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文化祭放浪記~文化祭をなめるなよ。

3連休に日替わりで予約を入れ次女と女子校3校の文化祭へ。今週末長女と共学校の文化祭に行く予定だったがこちらは本人の塾模試とバッティングに加え残暑の文化祭3連発はさすがに更年期の体に堪え、長女のほうは見送りになりそうである。 

なんでこんなに疲れたのだろう?

と思ったが暑い中慣れない場所の往復だけではなく、文化祭という特性上、着いたら着いたで人混みの中ひたすら歩き回るからだろうとふんでいる。また本来なら中学受験6年生のこの時期というのは志望校の過去問をやり始めるのだが、普段学校にと下校後すぐ塾にと忙しいのでまとまった時間が取れずなかなか手を付けられずである。先人の❝文化祭は5年生までに行きまくるべし❞とはこういうことかとしみじみ実感する。昨年、なぜ身の程知らずなレベルの学校の文化祭ばっかり行ったのだろう・・・と悔やまれてならないが、その予感があったから受験生としての参加資格がある今のうちにと行ったともいえる。

そんな文化祭で昨年の経験も加え、わかったことといえば・・・

付属小学校のある伝統校は中学受験生にとって文化祭がマイナスイメージになることもある。

この手の学校の文化祭にいくつか行ったが、お上品そうなお子さんがお嬢様お坊ちゃま感満載の制服着て校内にわらわらといる。そうではない立場からするとその姿は無言の迫力があり、公立小私服親子組はどうしてもヨソのお客様感が増してしまう。説明会で必ず出る質問「付属小と中学から入った生徒同士上手くやっていけるのでしょうか」という質問はきっとこういうのを目のあたりにして感じる不安だろう。当たり前ながらどの学校の先生も「もちろん仲良くやっています(⌒∇⌒)」と回答するわけだが(「付属小の子がはばきかせてます!」とは当然言えない)圧巻の制服お子達にやや不安を感じるのは正直なところ。付属小がある学校も文化祭では私服にしてくれないかな~とも思うがそれでもきっとファ〇リアワンピースにママは紺ファッションの組み合わせであっという間にわかってしまうだろうな。
今まで幾度となく説明会や学校見学に行き、楽しそうな先輩方と綺麗な校舎にあこがれて志望校の1つになった学校は実はそうなのだけれど、帰り道「うちの学校にはいないタイプの小学生多かったねぇ…」とぽつんといった。やっぱり小学生でも不安になるらしい。

・女子校文化祭は共学校や男子校に比べてお祭感がなく身内で盛り上がってる感がどうしてもでてしまう

実は先週、ママ友と二人で理数系男子の巣窟ともいわれる学校の文化祭に行ったのだがそれがめちゃくちゃ凝っていた。こういう学校ではよくある「巨大ピタゴラスイッチ」、また手作りのプラネタリウムを暗室で(そんな施設があるところがすごい)投影し、星座の説明を真っ暗で何も見ない中ジョークも交えながら面白おかしく30分スピーチできる中2はそうそういないと思う。

そう、目が肥えてから行ったのが失敗だった・・・。

しょうがないことではあるが、女子校はそんな男子の気合の入った内容に比べてどうしても大掛かりで凝った看板や装飾が少なく内容も中途半端感があって迫力に欠けてしまううえに、文化祭そのものが「来場した外部の人に楽しんでもらう」というより、「在校生や卒業生のための年に1度の学校のお祭」という雰囲気がある。

とはいえ通常の説明会ではどうしても真面目な生徒さんばかり出てくるので、女子校文化祭は「普通の生徒さんのありのままの姿」を見れる機会でもあり、さらにいうと「もしかしたら入学した後にお付き合いがあるかもしれない保護者」の雰囲気を知る機会にもなる。なんなら、そこで制服グッズやめちゃくちゃ凝った手作り品バザー販売があったら、それは入学してもしPTA役員になったりしたらそういう制作活動が待っている‥‥という可能性も文化祭で知ることができる。

文化祭をお祭として楽しむために行くというよりは、ちょっとその学校のリアルな姿をのぞき見させてもらう、くらいのつもりが良いのかも。

実は去年と今年、2年連続で行った学校がある。
女子校の割に文化祭に気合が入っていて、でも単なるお祭りだけじゃない内容なのが元々調べ学習が好きだった次女にヒットした模様。あまりお嬢様感がないのも良いらしい。この学校、実は最初の頃志望校に入っていなかった。

やはり文化祭、侮れない。

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