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習慣にしていて助かったと思うこと

2023年は、後半の半年をメンタルヘルスのために休職するという、予想していない一年となりました。
一見ネガティブなイベントの勃発でしたが、よかった点がいくつかあります。
中でも「走る習慣」と「書く習慣」は、ネガティブの底に落ちそうな自分を助けてくれたと思っています。

【走る習慣】

走る経緯

走ることが趣味になったのは、2010年だったでしょうか。
スポーツ的なことは、体育の授業しかしてこなかったわたしが、まさかこんなに走るようになろうとは、家族も自分自身も考えられないことでした。

最初は「どうせゆうこさんは走れない」と言われた一言に、意地になったスタートでした。

初めて神宮外苑を走った時の気持ちよさとしんどさ、翌日の要介護度合いは忘れられません。

気持ちいいばかりではないランニングが続いたのは、チームの仲間との楽しい時間があったからこそです。

今のわたしに良い2つの要素

走っていて良かったことが2つあります。

ひとつ目は、走ると無心になれて、一時的に精神的ストレスから解放される感じがしました。
いわゆるマインドフルネス効果です。
走ることに集中できている時は、知らないうちに何キロも走っていることもあります。

ふたつ目は、身体の疲労が心地よい眠りに役立つことです。
休職するまでは精神的なストレスが大きすぎて、日々のランニング程度の身体的疲労では眠れませんでした。
今では、適度に走った日の方が走らない日よりも寝つきが良く、気持ちよく寝られる日が多くなりました。

【書く習慣】

日記

自由に書いていますが、出来事を細かく書くというより、感情を書き出すことが多いです。
メンタルが落ち込んでいる時は、書けないことも多いです。
日記帳は、書けない日も含めて「生きている記録」だと思います。

感情を吐き出せる時は、書くと気が済んだり、客観的に捉えて笑えたり、気持ちの切り替えや捉え方の上書きに役立っていると思います。

行動ログ

おおまかに「マイタイム」「勉強など」「ランニング、トレーニング」「睡眠時間」「家事」それぞれ色分けして見える化しています。

何の効果があるかというと、①時間の使い方が見える ②やった感(自己肯定感)を感じる。自己満足要素が大きいかな。
後から見ても綺麗だし。

ランニングノート

今年はじめた習慣です。
去年の秋に大きな目標ができたので、1年間通して続けました。

毎月目標を書いて、実績を書いて、走った日の記録を書きました。

仲間との練習会の日は写真を貼ったりして、賑やかで楽しいノートが完成しつつあります。
宝物が少しずつ出来上がっていく感覚です。

【習慣にするコツ】

習慣にならない理由は、「忘れてしまうこと」と「面倒くさくなること」だと思っています。わたしも経験してきました。
これをどう料理するかがコツです。

長くなってきたので、また別な記事で「続けるコツ」は書こうと思います。

【助かったとはどういうことか】

一言でいうと、「普通に生きるための支えになっている」という感じでしょうか。
休職して、走ることも書くこともしなかったら、体調は悪化してたように思うのです。

日中誰もいない家で、誰とも会わず喋らず、ぼんやりとした生活。
せっかく休職させてもらっても、回復基調にはならなかった気がします。

朝起きて食事して、少しだけ走る。
それができていたので、ランニング記録は書けていました。
そのおかげで、次第に行動ログや日記を再開することができました。

書けるようになってからの生活は、客観視や俯瞰ができるようになってきて、少しずつ気分が楽になることが増えました。
ストレスが極めて少ない生活がどんなものなのかわかってきたことは、とても大きな収穫です。

【じつは辛かったこと】

休職してても走っていることや、レースに出ることに対しては罪悪感を持ちました。
「こんなことしてていいんだろうか…」と思ったこともありますが、カウンセリングで「別問題」と言っていただけたことに救われました。

走ることも、書くことも、わたしが「普通に生活する」ために必要な要素です。
「社会生活は普段の生活ができて初めて成り立つもの」だと改めて感じている今日この頃です。

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