナーのグレン・テイラーが声明を出し、「ティンバーウルブスとリンクスはもう売りに出していない」と発表したのです。
テイラーは売却を中止にした理由に、ロドリゲスとロリーが買収期限の2024年3/27までに買収条件を満たさなかったことをあげています。
この数日前にはロドリゲスとロリーは買収金を確保し
ウォリアーズのオーナーのジョー・レイコブが語るトレード・デッドライン、タックス、スティーヴ・カーとの契約延長交渉など
ゴールデンステート・ウォリアーズは現在27勝26敗でウェスタン・カンファレンスの10位。ジャズがスターターやロールプレーヤーをトレードしたため、プレーイン進出争いが少し楽になってきています。しかし、ウォリアーズはただの普通なチームではありません。サラリーはリーグ最高の$204.9Mで、予想されるタックスはNBA史上最高額の$172.8M以上になる見込みの超高級チームです。このレベルの金のかけ方なら
もっとみる2023-24シーズンのトレード・デッドラインを振り返って
今年のトレード・デッドラインはもの静かで、ケヴィン・デュラントやラッセル・ウェストブルック等のブロックバスターがあった去年と比べたらもの足りないと感じたかもしれません。それもそのはずで、今年はオールスター級の選手のトレードはなく、大きなトレードと言えば、サラリーが$20M以上のトレードがふたつあっただけでした(ゴードン・ヘイワードとボーヤン・ボグダノヴィッチのトレード)。1巡目指名権のトレードも去
もっとみるバックスのヘッドコーチ交代:エイドリアン・グリフィンからドック・リヴァースへ
優勝候補チームのシーズン中でのヘッドコーチ解雇は珍しいため、我がNBAレポーターもこれを取り上げない訳にはいきません。そんおチームの勝率がでリーグ2位タイであれば尚更です!しかもルーキー・ヘッドコーチで43試合目の出来事です。この異例づくしの解雇の裏でバックスにいったい何が起きていたのでしょうか。
その前にこの解雇がどれだけ珍しいかの数字を調べてみたのでご覧ください。
・過去の解雇時のチームの
パスカル・シアカムのトレードまとめ
トレード・デッドラインまで20日もある中、シアカムのトレードが成立しました。トレード直後は指名権含めてかなりの情報が錯綜し、なかなか全体像を把握できなかったと思いますが、次第に情報も出揃って落ち着いてきたので一度まとめてみたいと思います。
このシアカムのペイサーズへのトレードは2段階に分かれています。
PART 1. ペイサーズとペリカンズのトレードラプターズとペイサーズのトレードの前に、ペイ
NBAのトレンド:オフェンシブ・リバウンド
前回のNBAトレンド紹介では、ミドルレンジの契約延長というチームづくりのトレンドを取り上げましたが、今回はプレースタイルの新たなトレンドを紹介したいと思います。
私が聞いている今シーズンのトレンドは以下のようなものがあります。
ビッグ同士のPnRの増加
スリップの増加
ガードのスクリーン増加
アクションがリムから遠くなっている
オフェンスの速さ
2-for-1を狙いに行く頻度の減少
ニックスとラプターズのトレードについて
12/30に訴訟でもめているニックスとラプターズがO.G.・アヌノビーを中心としたトレードをしました。しかも、トレード・デッドラインまであと6週間近くもあり、ラプターズは引き手数多であるはずのOG・アヌノビーのトレード交渉でまだまだ良いアセットを引き出せる可能性がありました。なぜこのタイミングでトレードが成立したのでしょうか。詳しく見ていきたいと思います。
トレード内容:
ニックス獲得:
O
ドレイモンド・グリーンの無期限出場停止処分について
グリーンが12/12(米時間)のサンズ戦で、ナーキッチに振り向き様に払いのけるフリをしたパンチをくらわせてNBAから無期限出場停止処分を受けました。そのおよそ1ヶ月前の11/15にウルブスのルーディー・ゴベアーにチョークホールドをキメて5試合の出場停止処分を受けたばかりでしたが、今回もナーキッチへのパンチに対しては意図的ではないとして謝罪はしましたが、「私は自分が完全に360°回転してパンチを正確
もっとみるCBAほぼ完全ガイド
NBAとNBPAが新CBAにサインしたのがフリーエージェンシーの3日前の6/28でした。内容が676ページと膨大なので、各チームともフリーエージェンシーに向けて時間のない中でリーグオフィスに確認したりと大変だっと思います。
今回はその新CBAの重要な変更ポイントをNBAがメディア用にリリースした9ページの簡易バージョン(NBA Collective Bargaining Agreement –