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誰もが幸せに暮らしている未来の世界に、ほんとうの経済の答えがあった!
「2050年の地球に住む12歳少年の作文 ~お金ってなんだったんだろう~」https://www.amazon.co.jp/dp/B0B5TVS7GX 2050年に生きる一人の少年が書いた作文。 未来の世界では、…
お金さえもらえればいいの?
妻が国際医療支援でカンボジアに行ったとき、現地の様子を話してくれました。
カンボジアは、ポルポト政権時代(1975年~1979年)に大虐殺があったことで、親がいない子どもたちがたくさんいたり、経済的に貧しかったり、現在もいろんな問題を抱えています。
そういった背景もあり、一部の地域では、有り余るほどNPO・NGO等の団体が支援に入っています。それにより、その地域のカンボジア人は、働かなくても生活
誰もが幸せに暮らしている未来の世界に、ほんとうの経済の答えがあった!
「2050年の地球に住む12歳少年の作文 ~お金ってなんだったんだろう~」https://www.amazon.co.jp/dp/B0B5TVS7GX
2050年に生きる一人の少年が書いた作文。
未来の世界では、お金がなくなっているという。
では、どのような生活をしているのか?
どのように経済は回っているのか?
誰もが幸せに暮らしている未来の世界に、ほんとうの経済の答えがあった。
一人の少年の想
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐⑧
お父さんは、いろいろなものを作るのが得意です。
子どもの頃から、ものを作ることは趣味だったそうです。
他の人が作れないものがあると、お父さんに依頼がきて、どんなに忙しくてもお父さんは作ってあげています。
お父さんは、「自分の趣味だった好きなことで誰かの役に立てて、こちらこそ作らせてもらってありがとうという気持ちになるし、感謝してもらえるとうれしくて、もっと喜んでもらえるものを作りたいと思えて、創
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐⑦
お父さんもお母さんも、お金のいらない世界になってすごく幸せだと言っています。
でも、まだお金があったころは、お金のいらなくなった世界のことを想像すると、心配なことがいくつかあったそうです。
その一つが、誰も仕事をしなくなるのではないか、ということです。
なぜかというと、昔はお金を得るために働いていた人が多く、お金を払わなくても好きなものを好きなだけ手に入れられるようになると、働く理由が無くなって
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐⑥
僕のお父さんは、子どものころからお医者さんになって、たくさんの人を助けるのが夢だったそうです。
でも、お金がなくて医学部に行けずに、お医者さんになる夢をあきらめたというのです。
昔は、教育を受けるのにたくさんのお金が必要だったそうです。
お金がないと、自分のやりたいことを目指せないなんて、そんなことがあっていいのでしょうか。
今は、誰もが自分がやりたいことを目指せる世界になって、ほんとうによか
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐⑤
それと、お金があった時代の話をいろいろ聞いて、すごく衝撃的だったことがありました。
昔は、家族が生活していくためにはたくさんのお金が必要だったので、家族を養うほどのお金を得られないという理由で、結婚することをためらう人がいたり、子どもを育てるのにお金がかかるという理由で、子どもをつくらないでおこうという夫婦が多かったというのです。
お金の問題で、もしかしたらお父さんとお母さんは結婚していなかっ
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐④
そして一番驚いたのが、モノを作ってくれたりサービスを提供してくれたりする人よりも、お金を払う人のほうが偉そうにしていたということです。
モノを作ってくれたり、サービスを提供してくれたりする人がいないと何も得られないのに、なぜお金を払って受け取る側の人が偉いのでしょうか。
僕は、勉強するための机とか本とかいろいろなものを作ってくれる人たちには、すごく感謝しているし、荷物を配達してくれる人にも、い
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐③
そもそも「値段をつける」ということが僕にはよくわかりません。
それぞれのものに値段がついて、価値を決められることに、誰も不満はなかったのでしょうか。
僕にとって、お母さんが作ってくれる料理はすごく大好きだし、何ものにも代えられないものです。だから、もし値段をつけるとしたらとても高くなります。
でも、家庭で作るお母さんの料理には値段がなかったそうです。なのに、外のお店で食べる料理には値段がついて
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐②
お金のシステムは、簡単に言うと、すべてのモノやサービスに「値段(ねだん)」というものがついていて、その値段と同じだけのお金を払わないと、モノやサービスを得られないというものです。
そのせいで、みんなお金を得ることに必死になったり、それが人生の目的のようになっていて、たくさんお金を得て、たくさんのものを手に入れて、いっぱいぜいたくすることが幸せだと思っていたそうです。
僕は、それを聞いてもよく分
2050年の地球に住む12歳少年の作文『お金ってなんだったんだろう』1‐①
僕のおじいちゃんやおばあちゃんが子どもだったころは、紙や金属で作られた「お金」というものがあって、お金と欲しいものを交換していたそうです。僕の両親が子どもだったころには、そのお金はデジタル化が進んでいったそうです。でも、結局はお金がないと食べ物さえも得られなかったというのです。
それが原因で、いろいろな社会問題があって、食べ物がなくて飢えてしまったり、借りたお金を返せず自殺したり…、そんなことが