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ジビエで肉醤つくってみた(仕込み編)

鹿肉、美味しいですよね!
でも、たくさんあると調理に困ります。
置き場所にも困ります。

↑山盛りの肉

ことのはじまり

おかげさまで、地域の猟友会に所属させてもらって早1年が経ちました。
日々「肉の処理」問題が深刻です。
例えば鹿が1頭とれると、少なくとも5キロの肉が家に運び込まれます。
連続して3頭とれたら少なくても15キロ以上の肉が家にやってきます。

昨年の猟期は大きめ冷凍庫が鹿で満杯になりました。
次の鹿が入ってくるかもしれない、、という焦りで必死に鹿肉を食べた冬。
できたらもっと美味しく頂きたいので、冷凍庫を使用しない保存方法(調理方法)ないかな〜と考えていました。

そんなとき、シェアハウスに住んでいる蔵人のGoToが「肉醤つくりましょう!」と提案してくれました。

What is 肉醤

お醤油の大豆を肉にしたバージョンだと認識しています。
一般的に私たちが「醤油」と呼ぶのは「穀醤」(=大豆などの穀類を原料とする発酵調味料)の一部らしいです。
穀類の部分を肉に置き換えたのが肉醤。今回は鹿肉を使います。
下記、参考にさせてもらったサイト。


教えてもらったレシピ

GoToより発酵調味料に詳しい方がいるとのことだったので、その方にレシピを提供いただきました。
許可をもらったので公開します!

  • 肉:9割

  • 米麹:1割

  • 塩:肉g×0.6(含有水分)×0.25

  • スピリタス:肉・米麹・塩の総量×4%

↑メモ
↑今回の肉分量を起点に計算するとこんな感じ。
↑材料
山とマックスバリューとドンキで調達

<作り方>

  1. 肉は挽肉にしておく。
    血の味は完成した肉醤に残るので、血抜きはしっかりやること。

  2. 肉、塩、米麹を混ぜる。

  3. 2にスピリタスを混ぜる。

  4. 数日間はドリップが溜まって腐りやすいので毎日攪拌。

  5. 甜麺醤みたいな香りになったら完成。

塩と米麹は近所のマックスバリュで入手。失敗が怖いので、一番金額が低い塩と米麹を買いました。
スピリタスは近所のスーパー、ドラックストア、3件探したが見つからず、結局ドンキで購入。ドンキには本当になんでもある。

驚安の殿堂に感謝

作業自体は本当に簡単でした。材料を混ぜるだけ。

仕込んだ肉醤の赤ちゃんがこちら。

可愛いですね!

2瓶に分けたので、片方は冷蔵庫、もう片方は実験的に室温で保管します。
生肉を常温で置いたら腐るだろ!と思いますが、今回の塩分量(肉重量の25%)なら腐らないらしいです。

完成までの目処は大体100日。
楽しみだ!

追記

2022/12/18
仕込みから1ヶ月と少し。
色が変わってきました。
ドリップも確認できてます。
それでも当初の予定より水分少なめな感じです。

赤かった肉が茶色になった
少しだけドリップ確認

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